サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ 第2節 エヴァートン vs サウサンプトン(8/18) 試合後感想

どちらも前節は引き分けに終わったのですが、昇格組に引き分けたエヴァートンの方が後々取りこぼしに悩む可能性があります。

今節の相手も、昨年の順位的には格下になるので、勝ち点を持ち帰りたいところです。

第1節に続いて、今日もリシャルリソンの活躍を期待しています。

ただ中心選手であるシグルドソンが、W杯に続いて前節も調子が上がらなかったのが気になります。

一方サウサンプトンは、吉田がベンチに入りました。

スタメンCBはフートとスティーブンスのようです。

この二人とベドレナクを加えた若手三人は、大器晩成タイプなのかスケールの大きさは感じさせますが、現時点ではアラも大きいです。

昨シーズンは凡ミスを連発していたので、カバーする吉田は大忙しでした。

今日は若手だけで組むということで、不安でいっぱいです。

しかしそれは相手も同じです(ジャギエルカがレッドカードをもらったので、今日はホルゲイトが出場)。

お互い攻撃力で補う展開になるかもしれません。

前半も10分が過ぎて、お互いにセットプレイが上手くいっています。

狙い通りのターゲットにボールを届けることに成功しているので、これを繰り返すのが確実そうです。

また、シグルドソンはまだ調子は上がらなそうですが、相変わらずキックは正確です。

セットプレイの回数が同じなら、エヴァートンの方が有利だと思います。

結局セットプレイから、前半15分にウォルコットが得点、エヴァートンが先制しました。

彼の動きだけでなく、よく準備されて、しっかりデザインされたチームプレイでした。

この2チームだけでなく、今シーズンはセットプレイの巧みさに感心するシーンが多いです。

多分W杯でイングランド代表がセットプレイだけで勝ち上がっていったことが、国内ではポジティブにとらえられたのだと思います。

これまでも、バスケやラグビーでさんざんセットプレイの重要性は指摘されていたのですが、あまり影響はありませんでした。

英国内の全てのフットボール関係者は、啓蒙してくれたサウスゲイトにもっと感謝しなければならないのでしょう。

ここまでのプレミアリーグを見る限り、少しづつですが、英国人の戦術担当スタッフが活躍し始めています。

前半22分、シュネイデルランに代えてトム・デイビスの登場です。

シュネイデルランはどこを痛めたのか分かりませんでしたが、歩いているので次の試合は出れそうです。

一方、トム・デイビスは今シーズン初出場です。

彼は20歳の若者なので、試合に出れば出るほど成長します。

出来れば20試合以上出してほしいのですが、難しいならレンタルしてほしいと思っていました。

ランパードやジェラードのような選手になりそうなので、なるべく多く出場してほしいです。

前半30分、リシャルリソンのゴールでエヴァートンが追加点をとりました。

サイドを深くえぐってからのウォルコットのクロスからの彼のヘディングだったのですが、競り合ったのがセドリックでした。

スティーブンスはシェンクについていて、フートに至ってはボールウォッチャーになっていました。

セットプレイの守備がガタガタです。

前半は、両チームのセットプレイ全てに得点のにおいがするゲームになりました。

サウサンプトンの逆転を目指す攻撃に注目された後半に入って、エヴァートンの守備が先に変化しました。

まず人につくようになりました。

もともとゾーンだったのですが、激しくフォアチェックにいくようになりました。

それに伴い、SBが空けたスペースをより早くボランチが埋めるようになりました。

SBとボランチ両方に多大な負担が掛かりますが、やるしかないのでしょう。

次に距離感に気を付けるようになりました。

自分の担当エリアを守ったり全体のポジショニングを優先するのではなくて、お互いの距離感を基準にし始めました。

一番危険なエリアが空いてしまう怖れはありますが、そこはカバーしあうしかありません。

しかし後半10分、イングスのゴールでサウサンプトンが1点を返します。

CKからだったのですが、ゴール正面、一番危険な所を空けてしまいました。

残念な失点でしたが、もはや仕方ないと思います。

守り切ることはできないので、攻め勝つしかありません。

一方サウサンプトンは、単純にハイプレスをかけ始めました。

オースティンとイングスの2トップは体も強く、迫力があります。

あとはクロスが正確なら、また決まります。

一点は返したので、しつこく繰り返すのみです。

あまり閃きや、余計な工夫は要らないと思います。

シンプルでいいので、個の力より、チームの共通理解を優先するべきでしょう。

後半13分にオースティンに代えてロング、後半27分にロメウに代えて、ガッビアディーニを投入しましたが、結局シュートはありませんでした。

さらに、後半39分に新加入のアームストリングが投入されたことで、吉田の出場は無くなりました。

いずれも得点しなければならないので、仕方のない交代だと思います。

ただセットプレイが得られれば、吉田の高さで攻めることもできました。

CKはサウサンプトンの方が多かったのですが、FKも含めればエヴァートンの方がずっと多かったです。

後半も、セットプレイのたびに得点が生まれそうなゲームでした。

オフに準備してきた差が出たゲームだといえそうです。