サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第1節 サウサンプトン vs バーンリー(8/12) 試合後感想

昨シーズンまさかの残留争いに巻き込まれたサウサンプトンと、すっかりトップリーグ常連になっただけでなく、ヨーロッパリーグの争いにすら加わったバーンリーとの対戦になります。

サウサンプトンの注目はウェステルゴーです。

ボルシアMGから来た約2mの大男は、ヴァンダイクの後継者として、ディフェンスを大きく改善してくれることを期待されています。

能力的には吉田との相性もいいので、シーズン後半には、4バックの導入を期待したいです。

中盤にはアームストロング、エルユヌッシも加入しました。

本当は最前線に、FWにワールドクラスの選手が欲しかったのですが、全体のクオリティは上がったので、良しとしましょう。

このメンバーで冬までに勝ち点40を確定し、良い選手が来てくれることを願いましょう。

一方バーンリーは、全く戦力補強はありませんでした。

昨シーズンは望外の7位に食い込み、ヨーロッパリーグにも参加します。

しかしプレミアリーグとの二足の草鞋は、多分うまくいかないと思います。

多くのクラブが、ヨーロッパとの闘いという中二日の戦いで疲弊し、ボロボロになります。

ヨーロッパで惨敗するだけでなく、リーグ戦でも残留争いに巻き込まれることでしょう。

そして多くの場合、降格します。

これはプレミアだけでなく、スペインでもイタリアでも、ドイツでも枚挙にいとまがありません。

悲劇を回避する方法はただ一つ、2チーム作れるくらい陣容を充実させることです。

悪いイメージしか湧かないのですが、どうしようもないので、ごまかしながら戦ってほしいです。

正直昨シーズンも研究されていなかったために、勝てた側面があります。

今シーズンは本当に苦しい戦いになると思うので、いっそヨーロッパは早期敗退した方がいいかもしれません。

しかし試合が始まってみると、バーンリーは素晴らしい戦いぶりです。

動き出しも早く、運動量も多い、ダイナミックな昨季と同じ戦いぶりです。

このままの流れで1点取ってしまいたかったのですが、前半23分のオースティンのポストプレイから流れが変わってきました。

一方相変わらず、セインツはチームとしてレベルが低いです。

選手一人ひとりの体の切れは悪くない選手もいるのに、ここまで噛み合わないのは、動き出しの約束が無いからです。

特にカウンターのチャンスで、パスコースが無くなかなか前に出せないという場面が目立ちました。

普段のチーム練習の質の悪さが、浮き彫りにされてしまっています。

それでもバーンリーの方が足が止まり始め、前にボールを出せるようになり、前半43分に見せた、アームストロングのクロスは良かったです。

結果にはなりませんでしたが、少しづつ形が出来てきました。

バーンリーは迫力があったのは、最初だけでしたね。

このままでは勝ち点を持って帰れないので、後半もまた最初は飛ばして欲しいです。

後半11分、サウサンプトンはエルヌヨッシ、イングスの二枚替えです。

正直チームの軸も出来上がっていないこの段階で入れられても、新加入選手は戸惑います。

セットプレイなど個の力でも解決できるポイントで、違いを見せつけたいところです。

既にガス欠なのか、バーンリーの方は動きが悪いので、サウサンプトンは露骨にCK獲得を目指してきました。

レドモンド、セドリックの働きで、主に得ることが出来ています。

後半に入ってCKが4回くらいありました。

良いチャンスを作るところまではいくのですが、なぜかオースティンを下げてしまったので、フィニッシュが滞ってしまいました。

代わりに出場したガッビアディーニは、前を向いて仕掛けるタイプです。

身体が頑強なので1トップで使われていますが、おそらく2トップかトップ下で持ち味が生きそうです。

後半から入ったエルヌユッシですが、右のCKのキッカーを任されるようです。

同時出場できなかったのでアームストロングとの優先順位は分かりませんが、充分に正確なキックです。

クラブチームの在るべき姿かは議論があるところですが、セットプレイがかなり重要な得点源になりそうです。

バーンリーは、後半28分にボークス、後半31分にバーンズと攻撃の駒を投入したのですが、実際は逃げ切る算段でした。

しっかりと4+4のブロック守備でペナルティの幅で守る、シメオネアトレティコ・マドリ―のような堅い守備を披露していました。

最後まで決してサボる人がいなかったのが、好印象でした。

結果0-0の引き分けでした。

バーンリーは攻撃したのが前半の最初だけという、今後が不安になる初戦でしたね。

疲れとの戦いになると思います。

特にクリスマス前後のボクシングデーを迎えるのが、今から怖いです。

一方、サウサンプトンはお粗末な仕上がりでした。

新加入で出場した三人の出来は素晴らしかったので、今後の行方はチームとして成り立つかどうかだと思います。