プレミアリーグ第5節 チェルシー vs カーディフ(9/15) 試合後感想
破竹の4連勝で優勝へ邁進するチェルシーと、2分2敗で苦しみながらも好勝負を繰り広げるカーディフとの戦いになります。
チェルシーは連勝を重ねていますが、そこまで順風満帆ではありません。
最終ラインは、マルコス・アロンソが何度も裏を獲られ、クロスを上げられ放題です。
しかもダビド・ルイスがスピードのあるクロスに弱く、ことごとく決定機につなげられていました。
ジョルジーニョに至っては戻るスピードが遅く、インサイドハーフを務めるようになって自陣ゴールから遠ざかったカンテは、全速力で戻らなければカウンターを防ぐこともままなりません。
守備力はビッグ3には遠く及びませんが、攻撃は別です。
アザール、ウィリアン、ペドロは役者が違います。
CFのジルーとモラタがいまだ大人しいのが気がかりですが、そのうち得点を量産し始めるでしょう。
攻撃力は、リーグ最強クラスといって間違いないと思います。
攻撃に振り切れたアンバランスなチームですが、今シーズンはCLが無いので、あまりレベルの高いチーム作りをする必要もありません。
優勝を目指すにあたっては、上位に勝ちきれなくても、下位で取りこぼしが無ければ充分です。
一方カーディフは、前節アーセナル戦は素晴らしい戦いぶりでした。
改善すべき点はありますが、選手も粒ぞろいで、魅力的なチームになっています。
新加入のカマラサ、アーター、ジョシュ・マーフィー、リードは必要不可欠な存在になっています。
前半の、リードのカウンターも惜しかったですね。
もう少しでした。
またこれまでいた選手も、一部リーグに慣れてきたのかパフォーマンスが上がってきました。
この試合も強豪相手になりますが、結果を期待したいと思います。
スタメンが発表されました。
チェルシーは、CFがついにジルーになりましたね。
カーディフは、マンガが右SBに入りました。
カニンガム、マーフィー、ゾホレは控えからになります。
前半5分、少しもたつきましたがチェルシーは最初の決定機を迎えます。
アスピリクエタのピンポイントクロスに、ジルーが合わせました。
ゴール上方に飛んでしまいましたが、惜しかったです。
これが合いだしてホットラインが出来てしまうと、モラタの立つ瀬もないのですが、彼には別の持ち味があり、サッリ流にはよりハマると思います。
とはいえまだまだ完成度も低いので、今はジルーの高さを単純に生かす戦い方でいきましょう。
これで勝てます。
前半8分、アザールの晒すようなボールキープから二人を引き付けてアロンソにパス、最後はグラウンダーのパスを受けたジルーのダイレクトシュートになりました。
これはふかしてしまいましたが、何度もカーディフゴールに迫っています。
前半11分、CKを得たカーディフにも、決定機が訪れます。
右のCKからロールズがいいキックを放ち、ゴール前のマンガにピンポイントであったのですが、ジャンプした彼は真下にたたきつけてしまいました。
おそらく彼は、ボールの軌道を視界にとらえることが出来なかったのだと思います。
とはいえフリーだったので、もどかしいですね。
逆にダビド・ルイスは、スペースを埋めるだけで、間近にいるバンバにも誰にもつけていませんでした。
チェルシーの守備は完全にゾーンで、大きい選手の多いカーディフ相手には危険な気がします。
後半15分、FKからバンバが得点、カーディフが先制です。
そもそもは、ロングカウンターの起点になるべくポストプレイしようとしたウォードをダビド・ルイスが倒してしまい、センターライン付近やや右側でFKを与えてしまったことが間接的な要因です。
このFKをロールズが蹴ったのですが、右から大外の左にいるモリソンに渡り、彼がヘディングで折り返し、また大外右にいるバンバの右足に届けました。
右から左、また右へと大きく振る展開でした。
チェルシーの問題は、モリソンと競り合ったのがアロンソで、バンバと競り合ったのがジョルジーニョだったということです。
二人とも小柄でもないですが、ヘディングは苦手で、190cmある大男たちとは競り合えません。
100%ゾーンでは、マッチアップで必ず勝てるところに放り込まれるだけです。
この試合中ではできないかもしれませんが、リーグ戦やELで強豪と当たる前に、修正が必要です。
前半16分にもいいプレイです。
ペドロ、ジルー、コバチッチとワンタッチでつなぎ、ゴール前でシュートまで持ち込みました。
共にエザリッジに弾かれましたが、取られても取り返せるのが、今のチェルシーだと思います。
またも後半19分、アザール、ペドロ、ジルーとつなぎ、フィニッシュに繋がりました。
バンバのブロックによって枠には蹴れませんでしたが、エリア内でのシュートは増えているので、そのうち決まりそうな気がします。
前半23分、ペドロが個人技でフィニッシュです。
エリア内で左足で巻くようなインフロントシュートでした。
利き足でもないのですが、わずかに枠を逸れるだけという、大変惜しいシュートでした。
カーディフからすれば入られすぎなので、いったん自陣まで戻ってコンパクトに守るべきだと思います。
ボランチがいつでも最終ラインのカバーにいけるよう、両サイドと2トップがプレスにいかないと耐え切れなさそうです。
前半27分、チェルシー陣内でロングボールをウォードが収めようとして、リュディガーのファウルを誘いました。
既に1点リードしていますが、虎視眈々と2点目を狙っているようです。
前半30分、アザールが魅惑のドリブルで、アーターからファウルを誘発、FKを奪います。
エリアギリギリ外だったので、アロンソのFKは大きく枠を逸れましたが、カーディフゴール前での危険なプレーが続きます。
リュディガーからの縦パスだったのですが、ジルーがダイレクトで横パス、これを受けたアザールがダブルタッチでベネットを躱し、エリアに入った瞬間にファーのサイドネットめがけて右足を振りぬきました。
ベネットも充分にプレッシャーはかけていたのですが、アザールのドリブルが秀逸でしたね。
役者が違いました。
前半42分、再びアザールの得点で、チェルシーが勝ち越しました。
アロンソの力強いドリブルからアウトサイドにいるペドロにパス、そこからグラウンダーのクロスがマンガの股下を抜け、ジルーのダイレクトの折り返しからアザールがエリア内もっとも密集したところで冷静に空いているところに流し込みました。
パス交換も素晴らしかったのですが、最後のアザールのフィニッシュが圧巻ですね。
最後バンバに当たって少しコースが変わっているのですが、当たらなくてもファーサイドに入っているので、問題なかったです。
前半44分、カーディフがFKを獲得して、またフリーでモリソンがヘディング出来ました。
セットプレイなら、カーディフも十分可能性があります。
決してあきらめる必要はないので、これ以上失点しないように祈りながら後半を戦いたいと思います。
いずれバロンドールを獲るであろう、アザールに好きなようにやられるとどうしようもないので、失点は防ぎようはありません。
取られる以上に取るしかありません。
チェルシーが時間を潰しにかからないよう、後半開始は襲い掛かるふりも必要ですね。
ここまでリードのスピードを活かせてないので、裏に抜けだすプレーが効くと思います。
後半開始直後、アーターが前半終了間際に頭を痛めたため、ジャズ・リチャーズとの交代になりました。
