サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第1節 ワトフォード vs ブライトン(8/11) 試合後感想

共に奇跡の残留を決めたワトフォードとブライトンの対戦になります。

ワトフォードは、リシャルリソンを3500万ユーロで売却したそうですが、お金のかかる補強は特にありませんでした。

デウロフェウとドゥクレを引き留められたのが、朗報です。

スター選手が多く、本来残留争いをするクラブではないので、足し算ではない、有機的なフットボールを見せてほしいと思います。

一方ブライトンは、残留できたのが信じられません。

しかし的確な補強で確実にチーム力をアップさせました。

注目はW杯にも出場したジャハンバクシュです。

大会ではあまり活躍はありませんでしたが、これからです。

アジア人で初めて西欧で得点王になった実力を見せつけてもらいたいと思います。

同じくW杯組のナイジェリア代表のCBバログンもいい選手です。

こちらも大会ではハイパフォーマンスだったとは言えませんが、期待しています。

またW杯とは無関係ですが、昨年リールで活躍したビスマにも注目です。

マリ代表の21歳で、ポグバに似ているそうです。

さらにライプツィヒから左SBベルナルドも獲得しました。

全く違うチームになりそうな予感がするので、ワクワクします。

昨シーズンの良さは消さずに、新たな魅力を発信してほしいです。

試合が始まって、前半9分にいきなり危ない場面がありました。

ワトフォードは同じメンバーでやっているだけあって、阿吽の呼吸で攻めが構築できます。

GKからのロングキックですらアシストにできてしまうのです。

ブライトンは新加入で唯一スタメンを飾ったベルナルドがオフサイドを取り損ねたために、いきなり失点しそうでした。

その後も立て続けに、ワトフォードのロングカウンターが決まります。

それ以降はベルナルジのせいではないので、チーム全体が一度重心を下げた方が良いかもしれません。

ワトフォードは逆に、とても上手くいっています。

SBで幅を取りながら、中盤によるワンツーの精度は素晴らしいものがあります。

チャロバークレバリーもデウロウェウもいないのですが、逆に中盤のコントロールがしやすくなってます。

ビッグクラブと対戦するときは、中盤はこのメンバーではないと思います。

ハビ・グラシア監督は、主なブックメーカーからダントツで解任候補ナンバーワンに推されています。

しかしこのメンバーを当ててくるなど、自分たちの長所を表現するのではなく、相手の短所を突いてくる用兵を見せました。

戦術家のようなので、今後も楽しみです。

前半35分、ドュクレのキックからぺレイラがゴールです。

ワトフォードが先制しました。

見事なシュートでしたが、GKのライアンは手が届いたのではないでしょうか。

カウンターからの1対1など、言い訳できる失点はともかく、しっかりと守備を固めた上からのミドルシュートはセーブしてもらえないと、計算できなくなります。

ブライトンは個々の役割がはっきりしていないために、後手後手に回ってしまっている印象です。

マレーのポストプレイ以外では、相手ゴール前に接近することもかなわず、可能性を感じることが出来ませんでした。

初戦ということで、固さもありましたが、フットボールは必ず自分たちの時間が来るので、焦らずに後半立て直して欲しいです。

新加入選手でスタメンを飾ったのがベルナルドだけだったので、他の選手の交代出場も楽しみです。

後半開始直後も、ワトフォードのダイナミックな攻撃から始まりました。

ブライトンの用意してきた作戦を楽しみにしていたのですが、ワトフォードに追加点です。

後半9分、再びぺレイラのゴールです。

前半と同じ、中盤の軽妙なパスワークから生まれたゴールでした。

後半15分、グロスに代えてビスマが投入されました。

後半26分、ジャハンバクシュが入ってきました。

見せ場は後半30分のCKくらいでしたね。

次第にサイドからクロスを入れられるようになってきたので、最終ラインが両サイドハーフに良いボールを入れられれば、形になりそうでした。

最終ラインの展開力は、ワトフォードも課題でしたね。

ディーニ―はサイドに流れてキープしようとするのですが、なかなかロングボールは届きませんでした。

結局2-0でワトフォードが勝利しました。

2得点と大活躍したぺレイラは、後半43分までの出場でしたね。

ワトフォードは、この試合に向けて練習してきたのが伝わりました。

一方、ブライトンは長期的なチーム作り、チーム力の向上を優先してきたようです。

一長一短なので、どちらが良いということは無いのですが、降格を争うような下位のチームにとって、同格のチーム同士の勝ち点は何より重要です。

優勝争いするようなチームとの対戦は、惜敗しようが大量失点しようがあまり関係ありません。

ビッグクラブと良い戦いを見せる好チームが降格する様を、何度も見てきました。

他の記事でも触れましたが、残留するには、6試合で2勝1分け3敗のペースでいかなくてはいけません。

同格相手に敗北したブライトンは、おそらくビッグ6相手に1勝が必要になります。