Group E セルビア共和国 vs スイス連邦 試合後感想
このグループ最強と見られているブラジルに首尾よく引き分けたスイスと、初戦なんとか勝ちを拾ったセルビアとの対戦になります。
スイスは各ポジションにタレントを備え、粘れる戦いが出来ています。
特に初戦ネイマールにマンマークで付いたベーラミ、ジェズズに付いたア漢字のパフォーマンスは出色の出来でした。
控えにも、中盤ならどこでもできるユーティリティ性のあるベテランであるフライや、技巧派しかいない中盤にアクセントをつけてくれる、フィジカルバトルに優れた若手のザカリアが備えています。
問題は得点力なのですが、ワールドクラスのストライカーがいないという点では、セルビアも同じです。
チームで得点するという戦い方が出来ていないという点においては、セルビアの方が深刻です。
キャプテンを務めるコラロフの飛び道具以外これといった得点パターンが無いので、苦しいです。
この試合含めてあと二戦は、対戦相手がより強くなります。
急いでチームの骨格を作らないと、いけません。
ちなみにユニフォームの色ですが、セルビアが赤です。
紛らわしいですね。
~前半開始~
前半4分、いきなりミトロビッチが良いシュートを放ちました。
これは惜しくも外してしまいましたが、その1分後、全く同じ形でミトロビッチが得点です。
前半5分、セルビアが先制に成功しました。
これで一気に優位に立ちましたね。
本来の持ち味である、サイズの差を活かしたパワープレイです。
クロスの精度も低くないので、あとは高さと重さ、体感の強さを活かして押し込んでしまおうというものです。
あとは、CKを得られるようにカウンターを構築するだけです。
細かい確認作業もこの試合中にできると思うので、是非調整してほしいです。
ところで、セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(以下SMS)の攻守のわたる活躍に期待している方も多いと思います。
この大会を機に、スターへの階段を昇って行って欲しいです。
前半を終えて、セルビアは完璧な試合運びです。
一方、スイスは前半、チャンスらしいチャンスが無かったですね。
セルビアの4+4のブロック守備が機能しています。
人数を掛けなければ崩せないかもしれません。
~後半開始~
スイスはHTに、セフォロビッチに代えてガブラノビッチの投入です。
ボールは持てているので、猛攻を仕掛けたいですね。
後半7分、スイスが追い付きました。
シャキリのミドルシュートがはじかれた後に、ジャカが再びミドルシュートを決めました。
後半35分、ラドニッチがミリボイェビッチに代えて投入されました。
ラドニッチはともかく、ミリボイェビッチの不在は痛いと思います。
~試合終了~
結局2-1で、スイスの勝利です。