リチャーズは本来右SBなのですが右のSHに入って、カマラサがボランチに入るようです。
チェルシーはアザール、ペドロ、ジルーの三人でカウンターが成立するので、相手を自陣に引き付けて戦うようになりました。
それに伴いカーディフは右サイドを起点に、コンビネーションで崩すようになりました。
後半4分、コバチッチに代えて、バークリーの投入です。
後半5分、チャンスには繋がりませんでしたが、スローインからモリソンの矢のようなロングスローがありました。
非常に強力な武器なのですが、モリソンには強力なヘディングがあるので、受け手にもなってもらいたいところです。
ゾホレが入れば、モリソンは出し手に徹することが出来そうなので、CK、FKだけでなく、サイドからのスローインでもチャンスになることが分かってきました。
後半16分、後半最初のシュートはペドロでした。
ここからたて続けに2本打ちましたが、全て枠にはいきませんでした。
どれも高い技術のなせる業なのですが、アザールとの違いはゴールへの積極性でしょうか。
後半22分、ペドロに代えて、ウィリアンの投入です。
後半24分、リードに代えて、ぺイターソンの投入です。
おそらくカマラサがボランチに下がり、ぺイターソンがトップ下に入ると思います。
後半はチェルシーがずっとポゼッションする流れです。
カーディフにもチャンスが無いこともないのですが、めったに訪れないうえ、良い距離感を保てないために、数本のパスしかをつなげず、またすぐにインターセプトされてしまいます。
カーディフに効果的なパスが無いのは、チェルシーの選手が、背中で相手をマークし、パスコースを消す動きが出来ている為でもあります。
一流の選手の証です。
これをW杯で完璧に遂行したのは、日本代表では香川と乾しかいませんでした。
後半31分、ウォードに代えて、メイダインの投入です。
後半33分、キラーパスに反応してエリア内に走りこんできたウィリアンをバンバが倒してしまい、PKになりました。
後半34分、これをアザールが決め、チェルシーが加点、3-1になりました。
後半37分、ウィリアンの得点で、4-1です。
アロンソのクロスがロールズの右の踵に当たり、いい感じにウィリアンの足元の落ちました。
エリアギリギリ外からのシュートになりましたが、ゴールの高右上隅に突き刺さる見事なシュートになりました。
後半38分、アザールに代えて、ザッパコスタの投入です。
後半41分、マーフィーのクロスから、ぺイターソンがヘディングシュートです。
これはケパのスーパーセーブによって防がれましたが、チェルシーの選手の足が止まってきたので、確実なチャンスが作れるようになってきました。
結果4-1で、チェルシーが勝利しました。
アザールが格の違う活躍を見せたのが、印象的でしたね。
後半はセットプレイでも隙がありませんでした。
強豪との対決でしか、このチームの真価は測れない気がします。
一方カーディフの選手もよくやっていましたが、それぞれの選手が持っている良さをあまり出すことができませんでした。
これはもう相手のチーム力が上だったと、割り切って忘れましょう。
内容が悪くないのに結果が伴わないのはつらいですが、初勝利に向けて戦うしかありません。
プレミアリーグ第5節 ボーンマス vs レスター(9/15) 試合後感想
2勝1分1敗と健闘しているボーンマスと、2勝2敗とやや結果がついてこないレスターの対決になります。
昨シーンは12位に終わったボーンマスですが、今シーズンはもう少し上を狙えそうです。
前節のチェルシー戦は惜しくも敗北してしまいましたが、運動量は多く、インテンシティも高かったです。
前節初出場を果たしたディエゴ・リコのクロスが非常に早く正確だったのが、印象的でした。
またフレイザーの単独突破の威力は、終始チェルシー守備陣を脅かしていましたね。
ブルックスの出場が無かったのが、残念でした。
二人で崩す場面を、是非みたいです。
一方レスターは、ポゼッション志向のチームに生まれ変わりを果たそうとしている最中で、生みの苦しみを味わっています。
とはいえ、マレズの売却益を完璧に有効活用でき、完全に上昇気流に乗りました。
ここまで新戦力は、リカルド・ぺレイラは大活躍で、エヴァンス、マディソン、ゲザルもそこそこ活躍してくれています。
あとはまだ出番がありませんが、ソユンジュとベンコビッチのDFコンビの活躍が期待されます。
岡崎もW杯の疲れからか、あまりコンディションも良さそうではなく、出場機会も少ないです。
これからの巻き返しに期待です。
スタメンが出てくる前に選手が集まるトンネルで、スティーブ・クックが赤ちゃんを抱いていましたね。
小学生くらいのユースの選手が、プロ選手と歩いて入場してくることはよくあるのですが、自分の赤ん坊を抱いて選手が出てくることも良くあります。
おそらくクックの子供なのでしょうが、天使のようでキュン死にしそうでした。
スポーツ中継では珍しいことです。
こういう時は、抱いている選手の顔を見ましょう。
30年もたてば、いかついひげ面のおっさんになるのです。
平静を取り戻し、試合に集中できます。
スタメンが発表されました。
また溌剌としたプレーがみたいので、とても楽しみです。
ボランチは、レルマとゴズリングのコンビでした。
レスターは、やっとヴァーディ―が帰ってきましたね。
ゲザル、マディソン、グレイとの連携は構築できたのか、この一週間、どれだけの準備ができたのか、確かめられそうです。
岡崎はベンチにも入りませんでした。
今後何が起こるかわからないので、腐らずに頑張ってほしいです。
前半3分には、カウンターの応酬がありました。
ボーンマスは左サイドから、リコとフレイザーのコンビで、レスターは右サイドからゲザルとヴァーディ―で、数本のパスで完結するシンプルなカウンターでした。
前半7分には、ゲザルのスルーパスに反応したヴァーディ―が、GKと1対1になりました。
ヴァーディ―がエリア内で派手に吹き飛び、PKかと思われましたが、ベゴビッチがボールに先に触れたということで、お咎めなしでした。
前半8分には、リコの不用意な横パスをメンディにさらわれ、決定機になるところでした。
その後はレスターもうまく攻撃をつなげることが出来ず、フィニッシュまでには至りませんでしたが、ほぼボーンマス陣内でボールが動いています。
前半11分には、ウィルソンに足をかけてしまったということで、マグワイアにイエローカードが出ました。
このあたりから、潮目が変わってきます。
前半13分、リカルド・ぺレイラの判断ミスからボーンマスにFKが与えられ、そこからのリスタートが圧巻でした。
フレイザーがぺレイラの背後を獲り、一瞬でペナルティエリアをえぐりました。
ぺレイラも全く追いつけないほどのスピードでした。
結局フレイザーはエリア内で転び、ぺレイラが手をかけたようにも見えたのですが、PKにはなりませんでした。
鮮やかなカウンターでした。
GKから3本のパスです。
ディフェンスから受けたキングが、一度はボールを高く上げてしまいますが、メンディの股下を抜けるスルーパスをフレイザーに送ります。
ゴール前で3対2になったフレイザーにはモーガンがついていたのですが、一瞬のカットインでかわすと、カバーに来たマグワイアもシュマイケルも触れないところへ巻くようにインフロントのシュートを決めました。
カウンターに抜けだすフレイザーのスピードが凄まじく、ロッベンやリベリーを思わせます。
