Group E ブラジル連邦共和国 vs コスタリカ共和国 試合後感想
初戦引き分けてしまったサッカー大国ブラジルと、二大会連続の参加で前回はベスト8まで進出したコスタリカの対戦になります。
スイス戦だけでなく、ブラジルはこれからも引いた相手との戦いになります。
この試合も、引いた相手を崩せるのかを試される、重要な試合になると思います。
注目はこの試合から先発を任された、ファグネルです。
ブラジルはネイマールとマルセロの攻撃力を活かすため、左からチャンスメイクする傾向があるので、右はバランスをとらなければなりません。
最終ラインのスペースを埋める動きと、タイミングを見た攻め上がりが必要になります。
一方コスタリカは、4バックにすべきですね。
得意の5バックで臨むことが多いのですが、ブラジルは中央から崩してくるチームではありません。
4+4のブロックなど、サイドに2人置いた方がいいように思います。
~前半開始~
コスタリカは思ったよりよくやれています。
まず最終ラインが受け止め、ボランチに預ける。
そのボランチが展開して、3トップのカウンターにつなげる。
これを徹底してやれれば、可能性は出てくると思います。
セルビア戦で負けてしまったので、この試合で勝ち点を取らなければいけません。
カウンターのチャンスをふいにしてでも、失点をしないように進めなければならないと思います。
前半12分、いきなりコスタリカにチャンスがありました。
攻撃志向の強い、右SBガンボアからボランチのボルヘスのミドルシュートでした。
この後はブラジルの時間になってしまったのですが、ゴール前の高さも含めて、コスタリカは良く守っていました。
後半37分のカウンターも失敗してしまいましたが、よく我慢しています。
~後半開始~
ブラジルは前半怒涛の攻めを繰り返したのですが、得点には繋がりませんでした。
両SB共に上がってしまうために、カウンターで失点してしまう可能性もありますね。
それでも全員で押し潰す戦い方を押し通すのか、瀬戸際です。
HTを終えて、ウィリアンに代えてドグラス・コスタが入りました。
ウィリアンはファグネルの攻撃参加を促していましたが、後半はそれが無くなると思います。
右のドグラス・コスタで崩して、左のネイマールでフィニッシュする形が増える気がします。
後半9分ウレーニャに代わってボラ―ニョスが入りました。
後半22分、パウリーニョに代えてフィルミーノの投入です。
前線のスペースメイクに定評のある選手ですが、中央にガブリエウ・ジェズズが陣取ってしまっているので、あまり持ち味が発揮されないかもしれません。
後半29分、ガンボアに代えてカルボの投入です。
後半32分、ブラジルがPK獲得かと思いましたが、ネイマールのシミュレーションを取りましたね。
後半45分、ついにブラジルが先制してしまいました。
マルセロの高精度のクロスからフィルミーノのヘディングによる落としを受けて、コウチーニョが得点です。
最後の後半52分、ブラジルが追加点です。
ドグラス・コスタのクロスを受けて、ネイマールが決めました。
これまで何度もケイラ―ナバスがスーパーセーブを見せていただけに、惜しかったです。
~試合終了~
ネイマールの演技にイエローカードが出なかったのが、不思議です。
シミュレーションには、カードを出すべきだと思います。
また、ネイマールとコウチーニョはイライラして余計なカードももらっていましたね。
ずっと言われてきたことですが、ネイマールは精神面の成熟にまだまだ時間がかかるようです。