サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ 第2節 バーンリー vs ワトフォード(8/19) 試合後感想

開幕戦は引き分けてしまったバーンリーと、同格以下の相手には戦える理想形を見出したワトフォードとの対戦になります。

ジョー・ハートの加入は悪くないものの、GKはポープもヒートンもいるので正直フィールドプレイヤーの控えが欲しかったです。

特にディフェンス陣は、控えだけでなく陣容のレベルアップを図っても問題は無かったので、現時点では問題なくても、スタメンに疲れが見えてきたときが怖いです。

今のうちに勝ち点を貯めておきたいです。

一方ワトフォードは、ビッグネームの補強こそなかったものの勢いに乗っています。

ぺレイラ、ヒューズ、キャプ―、ドゥクレの4人の中盤が機能し、魅惑の攻撃を織り成しています。

4-2-2-2の形で、1982年や2006年のブラジル代表のような、黄金の中盤が生まれています。

ディーニ―、グレイの2トップとの相性も良いです。

始まってすぐ、前半2分にディーニ―のクロスから、グレイが得点です。

2トップのコンビネーションのみで決めたのですが、ぺレイラ、ドゥクレもゴール前に詰めていました。

お互いの動きが解っているような、素晴らしいチームプレイです。

これはワトフォードと対戦する、すべてのチームが苦労しそうです。

しかし、前半5分バーンリーの右SBロートンのクロスから、ウッドが合わせて決定的な場面を作りました。

ワトフォードのフォーメーションは、サイドの守備が薄くなるので仕方ない部分はありました。

しかし、ウッドのシュートで得たCKから前半6分、ターコフスキがヘディングで得点、バーンリーが追い付きます。

戦い方は昨季と同じ、昔ながらのブリティッシュスタイルというか、ロングボールを拾いに行く武骨なものなんですが、真面目さとド根性が常に感じ取れる辺り、日本でも人気がでていいと思うチームです。

Jリーグはどうしてもテクニカルなチームが多いし、結果も残しているので、こういうチームはあまり出てこない気がします。

頭のいい、戦術的でテクニカルなチームを観たい場合は、スペインかJ、武骨な肉弾戦を観たい場合は、プレミアかブンデスをご覧ください。

どれも面白いです。

話は逸れましたが、試合の構図は変わりません。

ワトフォードはボールをキープできるだけでなく、中央でパス交換しながら良い形のフィニッシュにまで持ち込めています。

しかしバーンリーも、中盤のサイドではボールを持てるので、レノンが裏を取ったり、ロートン、グドムンドソンのクロスが決定機に繋がっています。

両チームともFWの決定力がいまいちなことと、組織守備が固いことから、入りそうで入らないシーンが続きました。

後半どう修正してくるか楽しみですが、多分攻守のバランスを調整するくらいだと思うので、追加点が入るまで緊張状態が続くと思います。

後半3分、ディーニ―のゴールで、ワトフォードがいきなり勝ち越しに成功しました。

結局はドゥクレのキラーパスがアシストだったので、持ち前の中盤力が反映されたことになります。

全体がコンパクトになりかけた頃、またすぐに得点が生まれました。

イングランドの関係者が期待をかける、23歳のウィル・ヒューズのシュートでワトフォードが後半6分、さらに追加点を得て、3-1とします。

開幕戦でボーンマスブルックスが見せたような、巧みなコース取りからの左足からのミドルシュートでした。

ロートンのパスをカットしたものだったので、中盤をコンパクトにするとどちらにチャンスが多く訪れるかは、はっきりしてきました。

これを機に、バーンリーは縦も横も間延びしてきました。

後半20分ウッドに代えてバーンズが入ってきました。

ウッドもバーンズも、今年は二人そろって二桁得点を取らないとチームの躍進は無いと思います。

ワトフォードも後半23分、グレイに代えてセマの投入です。

セマはスウェーデンから来た24歳です。

まだプレースタイルを把握しきれていないので、与えられる役割も含めて確かめていこうと思います。

後半24分、ヘンドリクスの代えてヴォ―クスの登場です。

バーンリーはこれで、前線は大型FW二人になりました。

とにかく放り込むしかありません。

後半28分、バーンリーは三人目の交代、ウォードに代えてテイラーの投入です。

ウォードは体が大きくて強く、典型的な守備型なのですが、テイラーは体は小さいですが、正確なクロスを放てる左足を持った攻撃型です。

クロスの放り込みの為に必要な選手が入ってきました。

結局流れは変わらず、3-1でワトフォードが勝利しました。

中盤の構成力で圧倒したといえます。

この戦い方がビッグクラブ相手にも通用するのか、しないならどんな戦い方をするのか、楽しみです。

一方、バーンリーは今シーズン初の敗戦です。

残留争いをするチームとの対戦で負けたのは痛いですが、まだ序盤なので気にせず戦い続けることです。

疲れが見えても、冬の補強で解決する道もあります。

昨シーズンはまさかの7位でしたが、今シーズンはELもあり過密日程にもなるので、10位以内を目指すのであれば、戦い方はこれで間違っていないと思います。