前半22分にも、ブルックスからウィルソンへのスルーパスです。
これは届きませんでしたが、追加点が取れそうな気配が漂います。
速いリスタートからで、レスター守備陣は対応できませんでした。
ここまで、レスターも悪くは無いのですが、ボーンマスのインテンシティが非常に高いです。
高すぎるくらいです。
一人多いのかと錯覚するくらい運動量が多く、スピードもあります。
フレイザーのトップスピードだけではなく、ディフェンス陣の反応速度もレスター陣より早いです。
またボランチが飛び出したり、SBがオーバーラップをサボることもないので、それに相手守備陣の意識がつられてしまっています。
ボーンマスが攻撃時に、数的不利になることがほとんど無いのです。
この状態が、30分近く続いていることが驚きです。
前半28分、マディソンの顔を手ではたいてしまい、レルマにイエローです。
前半32分、ようやくレスターに攻撃のターンが回ってきました。
マディソンとヴァーディ―による、ロングカウンターです。
マディソンからヴァーディ―にスルーパスが渡り、ようやく決定機らしい決定機がエースに訪れました。
跳ねっかえりがマディソンの足元に落ち、彼もシュートを放ちましたが、共にベゴビッチにスーパーセーブされました。
こちらはクロスバーを叩いたので、より惜しかったです。
この二人はコンビネーションがあってきましたね。
岡崎にとっては、より厳しい状況になってきました。
前半36分、一瞬の隙を突いて、フレイザーが得点、ボーンマスが追加点です。
ロングパスをウィルソンが一人スルーをして、タイミングを外すと、ウィルソンがボールに追いついてスルーパス、これをラインブレイクしたフレイザーがマグワイアと競り合いながらもトップスピードで振り切り、ファーサイドに流し込んでゴールを奪いました。
またもロングカウンターからの得点でした。
前半39分、ボーンマスがPKを獲得です。
ンディディとキングが競り合ったところでボールが高く跳ねかえり、エリア内に守備に戻ったぺレイラが誤って左腕で触ってしまいました。
前半40分、これをキングが決め、ボーンマスがさらに追加点、3-0とします。
前半46分、キングの裾を引っ張りながらポストプレイを妨害したとして、モーガンにイエローが出ました。
前半を終えてみて、レスターはこれまで得意としてきた形での失点に、動揺を隠せないと思います。
2失点はロングカウンター、1失点は事故です。
とはいえ、フレイザーはさらなる急成長を見せ、リーグを支配できる存在の一人としてみなさなければならなくなりました。
これから彼一人にやられるチームが、ごまんとでてくることでしょう。
そのことに気が付き、平静を取り戻す必要があります。
チームとして、レスターが後半どうやって立て直してくるのか、楽しみです。
後半2分、早速ボーンマスにチャンスです。
キングの左サイドでのドリブル突破を何とか止めたぺレイラが、ゴール前に横パス、これをウィルソンが拾ってしまい、ミドルシュートに繋がりました。
マグワイアがブロックして枠の外に弾きましたが、後半開始直後から危険なプレーです。
これによって得た左のCKのプレーも、ショートコーナーのプレイでフレイザーがワンツーから右奥にファーでクロスを放りましたが、ギリギリゴール枠内に飛んでいました。
シュマイケルがなんとか弾き出しましたが、ピンチが続きます。
この後は、レスターの散発的で個人によるエゴイスティックなプレーが続きました。
組織プレーを取り戻すために、後半14分、グレイとゲザルに代えて、イヘアナチョとオルブライトンの投入です。
そうして後半17分、チャンスが生まれます。
ぺレイラのアーリークロスから、モーガンのヘディングシュートです。
これはベゴビッチのスーパーセーブに遭いましたが、ボールコントロールにおいてはレスターに一日の長があるようです。
後半22分、マグワイアのフリーランによる攻撃参加がありました。
後半23分、ブルックスに代えて、フランシスの投入です。
後半24分、モーガンに二枚目のイエローカードが出て、退場になりました。
先ほどのマグワイアの攻撃参加に触発されたのか、モーガンも持ち上がってしまい、キングを吹き飛ばし、ゴズリングをも吹き飛ばしたところまでは良かったのですが、直後にバランスを崩して、スミスの足を踏みつけようとする動きになってしまったので、イエローは避けられませんでした。
スミスはラッシュフォードに続いて、二人目ですね。
とはいえ、3点ビハインドかつ一人少ないのは、キツイです。
後半25分、ウィルソンが戻りながらの守備の中で、マディソンの足を引っかけてしまい、イエローです。
依然として、レスターがボールをコントロールして、ボーンマスがカウンターを狙う形に変更はありません。
後半31分、ロングカウンターの形になり、2対1になりました。
キングはぺレイラと競り合ったのですが、フリーでいるフレイザーには出さず、自ら撃って外してしまいました。
難しい方を選択して、枠内にも飛ばずに外してしまったので、後でフレイザーに謝らなければなりませんね。
後半32分、レルマに代えて、ルイス・クックです。
後半33分、カウンターでフランシスを抜き去ったヴァーディ―に後ろから足をかけてしまい、ゴズリングにイエローカードです。
後半35分、スミスが得点して、ボーンマスがさらに加点、4-0になりました。
フレイザーが右サイドを深くえぐって、マイナスのクロス、これを受けたウィルソンがダイレクトでバックパス、エリア内に二歩入ったスミスが圧巻のミドルシュートです。
綺麗なシュート練習を見ているようでした。
後半38分、ヴァーディ―に代えてエヴァンス、キングに代えてムセの投入です。
レスターは試合を投げてしまったのか、最終確認が必要です。
上位にとどまり続けるなら、可能性が無くなっても、諦めることは許されません。
かつてユナイテッドが、優勝が不可能な状況になっても、格下に負けることは頑として受け入れようとはしませんでした。
プライドの問題なのです。
後半41分、ぺレイラが仕掛けてエリア内で倒され、レスターはPK獲得です。
これを後半42分、マディソンが決め、1点を返します。
後半43分、オルブライトンの得点で、さらに加点、4-2とします。
右サイドを駆けあがったイヘアナチョが左足に持ち替えてのクロスを、オルブライトンが全力で駆け上がりながら、ヘディングで押し込みました。
走りながら頭で合わせるのは、難しかったと思います。
この後もレスターの猛攻は続きましたが、決定機にはなりませんでした。
結局、4-2でボーンマスの勝利です。
最適な攻撃バランスを見つけましたね。
無駄のないカウンターと補完性の高い役割分担で、ソリッドなチームを作り上げてきました。
若手のブルックスが戦術に縛られて窮屈そうにしていたのが残念ですが、彼も守備に参加して、フレイザーが一人でブイブイいわせるのが、一番良さそうです。
2点は取られましたが、潜在能力をいかんなく発揮している感がして、良かったです。
一方、レスターはまた負けてしまいましたね。
しかしこれでポゼッションスタイルを諦めてほしくないです。
敗北を簡単には受け入れない、強者のメンタルも覗かせました。
連携がかみ合えば、もっと強くなると思います。
岡崎も乗り遅れずに、ついていってほしいと思います。
プレミアリーグ第5節 ハダースフィールド vs クリスタルパレス(9/15) 試合後感想
