Group G ベルギー王国 vs パナマ共和国 試合後感想
面白いチームが存在しないかもしれない、グループです。
ベルギーは2006年のブラジルみたいなチームで、多くの人を魅了していますが、足し算でしかないので、多くを期待してはいけないと思います。
ヴィッチェルの相方にデンべレを置いて中盤の守備を安定させ、攻撃はメルテンス中心に作ってほしかったです。
ルカク、バチュアイはオプションでいいんじゃないでしょうか。
攻撃力を押し付けるスタイルは、格下には通じるものの、上位進出は難しいと思います。
パナマは、特に面白いところが見当たらないチームです。
どちらかといえばテクニカルなチームのようですが、そういったチームが弱者のサッカーをすると良さが消えてしまいがちです。
親善試合でも、スイス相手に6-0で惨敗しています。
何かいいところがないか探しますが、初戦の緊張感もあり、共に今後の参考にならないゲームになる可能性もあります。
~前半開始~
20m級のパスであれば正確です。
また、守備時は、5バックになるようです。
攻撃時は、コンパクトに押し込みたいところですね。
ポゼッション率は負けているようですが、持ちたいときには持てています。
効果的なカウンターも繰り出せています。
危ないのは、カウンターのカウンターを食らった時です。
切れ味なら、個の力の差がそのまま出てしまいますので、やられてしまうでしょう。
あまり無理しないで、じっくり戦うべきです。
一方、ベルギーはプレスがうまくいっていませんね。
いつも個の力で奪っています。
再現性の高い攻撃なんてものは、ないようです。
そもそもプレスをはめるには、連動した守備が必要です。
チームプレイが必要になるのです。
国民性なのでしょうか、昔からベルギーが苦手にしているものです。
カウンターのカウンターで、勝負はモノにするかもしれませんが、相変わらず中盤省略の、バスケットボールみたいなゲームをしていますね。
~後半開始~
ヴェルトンゲンがカードをもらっちゃいましたね。
最終ラインはやり繰りできるのでしょうか、心配です。
デンドンカ―のCB起用はちゃんとテストできたのか、気になります。
パナマの2失点目は、最終ラインがみなイエローをもらっているので、もう仕方ないです。
奇跡を期待するには、打ち合いしかありません。
終わってしまいました。
パナマの敗因としては、ラインコントロールができなかったことが挙げられると思います。
GKペネードはベテランなので、あらかじめ彼に合わせて最終ラインを構築できたはずです。
日本がかつてフラット3をつくったように、守備が安定すれば、強くなるのは難しくないと思います。
中盤も各ポジションで力のある選手はいました。
今後、絶え間なく若い人材が出てくれば、問題ないと思います。
特別な選手が出てこなくても、構いません。
W杯初勝利は、もしかしたら今大会は難しいかもしれません。
それでも頑張ってくれたことに、感謝したいと思います。