Final フランス共和国 vs クロアチア共和国
とうとう1か月にわたった戦いが、終わります。
長かったですね。
連日の夜更かしも、今日で終わりです。
私も辛かった笑
グループリーグの頃が一番しんどくて、仕事終わって帰ってきたら、2時間くらい仮眠して、3試合見て、1時間寝て、仕事に行く感じでした。
過去ログを見ていただくと分かるのですが、実は途中、サボってます。
にも関わらず、これまでこのブログを読んでくださった皆様、お付き合いいただきありがとうございました。
しかし、内容の薄いブログに付き合わせてしまい、申し訳ありませんでした。
これからは、観れなかった試合や、各国が持ち寄った戦術の詳細分析などを時間を掛けてやってみようかなと思っています。
需要があるかわからないので、ご意見ご感想あれば、コメント欄によろしくお願いします。
余談はこれくらいにして、スタメンを見ていきましょう。
お互いに、ベストメンバーで挑めそうです。
マテュイディも、スパシッチも戻ってこれました。
ほとんどの選手が疲れていると思いますが、最高のゲームを期待したいと思います。
楽しみましょう!
~前半開始~
栄えある決勝戦の主審は、アルゼンチンのピタナさんでした。
予想とは違いましたが、今夜も素晴らしいジャッジが、期待できると思います。
クロアチアは、静かな立ち上がりですが、出足の良い守備は健在です。
サイドでの攻防も制しつつあるのですが、肝心の高さでは得点に繋がるか分かりません。
カウンター対策もしながら、攻めでも工夫が要るのでしょう。
一方フランスは影のエース、カンテを軸に鉄壁の守備を築いてきました。
カンテは、ベルギー戦でデ・ブイネを無力化しつつ、それ以上の働きを平然としていました。
この試合では、モドリッチと対峙します。
ただ、クロアチアはモドリッチだけでなく、今大会最高の中盤の選手たちを、擁しています。
フランスはダブルボランチだけでなく、変則的な形ですが、左サイドのマテュイディがハーフスペースやバイタルに侵入するのではなく、中盤のケアをしてきます。
グリエーズマンの偽9番の動きも加えた、中盤の戦いに注目です。
前半18分、フランスが得点です。
グリエーズマンのFKを、ヴァランが決めたように見えました。
実は違って、クロアチアのOGになったようですが、それがマンジュキッチでよかったです。
OGをしてしまった選手が、同点弾をとることはよくあるからです。
準決勝のイングランド戦で、決勝点を挙げた彼なら、期待できると思います。
28分、クロアチアが追い付きました。
初めて、ウムティティが高さで負けてしまったところからの失点です。
1分前にカンテがイエローカードをもらってしまったのが、チームに動揺を与えてしまいました。
一人で三人分は働く、彼の動きが制限されれば、カウンターのチャンスも少なくなってしまいます。
最悪の想定になりますが、彼抜きの新しいプランも、ベンチは用意しておくべきでしょう。
絶対的な存在が突然いなくなった、2006年の轍を踏んではなりません。
35分、フランスがPKを獲得、追加点を奪いました。
マテュイディの走り込みも素晴らしかったのですが、CKのキッカーとはタイミングが合っていませんでした。
むしろ、クロアチアのセットプレイの守備の穴を突くプランを用意した、フランスのスタッフの分析班の功績と言えるでしょう。
フランスからは、勝ちたいという執念をより強く感じました。
2006年ではなく、2年前の決勝戦であれば、今のメンバーの多くが経験しています。
それが、勝負運を引き寄せているのかもしれません。
クロアチアは、前半アディショナルタイムのセットプレイも惜しかったです。
まだまだ勝負はわからないので、後半は是非追いついてほしいです。
~後半開始~
いきなりレビッチの素晴らしいシュートです。
フランスの不安要素が、ポグバのポジショニングです。
今後も、彼の持ち場を、クロアチアは有効活用できそうです。
フランスは、カンテに代えてエンゾンジもありだと思います。
SBに出さずに、直接カウンターの起点になれます。
エムバぺだけでなく、ベンチにいますがデンべレやトバンのスピードを活かせると思います。
59分、フランスにさらに追加点、3点目です。ポグバの良いところが凝縮されたようなゴールでした。
しかし、まだあと30分あります。
クロアチアはあと2点追いつければ、得意の延長戦に行けるので、気持ちを切らさないで欲しいです。
65分、さらにフランスに追加点、4点目です。
ムバッペのミドルでした。これはスパシッチにとっては、不運だといえると思います。
ディフェンダーによって見えなかった(ブラインドになっていた)ためです。
69分、マンジュキッチの得点です。
これについては語りません。スパーズファンの方は、よくご存じでしょう。
しかしこれでクロアチアは、息を吹き返しました。
中盤は完全にコントロールできていると思います。
残り20分、時間との戦いになります。
73分、フランスはマテュイディに代えて、トリッソの投入しました。
この交代は正しかったのか、分かりません。
彼を入れるなら、カンテは残しておいても、良かったはずです。
またマテュイディは非常に素晴らしいプレーをしていたので、替えるなら彼ですが、替えずらかったです。
これはカンテとエンゾンジの交代を容易に予想出来た、理由でもあります。
フランスの三人目は、フェキルのようですね。
中盤がスカスカになっては、危険です。
コバチッチが入ってくるかもしれないことを考えれば、最善の策といえるでしょう。
しかしジルーとの交代です。
一人で、CB二人を引き付けていた彼を下げてしまったので、クロアチアは何の不安もなくCBを削って、攻撃の駒を入れられます。
クロアチアが猛烈に攻めて、フランスが守る、ベルギー戦でも見せた戦い方で、フランスは勝つつもりです。
デンべレは、出番があるとすれば、延長戦になりそうです。
フランスが勝利、二度目の優勝です。
ルマールが出られなかった、という困難を乗り越えて、良く戦いました。
両SBも怪我に見舞われて、想定していなかった選手の活躍を引き出しました。
小さなグループだったのですが、それが結束を生んだのかもしれません。
おめでとうございました。
当時のアンリやトレゼゲのような若手の多いチームですが、新たな英雄たちの誕生です。
カンテやグリエーズマンを筆頭に、多くの選手がより大きなビッグクラブに移籍して、さらに成長するのでしょう。
ただただ彼らを、称えたいと思います。
一方で、クロアチアも素晴らしかったです。
カウンターの2発が無かったら、延長戦でした。
完全に、中盤は支配していたのです。
試合後の彼らの表情が、すべてを物語っていると思います。
集大成にあたる、この大会で、是非結果を出してほしかったのです。
カウンターをファーストオプションにしていないチームに、勝って欲しかっただけかもしれません。
優勝に相応しいチームだったので、失望が残る結果になってしまいましたが、是非母国で歓待を受けてほしいです。
素晴らしい大会でした。
戦ってくれたすべての選手、スタッフ、関係者の皆様に感謝したいと思います。
最高だったぜ!