ここまで2分2敗と勝利に見放されているハダースフィールドと、1勝3敗と泥沼に入り始めているクリスタルパレスの対決になります。
最底辺の争いに見えるかもしれませんが、その中でも明暗は分かれています。
ハダースフィールドはいまだ勝ち星はありませんが、徐々に内容は良くなってきました。
ムーイも帰ってきて、新戦力も馴染んできました。
前節はドゥルムのデビューも済み、少しづつ理想形に近づいています。
そもそも2敗は強豪相手なので、それ以外とは引き分けられているのであまり気にしなくていいと思います。
それだけに今節は、勝利が求められます。
ホームであることと、実力差を加味すれば、初勝利は義務だと思います。
是非結果を出して欲しいと思います。
一方クリスタルパレスは、ここまで最悪の3連敗中です。
前節は、やりようによっては圧勝できたかもしれない相性の相手でした。
もどかしさが残る戦いが続いています。
選手たちは良いコンディションでシーズンインしてきただけに、残念です。
本来はタレント集団で、二桁順位で終わってはいけないチームです。
このままでは、ホジソン監督の首も怪しいです。
日々戦術やスタッフを、新しいものにブラッシュアップしていかなければ勝てなくなるのは自明の理です。
スタメンが発表されました。
ハダースフィールドは、ディアカビに代わってカチュンガがサイドに入りました。
現地では4-2-3-1を予想していますが、ここまでの流れからおそらく5-4-1です。
レーベは左SBに、ビリングはボランチに入るのではないでしょうか。
一方クリスタルパレスは、ずっと4-4-2で戦ってきましたが、ここにきて4-3-3になりました。
とうとうクヤテがパレスの選手として、リーグ戦でデビューします。
ミリヴォイェビッチ、マッカーサーと組む中盤のバランスにも注目です。
ベンテケは前節の出来が影響してか、ベンチ外になりました。
前半10分、ミリヴォイェビッチがセンターライン付近でハデルジョナイを吹き飛ばしてしまい、イエローです。
ハダースフィールドの両SBがWBのように振る舞うことで、中盤でのサイドの主導権争いに勝利しています。
クリスタルパレスは、3センターなので中盤中央は数的優位を築けていますが、そこでの戦いは省略され、簡単にアタッキングサードにボールを運ばれてしまっていたのが、前述のミリヴォイェビッチのイエローにつながります。
タウンゼントとザハの両ウイングも、ボール回しに参加しようと降りてくるのですが、ただでさえ対面のSBにマークされていて、かつ降りていくと2人以上にマークされてしまい、かえってボールの流れを澱ませています。
なんとか中盤中央にボールを運びたいところです。
前半16分、ハダースフィールドに絶好のチャンスが訪れます。
追い詰められたムーイが、一発のサイドチェンジのロングパスでこれを打開、逆サイドで受け取ったレーベが精度の高いクロスを上げ、ムニエがジャンピングヘディングシュートにつなげました。
これは惜しくもゴール上方に飛んでしまいましたが、ここまで唯一の決定機です。
ダイナミックな攻撃ばかりで、成功率の高いプレーではない気もしますが、遅攻になったら、ハダースフィールドはこれを繰り出し続けるしかなさそうです。
前半20分も過ぎると、パレス守備陣に変化が見られます。
両ウイングではなく、CFのアユーが左右に流れて、守備に参加してくるようになりました。
両ウイングは、カウンターに備えて攻め残りしています。
最終ラインの高さを抑制する効果もあります。
前半26分、ザハにマークに付かれているマティアス・ヨルゲンセンことザンカに対して、シンドラーが不意に横パスを繰り出しました。
これに驚いたザンカがキープしようとしましたが、ザハと交錯し、イエローカードをもらってしましました。
最終ラインで安全にボール回ししているときに起きるべきではない、ケアレスミスです。
前半28分、今度はザハがアタッキングサードでクロスを上げようとしたハデルジョナイを吹き飛ばしてしまい、イエローカードです。
今まさに蹴ろうとしていたところだったので、怪我につながる危険なプレーでした。
これで得たFKをムーイが蹴ったのですが、惜しくも味方には合いませんでした。
しかしゴール前に飛んできたボール自体は正確で、可能性を感じさせます。
前半37分、ザハのゴールで、クリスタルパレスが先制です。
これまで同様の構図が続き、パレスは苦労していたのですが、ザハの個人技で打開してしまいました。
左サイドを疾走し、カットインしてペナルティエリアで、フリーでシュートを放てました。
しかしこの時、ハダースフィールドの守備は人数もそろっていました。
あえて苦言を呈するなら、シンドラーはハデルジョナイのカバーに徹するべきでした。
ザハに対してハデルジョナイは並走しながら守備をしていたのですが、結局入れ替わられてしまい、シュートを撃たれてしまいました。
彼のミスではありますが、個人の力勝負では、DFはFWには敵わないものです。
その為に人数で守るのであって、他の選手がカバーすべきでした。
シンドラーは、ハデルジョナイが抜かれそうだと判断すると、ゴール前の守備に急いで切り替えました。
クロスが来るという前提ならば、これ自体は間違っていません。
しかし、ザハはさらにゴールにドリブルで迫ってきました。
結果アユーを見ていたザンカが、ザハも見なければならない状況に陥り、身動きが取れなくなりました。
難しい判断ではありますが、シンドラーはハデルジョナイと入れ替わった瞬間に浮いたボールをインターセプトするしかなかったことになります。
一つの判断ミスが負けに直結しそうな厳しいゲームになっています。
この後はまた同様の構図に戻りました。
ハダースフィールドはゴール前でレーベ、ムーイがアタッキングサードでクロスを上げることはできるのですが、なかなかムニエとは合わずに苦しんだところで、前半が終了しました。
後半も、ハダースフィールドが攻める展開です。
右のボランチのムーイ、左SBのレーべに加えて、右SBのハデルジョナイ、左SHのファン・ラパラの攻撃参加も目立ってきました。
やはりクロスを上げられるところまでは行くのですが、ターゲットがムニエしかいないために、上手くいきません。
CKを獲るしかなさそうです。
後半6分、早速CKを得られたのですが、ビリングのゴールがオフサイドで無効になりました。
これを続けられれば、追いつくかもしれません。
後半8分、ビリングが持ち上がってミドルシュートを放ちました。
いつまでもサコ、ファン・アーンホルト、マッカーサーがパス交換としていたので、ビリングがつっかけたところ、奪い取ることに成功しました。
これをフィニッシュにまでつなげられたので、ミドルプレスも有効かもしれません。
後半13分、ムーイのミドルシュートがゴールポスト最下段を叩きました。
パレス側が完全に自陣に引きこもるようになったので、レーベのクロスからダイレクトでハーフボレーのムーイのシュートが生まれました。
この直後ハデルジョナイも、ほぼ同等の位置、ゴール前正面やや右より26~7mくらいの位置からミドルシュートを蹴れています。
これはヘネシーに防がれましたが、ハダースフィールドの猛攻が続きます。
パレスとしては、引きこもり続けては危険だと思います。
カウンター狙いなのでしょうが、まだ1点差ですし、不要なカードももらいそうです。
後半19分、しかしそのカウンターから、パレスにチャンスです。
