サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

Quarter-Finals ブラジル連邦共和国 vs ベルギー王国 試合後感想

互いに攻撃力のある、2チームの対戦になります。

ブラジルは、マルセロが帰ってきました。

左右の攻撃バランスが気になるところです。

二人とも上がってしまうのか、どちらかが自重するのか。

また、カゼミロが出れないのですが、心配はないと思います。

今大会、何度もクローザーとして出場した、フェルナンジーニョが代わりに出るからです。

こちらの方がいいかもしれません。

守備力はカゼミロに劣りますが、中盤の組み立てはフェルナンジーニョの方が上手いからです。

ベルギーは、ついにダブルボランチを導入です。

ただ、デンべレではなく、フェライニなのは驚きでした。

彼はスーパーサブとしての効果が絶大ですし、ラフプレーに走る傾向もあるので、スタメンにするのは、疑問です。

マルティネス監督は、マネジメントに苦労しているようですね。

デ・ブルイネがCHの仕事も行うと思うので、注意深く見ていきたいと思います。

また、左WBはやはりシャドリでした。

ずっとカラスコでしたが、いつもバランスの悪いプレーをしていました。

日本戦の働きがなくても、シャドリが起用されるべきだと思っていました。

大会を進むにつれて、両チームとも、ベスト布陣が見えてきました。

失点を怖がらずに、得点しあう展開を、つい期待してしまいます。

~前半開始~

早々に点が入りました。フェルナンジーニョのOGです。

お互いに決定機が何度も訪れる、白熱の展開ですが、ベルギーは、セットプレイ以外では、あまりピンチを迎えていません。

攻撃では、カウンターが決まっているので、追加点が入りそうです。

20分過ぎくらいから、ブラジルは強引なミドルシュートが目立ってきました。

CKからチャンスを作るくらいしか、手が無くなっています。

そうこうしているうちに、ベルギーに追加点です。

日本戦でも見せた、得意のロングカウンターです。

そもそも、代表チームは連携を構築している時間がありません。

よって、少ない人数で行うことができ、正解がはっきりしているカウンターというプレイは、ファーストチョイスになりがちです。

同じくらいの力関係なら、なるべく相手にボールを渡して、カウンターを繰り出した方が、経済的なのです。

一方、ブラジルは長時間ボールを持っている割に、ベルギーの守備を振り回すことが出来ていません。

2006年の時にみられた、華麗なパスワークがありません。

あの時のチームは、失敗しましたが、近年もっとも攻撃力のあるチームでした。

予選や親善試合では結果を出せても、本番の強豪国には通用しないのかどうか、今夜その岐路に立たされています。

前回のドイツ戦は、悲劇ということで、なぜか無かったことになってしまいました。

今回は、実力だとみなされると思います。

なんとかしなければなりません。

具体的には、後半20分までに追いつかなければなりません。

でなければ、チッチ監督も我慢できなくなると思います。

フィルミーノを投入するなど、自らバランスを崩す策に手を出さなければならなくなってしまいます。

既にギリギリなのに、これ以上は失点する可能性を高めるだけです。

このままで、追いつくしか無いと思います。

 ~後半開始~

まさかのHTでの、フィルミーノ投入です。

交代でも、選手の心情を慮っているのですね。

必要ないと思います。

人事や選手交代などは、監督の裁量です。

選手に気を遣うことなく、自分の勝負勘を信じて、非情になっていいのです。

と思っていたのですが、後半直後からブラジルの猛攻です。

ベルギーはカウンターも繰り出せなくなってきました。

相変わらず即興ですが、それがブラジルです。

それで解決するしかないのです。

ブラジルは、ジェズズ外して、ドゥグラス・コスタが入りました。

まだまだ、得点できないブラジル。

それにしても、濃密な攻撃です。

時間が長く感じます。

ベルギーの選手たちも、同じだと思います。

動けなくなる選手が、何人も出てくる気がします。

しかし、ここまで一方的な展開だと、おそらく1点では足りません。

同点に追いつかなければ、ベルギーは引きこもったままでしょう。

 

ベルギーが勝ちました。

ブラジルは、途中出場から決定的な仕事ができる選手が少なかったです。

レナト・アウグストは、もう一点取れたと思いましたが、移籍先でインテンシティの低下もあったのでしょう。

この激しい試合で、それが透けて見えてしまいました。

また、エースストライカーの不在も響きました。

ジェズズはこれからの選手です。

フィルミーノも彼中心のチーム作りをして来なかったので、活かしきれませんでした。

ブラジルもまた、実力を出し切りました。

また、決勝Tからは、談合試合も無くなりました。

そういったものが、つまらないということは無いのですが、一般の方の為に、良かったと思います。

スペクタクルという点においては、間違いなく今大会最も面白いゲームでした。

ブラジルは世界に、自分たちのアイデンティティを示せました。

ただそれで勝てるかは、別問題だということだと思います。

ブラジルですら、自分たちのやり方を貫けないのです。

日本は、まだ世界の潮流に従い、その時々に、臨機応変に戦うべきだと感じました。

一方で、このベルギーに2得点できたのも事実です。

選手にはもっともっと胸を張ってもらいたいです。

ピョンチャンオリンピック組と同じくらい、TVで荒稼ぎしちゃいなよ笑