ザハ、ファン・アーンホルト、タウンゼントと繋げましたが、コンゴロがタウンゼントをペナルティエリアで倒したように見えました。
後半20分、パレスはCKからクヤテが押し込んだように見えましたが、キーパーチャージの反則で取り消されてしまい、追加点とはなりませんでした。
しかしスローでよく見ると、レスルはボールの着地点を見誤り、後ろに飛びながら自ら倒れたようです。
多くの選手で密集していましたが、敵味方問わず、レスルに接触できていませんでした。
ハダースフィールドは、助かりましたね。
後半22分、カチュンガに代えて、ディアカビの投入です。
後半25分にはファン・ラパラのミドルシュートもありました。
後半32分、ザンカ、ファン・ラパラに代えて、ドゥポワトルとムベンザの投入です。
新加入のムベンザは、モンペリエからレンタルで来たU-21のベルギー代表で、今季初出場です。
ドゥポワトルが191cm91㎏、ムベンザが188cm74㎏なので、ロングボールのターゲットが増えました。
このベルギー代表コンビで、得点機を作れそうです。
後半45分、タウンゼントに代えて、シュラップの投入です。
結果1-0で、クリスタルパレスが勝利しました。
ハダースフィールドが終始攻めたのですが、結果には結び付きませんでしたね。
狙い通りの戦い方が出来たのに、この結果はつらいと思います。
一方、クリスタルパレスは、タレント力の差を前面に押し出すことに成功しました。
ロングボールを全て跳ね返し続けたサコが、M.O.M.級の活躍です。
ザハも、数少ないチャンスを決めてくれました。
もし追いつかれていたら、もっとカウンターの回数も多かったと思います。
そうなればもう少し活躍できていたでしょう。
危なげなく勝てたことに、満足できる夜になりました。
プレミアリーグ第5節 トッテナム vs リヴァプール(9/15) 試合後感想
ここまで3勝1敗のスパーズと、無傷の4連勝で大一番を迎えるレッズの戦いになります。
トッテナムは、前節格下と思われていたワトフォード相手に、まさかの敗北を喫しました。
セットプレイでやられただけといわれていますが、その実、流れの中チャンスを作ることはできませんでした。
負けている状況を跳ね返すような、反発心や闘争心も感じられなかったのも問題です。
若手や控え選手の、一層の奮起が望まれます。
デレ・アリやトリッピアーなど、最初の頃はコンディション不良だった選手が、真価を発揮し始めたのは好材料ですが、ケインが大人しいのが、勝てない理由でもあります。
あとは、エースの目覚めを待つばかりです。
一方リヴァプールに隙はありません。
前節はひどい点の取られ方をしましたが、意識が攻撃に割り振っている分、仕方の無いことです。
ケイタ、アリソン共に早くも欠かせない戦力になってくれています。
あとは戦術的になじませるのが難しくない、シャキリとファビーニョを一刻も早く戦力にしたいところです。
気になるのは、ララーナのことです。
彼を控えにするのは、あまりにもったいないと思います。
適正ポジションも、ウイングなのか、インサイドハーフなのかをクロップ監督は決めかねているようです。
トップ下のあるフォーメーションを採用してもいいかもしれません。
ボクシングデーまでに、見つけてほしいと思います。
スタメンが発表されました。
トッテナムは、この試合もGKはフォルムです。
4バックと3バックを併用してきましたが、この試合は4バック、左SBにローズを起用してきました。
4-4-2なのですが、中盤の顔ぶれに、ボチェッティーノ監督の、この試合の対策を読み取れます。
ダイア―が今シーズン初スタメンで、左SHにはウィンクスが入り、デンべレ、エリクセンとフラットな中盤を構成すると予想されています。
中盤の形はともかく、顔ぶれからは明らかに、ゲームをコントロールすることを優先しています。
カオティックなリヴァプールの猛攻に付き合わず、自分たちの流れに持っていくために、アタッカータイプのデレ・アリを外し、司令塔タイプを多く起用してきたのです。
また、2トップはケインとルーカスが定番になってきましたね。
一方リヴァプールは、変化は見られません。
自分たちの戦い方を貫けば、勝てるという自信の表れでしょう。
前半1分、ミルナーのクロスから、いきなりフィルミーノがゴールにボールを蹴りこみましたが、マネがオフサイドに関与したということで、取り消されました。
前半2分、再びミルナーから今度はグラウンダーのクロスだったのですが、フィルミーノに送られたボールは、アルデルヴァイレルドが処理しました。
前半4分、またもミルナーからバイタルエリアに降りてきたフィルミーノに繋がり、代わりに侵入したマネにキーパスを送ったのですが、ウィンクスが潰しました。
すんでのところで防いではいるのですが、トッテナムは防戦一方です。
その後もアルデルヴァイレルドを中心に、何とか守り切っていますが、最終ラインからのロングボールが精度を欠いています。
リヴァプールの両SBは共に高さに欠けるので、ルーカスではなくジョレンテをケインと組ませて両SBに付かせれば、ロングボールの送り先に困ることは無かったと思います。
このメンバーでやるなら、フランス代表がW杯で見せた、ジルーのポストプレイと、ムバッペのラインブレイク、グリーズマンのチャンスメイクをそのまま移植する形もあります。
それぞれケイン、ルーカス、エリクセンがやればいいのですが、そうするとケインではなくルーカスの得点力次第になるのが、難点ではあります。
前半20分、デンべレの横パスをダイレクトで捌いたダイア―のバックパスが、サラーへのプレゼントパスになってしまいました。
これはフォルムがビッグセーブで防ぎましたが、トッテナムは中盤でつなぐことも難しくなってきています。
前半23分、ミルナーからサラーにサイドチェンジのミドルパス、これをダイレクトで斜めにキーパスを送り、5人のディフェンスを無効化しましたが、フィルミーノに渡ったボールをまたしてもアルデルヴァイレルドがブロックです。
彼がいなければ、すでに何点かとられています。
前半28分、トッテナムにFKがあったのですが、エリクセンが蹴りました。
彼もいいキッカーなのですが、トリッピアーはリーグ最高のキッカーです。
この時のキックが低調だったことも併せて考えると、この試合のトッテナムの攻撃のセットプレイにはあまり期待できないかもしれません。
あまりいいキッカーでなくても、普段から任されている人とであれば、受け手との呼吸もあってきます。
何人もキッカーがいる状況は、実はそれほど好ましいことではないのです。
一試合だけに限ってみれば、左右で一人ずつが、最も望ましいです。
前半34分、 デンべレが何気なくダイレクトで横パスをしたところ、ケイタ、フィルミーノと繋がり、最後はマネが抜け出しました。
これもアルデルヴァイレルドが処理し、スパーズは事なきを得ましたが、ここまで全く良いところがありません。
前半37分、ワイナルドゥムの得点で、リヴァプールが先制です。
CKからだったのですが、ミルナーのキックが正確で、ディフェンスとGKの間にボールが行き、GKは一度ははじいたのですが、ワイナルドゥムのところにふわりと飛んで、彼がジャンプ、ヘディングシュートを叩きこみました。
もともとはアルデルヴァイレルドが最終ラインでのボール回しから突然ロングキック繰り出し、これを対面のマネに当ててしまってカウンターを食らってしまったのが、CKの直接の原因です。
また、失点直前には、ゴール前でヴァンダイクをヴェルトンゲンが羽交い絞めにしていたので、これに対してPKの判定を食らっていても不思議ではなかったです。
CB二人のミスであり、GKにはどうしようもなかったといえると思います。
後半1分、最終ラインで、何気なくアーノルドが対面のルーカスにボール奪取され、プチパニックです。
これをアリソンはあっさり処理しましたが、なぜそこで奪われるのか、前半のアルデルヴァイレルドもそうですが、非常に危険です。
これまで彼はほとんどミスはありませんでしたが、まだ19歳、本来は危なっかしいミスをしてしかるべき年齢です。
おそらく攻撃に意識を割いてしまって周りの状況に気付かず、最も近くにいる、自分がマークしていた選手に逆に襲われるという、20年前にはありえなかった事象です。
獲られた瞬間に、GKと1対1になってしまうので、あってはならないミスです。
後半5分にも、トッテナムに得点機です。
これはルーカスがゴメスに引っ掛けたのですが、カバーに入ったアーノルドが簡単に躱されてしまい、シュートがゴールポストに当たるという大ピンチを招きました。
アーノルドはまだ、引きずっているようです。
先ほどのミスは彼個人によるものでしたが、周りもなじるばかりでなく上手くサポートしないと、致命的なミスにつながってしまいます。
発奮するまで、少し時間が掛かってしまうこともあるのです。
後半8分、フィルミーノのゴールで、リヴァプールが追加点です。
ロバートソンからのロングボールを、トリッピアーの裏のスペースを突いたマネがトラップ、グラウンダーのクロスを一度はヴェルトンゲンが弾いたのですが、運悪くポストに当たり、手前に転がってきたボールをフィルミーノは押し込むだけでした。
またも、GKはノーチャンスです。
後半14分、デンべレに代えて、ラメラの投入です。
攻撃時には、最終ラインの中央にダイア―が下りて3-4-3に、守備時にはラメラとルーカスが両SHを務めて、4-2-3-1になるようです。
その後はお互いにカウンターの応酬になり、共に得点のチャンスは生まれそうでした。
後半25分、フィルミーノに代えてヘンダーソン、ウィンクスに代えてソン・フンミンの投入です。
この直前にヴェルトンゲンとフィルミーノが接触して、フィルミーノが目を傷めたので彼が下がりましたが、もし出られるならスターリッジが入るべきではなかったでしょうか。
いつもいつも数分の出場時間では、なかなか結果が出せません。
ファーストタッチでのゴールなどは、そう何度もできることではないのです。
4-3-3の形は変わらず、左のウイングにケイタが上がるかと思われましたが、CFに上がりましたね。
これでフットボールに専念できますね。
ケインにとっても、2トップを組むならルーカスよりソンの方が汎用性があります。
後半35分にも、ミルナーのキーパスからサラーがラインと駆け引きして駆け引きしてカットイン、インフロントキックで巻くようにシュートしましたが、フォルムに防がれました。
後半37分、なぜかCFをやらされていたケイタが、ようやく下がれます。
ケイタに代えてスターリッジ、ダイア―に代えてワニャマの投入です。
後半42分、リヴァプールに決定機が訪れたのですが、サラーが先ほどと同じようなフィニッシュをしました。
これを受けて、クロップ監督が激怒していました。
おそらくはサラーが、エゴイスティックなプレーに走ったことへの抗議だと思います。
フリーで受けれる味方がいたからです。
とはいえ、彼に激しく抗議できるのは、激情型の監督のみです。
リヴァプールの3トップにとって、ちょうどいいスパイスなのかもしれませんね。
後半44分、アーノルドに代えてマティプの投入です。
このチームは守備固めはできない気もしますが、出場させたいのでしょう。
3点目が入るかもしれません。
後半47分、ラメラの得点で、トッテナムが1点を返します。
CKからこぼれたボールを、胸トラップからダイレクトでサイドネットに、叩きこみました。
結局2-1で、リヴァプールの勝利です。
3-0以上にもできたゲームでしたが、勝てたのでまあ良しとしましょう。
普通はセットプレイの守備を改善するのでしょうが、おそらく攻撃力を上げる方に注力します。
そういうチーム、そういう監督なのです。
一方トッテナムは、元気なのはルーカスだけでしたね。
デイビスの代わりに入ったローズは、無難な出来でした。
アルデルヴァイレルドがいなければ、もっとやられていましたが、点を取らなければ勝てないことにかわりはありません。
とはいえ、ワトフォードを入れた4強以外との戦いでは問題なく勝てると思うので、CLも見据えて、次節以降スタメンを休ませるのが、大事になってくると思います。
日本代表戦について、プレミアリーグ第4節結果一覧、私的ベストイレブン、岡崎・吉田・武藤の活躍まとめ
日本代表のコスタリカ戦の記事が無い、とのご指摘をいただきました。
ここしばらくはプレミアリーグに特化してきたのですが、もともと別にこだわりはありません。
5大リーグで最初に開幕した、という理由だけです。
一人では、一つのリーグを追いかけるのが限界なので、他のリーグをやっていないだけです。
とはいえ、インターナショナルマッチウィークはやることが無いので、今後は日本代表の記事も書くことにします。
よかったら、そちらもお願いします。
9月1日開催
レスターvsリヴァプール 1-2
エヴァートンvsハダースフィールド 1-1
クリスタルパレスvsサウサンプトン 0-2
ウェストハムvsウォルヴァ―ハンプトン 0-1
ブライトンvsフルハム 2-2
チェルシーvsボーンマス 2-0
9月2日開催
マンチェスター・Cvsニューカッスル 2-1
カーディフvsアーセナル 2-3
9月3日開催
ワトフォードvsトッテナム 2-1
バーンリーvsマンチェスター・U 0-2
今回も勝手に、私的ベストイレブンを選ばせていただきました。
GK:ハート(バーンリー)です。
次点は、パトリシオ(ウォルバーハンプトン)です。
その次がアリソン(リヴァプール)です。
ベッティネッリ(フルハム)と悩みましたが、こちらを選択しました。
DF:ウォーカー、ストーンズ(共にシティ)、アルデルヴァイレルド(トッテナム)、ベネット(ウォルバーハンプトン)です。
次点は、ヤンマート、カバセレ(共にワトフォード)、ラッセルズ(ニューカッスル)、ホレバス(ワトフォード)です。
MF:エリクセン、デレ・アリ(共にトッテナム)、フェルナンジーニョ(シティ)です。
次点は、エジル(アーセナル)、ぺレイラ、ドゥクレ(共にワトフォード)です。
FW:トラオーレ(ウォルバーハンプトン)、フィルミーノ(リヴァプール)、アザール(チェルシー)です。
次点は、ウィリアン(チェルシー)、アグエロ(シティ)、スターリング(シティ)です。
以下は日本人選手の今節の活躍です。
岡崎:後半30分、出場。
少しづつ出場時間が増えてきているのですが、結果が出なかったのが痛いですね。
1点ビハインドだったので、当然得点かアシストが求められていました。
加えて監督がマディソンと重用するのも変わらず、監督が志向するチームの理想形も見えてきました。
前半に、マディソン、ゲザル、グレイが見せたパスワークは、リヴァプールの中盤をも翻弄していました。
一瞬のものでしたが、とても魅力的だったので、これが軸になる可能性もあります。
となれば、グレイだけではなく、ヴァーディ―とのトップのスタメン争いも視野に入れるべきかもしれません。
まずはこれまでどおり、グレイからスタメンを奪取するために、守備の献身性や攻撃的ポジション全てに適応する戦術的順応性で違いを見せていくことは重要です。
次に、ヴァーディ―からスタメンを奪取するには、0トップで機能することを見せるしかありません。
ポゼッション型に移行するなら、カウンターの形も減ります。
岡崎が得意とするサイドでのポストプレイから発展させ、そこから最終ライン中央へのカットイン、またはハーフスペースへの斜め方向のそれは、ヴァーディ―にはないプレイなので、身に付ければ違いを見せられます。
簡単ではありませんが、グレイと入れ替わるようにできれば、中盤のつなぎ役になれる岡崎の長所を最大限活かせます。
0トップのプレイになりますが、例えばリヴァプールのフィルミーノは難なくこなしていましたね。
サラーとポジションを交換し合っていました。
中盤のパスワークにも参加し、数的優位の創出にも一役買っていました。
あれが岡崎の理想形になりそうです。
ヴァーディ―にカウンターのスピードでは勝てません。
しかし複雑な戦術を消化できるのは、岡崎の方です。
充分にチャンスはあります。
吉田:ベンチ入りするも、出場なし。
チーム状況も吉田の序列もおそらく、変化なしです。
武藤:ベンチ入りするも、出場なし。
アーセナル戦の記事でも書きましたが、いい材料はありません。
私は確認できていないのですが、この試合の前にカップ戦があり、ニューカッスルは2部のノッティンガムと対戦しました。
この試合でスタメン出場を果たせたのですが、その時の出来が酷かったそうです。
結果も、2部相手にまさかの敗退に終わり、武藤自身、序列をさらに下げてしまったようです。
次のチャンスが得られるその時まで、雌伏の時を過ごすことになりそうです。
幸いプレミアリーグにはボクシングデーなるものがあるので、過密日程の為チャンスはやってきます。
年末年始の頃に、その時がやってきます。
今度はモノにしてほしいです。
9月15日~9月21日のDAZNの海外サッカーの放送日程
9月15日
リーガ・エスパニョーラ 第4節
ウエスカvsラージョ・バジェカーノ 4:00 live
アトレティコvsエイバル 20:00 live
レアル・ソシエダvsバルセロナ 23:15 live
プレミアリーグ 第5節
トッテナムvsリヴァプール 20:30 live
ハダースフィールドvsクリスタルパレス 23:00 live
ボーンマスvsレスター 23:00 live
ニューカッスルvsアーセナル 23:00 live
チェルシーvsカーディフ 23:00 live
マンチェスター・Cvsフルハム 23:00 live
J1リーグ6試合、J2リーグ8試合、J3リーグ3試合、Jゾーン・プラス放送。
9月16日
セリエA 第4節
フロジノーネvsサンプドリア 3:30 live
ローマvsキエーヴォ 19:30 live
リーガ・エスパニョーラ 第4節
バレンシアvsレアル・べティス 1:30 live
ビルバオvsレアル・マドリ―ド 3:45 live
レガネスvsビジャレアル 19:00 live
エスパニョールvsレバンテ 23:15 live
プレミアリーグ 第5節
ワトフォードvsマンチェスター・U 1:30 live
ウォルバー・ハンプトンvsバーンリー 21:30 live
J1リーグ1試合、J2リーグ3試合、J3リーグ5試合放送。
9月17日
セリエA 第4節
エンポリvsラツィオ 1:00 live
カリアリvsミラン 3:30 live
リーガ・エスパニョーラ 第4節
バジャドリードvsアラべス 1:30 live
セビージャvsヘタフェ 3:45 live
プレミアリーグ 第5節
エヴァートンvsウェストハム 0:00 live
9月18日
セリエA 第4節
SPALvsアタランタ 3:30 live
リーガ・エスパニョーラ 第4節
ジローナvsセルタ 4:00 live
プレミアリーグ 第5節
サウサンプトンvsブライトン 4:00 live
9月19日
CL GS第1節
バルセロナvsPSV 1:55 live
ツルヴェナ・ズヴェズダvsナポリ 4:00 live
ガラタサライvsロコモティフ・モスクワ 4:00 live
リヴァプールvsPSG 4:00 live
J2リーグ2試合放送。
9月20日
CL GS第1節
アヤックスvsAEKアテネ 1:55 live
レアル・マドリ―ドvsローマ 4:00 live
9月21日
EL GS第1節
ビジャレアルvsレンジャーズ 1:55 live
セビージャvsリエージュ 1:55 live
レンヌvsヤブロネツ 1:55 live
ディナモ・キエフvsアスタナ 1:55 live
ベシクタシュvsサルプスボルグ 1:55 live
ラピド・ウィーンvsスパルタク・モスクワ 1:55 live
ヘンクvsマルメ 1:55 live
ヴィディオトンvsBATE 1:55 live
アクヒサル・べレディエスポルvsクラスノダール 1:55 live
マルセイユvsフランクフルト 1:55 live
コペンハーゲンvsゼニト 4:00 live
デュドランジュvsミラン 4:00 live
アーセナルvsヴォルスクラ・ポルタバ 4:00 live
オリンピアコスvsべティス 4:00 live
スパルタク・トルナヴァvsアンデルリヒト 4:00 live
いよいよCL、ELが始まりますね。
記事にするつもりはありませんが、リーグ戦にも強い影響を与えるので、できればプレミアのチームだけでも、視聴はしていきたいと思います。
プレミアリーグ第4節 バーンリー vs マンチェスター・U(9/3) 試合後感想
ここまで1分2敗で、いまだ勝利は無いのですが、ELも終わりリーグ戦に集中できるようになったバーンリーと、1勝2敗で散々な出来に終始するユナイテッドとの対戦です。
バーンリーは良く戦っていますが、戦術的に進化したチームが増え、セットプレイによる得点も増えたので、質実剛健なだけでは難しくなってきています。
過密日程からは解放されたので、得意のハードワークを軸に、最新の戦術も学んで、表現できるようになってほしいと思います。
一方ユナイテッドは、少しづつ良くはなっています。
フレッジが馴染んできたことと、ルーク・ショーが好パフォーマンスを発揮していることが、少ないながら明るい材料です。
そのうちデ・ヘアが神がかり的なビッグセーブを繰り返して、優勝戦線に踏みとどまらせてくれることを祈りましょう。
昨年もその前のシーズンもそれでなんとかなったので、また起きるはずです。
乱調は一時的なものだと信じましょう。
それと、もはやディフェンス陣に、過度な期待は厳禁です。
攻撃陣のクオリティは素晴らしいものがあるので、それでなんとかする方向に舵を切って欲しいです。
スタメンが発表されました。
バーンリーはこれまで通り、4-4-1-1なのですが、右SBと左SHに変更がありました。
それぞれロートン、グドムンドソンではなくて、フィル・バーズリ―と18歳のドワイト・マクニールです。
ELは早期敗退したのですが、そのオリンピアコス戦で活躍したのがマクニールです。
ユナイテッドはフェライニとサンチェス、リンガードがスタメンです。
驚いたのですが、マタとぺレイラはベンチにも入っていませんでした。
これまでスタメンを務めてきたフレッジは控えです。
CBコンビは、スモーリングとリンデロフになりました。
前半8分、いきなりユナイテッドにチャンスがありました。
少しづつ押し込んで、ポグバの横パスからバレンシアのクロス、最後はリンガードのシュートでした。
これはジョー・ハートにとられましたが、押し込めています。
ここまで15分経ちましたが、予想された通り中盤をはじめとして、お互いの持ち味である激しいフィジカルバトルがあちこちで繰り広げられています。
それでいながらユナイテッドは攻撃陣を中心にミドルプレスをかけていて、バーンリーはワイドに開きながらも中央に侵入できています。
これまでユナイテッドの守備はゴール前で受け止めるものでしたが、それでは危険だという判断でしょう。
妥当な判断だと思いましたが、これがピンチを招きます。
前半18分、入れ替わるようにバーズリーがペナルティエリア付近までに侵入し、サンチェスがエリアギリギリでイエローカードはもらいましたが、無理やりではありますが止めることはできました。
SBにウイングの選手が自陣にまでついていく戦術は、モウリーニョらしくはありますが、彼らに解決させるのは危険です。
かつてインテルで指揮したときは、ウイングのエトーやパンデフは攻撃を遅らせるだけだったので、やれていました。
無理して止めるのは、個人の守備戦術に優れた専門のCBに任せるべきです。
しかし前半26分、ルカクのヘディングでユナイテッドが先制です。
押し込み切った中で、サンチェスのクロスがミーとテイラーの間に入り、ルカクはペナルティエリア内で、フリーで撃つことが出来ました。
高さのあるターコウスキが、マンマークで付くべきでした。
前半35分、サンチェスとルカクによるワンツーで決定機が生まれました。
ルカク、リンガード、サンチェスによる3対2が成立していたので、パス交換が上手くいっていれば、1点ものでした。
最後のルカクによるシュートを防いだ、ハートを褒めるべきでしょう。
前半43分、またもやルカクの得点でユナイテッドが追加点です。
ショーから始まった壁パスが、マティッチ、サンチェス、再びショーとつながり、横パスを受けたルカクが反転して後ろに戻した先にいたリンガードに戻しました。
彼のダブルタッチからのシュートがテイラーにあたり、こぼれたボールがたまたまルカクのところにこぼれたので、最後はルカクのハーフボレーのダイレクトシュートになりました。
1点目もそうだったのですが、ゴール前はややごちゃごちゃした展開になっています。
バーンリーは失点はしましたが、ディフェンス組織はしっかりしており、チャレンジ&カバーもはっきりしています。
それだけに攻略しやすくもあるのですが、いうほど簡単ではなかったはずです。
ユナイテッドの相手チームの分析担当スタッフと、それを遂行したユナイテッドの選手たちの優秀さに脱帽です。
とはいえ攻撃は縦パスが入るのと、マクニールが積極性が感じられるので、後半は期待したいです。
まだ試合は終わってはいません。
後半5分、マクニールにイエローです。
後方からリンガードの肩に手をかけてしまいました。
二回連続だったので、見逃してもらえませんでした。
後半11分、ヘンドリックに代えて、ヴォ―クスの投入です。
あまりいいクロスが放り込めてもいないのですが、基準点を増やしました。
得点するには、サイドでの戦いに勝たなければなりません。
トップ下のヘンドリックがサイドに流れてきて数的優位を築けていた部分もあったので、難しいミッションになりました。
後半15分、サンチェスに代えてラッシュフォードの投入です。
サンチェスは肝心の守備をサボりがちでした。
ラッシュフォードも得意ではありませんが、カウンターの威力をもってして、守備する機会自体を減らす算段です。
後半17分、マクニールが完全にフリーになり、左サイドからアーリークロスを蹴り、ゴール前で待つウッドに合わせました。
これはデ・ヘアに防がれましたが、その後もマクニールはフリーでプレーできています。
後半21分、ルカクのキープから、ショーのミドルシュートです。
これもハートがセーブです。
ハートはこの試合何点防いでいるのか分かりません。
後半22分、ラッシュフォードがペナルティエリアに仕掛けたところ、レノンに倒され、PKになりました。
レノンの足もボールに入ってなかったので、言い訳できないと思います。
後半23分、ポグバが第1節に続きスキップPKを蹴りましたが、ハートに完全に読まれ、セーブされました。
後半25分、ラッシュフォーにレッドカード、バーズリ―にイエローカードが出ました。
何が起きたのか分かりませんでしたが、まずはラッシュフォードのドリブル突破から始まりました。
それはCKになりましたが、その後バーズリーが座りながら近くに立っているラッシュフォードの足を払うように蹴って倒し、報復行為に出たラッシュフォードがバーズリ―に軽い頭突きを見舞いました。
バーズリ―の払い蹴りにお咎めなしは不自然なので、おそらく審判は確認できていなかったと思われます。
後半28分、ポグバからルカクにスルーパスが通り、ルカクの決定的な場面がありましたが、またしてもハートに防がれました。
後半29分、直後のカウンターの場面で、レノンをペナルティエリアギリギリ外で倒したことにより、ショーにイエローが出ました。
何にかは分かりませんでしたが、ルカクにもイエローが出ました。
CKからヴォ―クスにも決定機です。
ゴール正面でフリーになれましたが、ゴール上方にふかしてしまいました。
後半30分、リンガードに代えてエレーラの投入です。
2-0でリードしていますが、難しい展開なので、エレーラのようなベテランが頼りになります。
後半32分、またもスルーパスに抜けたルカクが決定機を迎え、ハートとの1対1を攻略したのですが、最後に追いついてきたミーにスライディングされました。
撃てずに終わるという、まさかの結末です。
後半35分、マクニールを下げて、バーンズを投入です。
マクニールはバーンリーにはいない、小柄で小回りの利く、オフザボールの優れた選手です。
キックも正確で、将来が楽しみです。
後半36分、カウンターからテイラーの精度の高いクロスを、バーンズがヘディングシュートです。
これはデ・ヘアに難なく防がれましたが、打点が高いながらも右下隅にたたきつける、素晴らしいシュートでした。
後半38分、ヴィドラの投入です。
後半45分、ヴィドラのヘディングシュートを、デ・ヘアがスーパーセーブです。
後半46分、ポグバに代えてバイリーの投入です。
結果2-0でユナイテッドが勝利しました。
ジョー・ハートさえいなければ3-0以上の結果を得られそうだったのですが、守備の不安定さで最後までヒヤヒヤする戦いになっていました。
ユナイテッドが用いたミドルプレスは、中盤のフィジカルの強さを最大限生かすので、正解だと思います。
あとはカウンターの精度を上げれば、結果的に守備力を上げられるでしょう。
一方バーンリーは、後半最後の方になってようやくクロスの精度が上がってきました。
これが最初からあればだいぶ楽だったと思います。
質実剛健なチームに突然現れた、現代型のテクニシャンであるマクニールをチーム力に組み込めれば、もっと強くなります。
良い戦いだったので、次も期待です。