サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ 第2節 ブライトン vs マンチェスター・U(8/20) 試合後感想

前節は同格相手に破れてしまったブライトンと、レスターを退けたものの、優勝争いをするチームとは感じられないような内容の無い戦い方に終始したユナイテッドの対戦になります。

ブライトンは、両SBを入れ替えてきました。

ユナイテッドのマタ対策も兼ねて、左SBに守備的なボング、右に攻撃的なモントーヤです。

攻守の役割を、左右で入れ替えてきたことになります。

ユナイテッドは前節低調だったサンチェスに代えて、マルシャルに入れ替えました。

ブライトンが右SBに攻撃的な選手を入れてきたということは、マルシャルは発奮しなければなりませんね。

今節はルカクが先発なので、マタとともにレギュラー獲りへ、もうアピールが必要です。

また、ヤングが右SBに戻ってきました。

チーム事情からも、もう休めないようです。

試合が始まってみると、ブライトンの両SBのスイッチは、マルシャルの守備への戻りが遅くなっていることからも、まあまあ上手くいっています。

ユナイテッドは、前半10分、ポグバからルカクへのスルーパスがありましたが、これは枠を捕らえませんでした。

まだコンディションは良くなさそうです。

前半18分、ブライトンは早速後退を余儀なくされました。

昨年は全38試合に出場した、ダンクの欠場です。

代わりに出場する、バログンはやはりルカクに付かなければならなそうですが、これ以上控えはいないので、まずは怪我しないように気をつけてもらいたいです。

前半24分、ブライトンが先制です。

エースのマレイの、足首の柔らかさから生まれた、巧みな得点でした。

彼のシュートが上手かったことに議論の余地は無いのですが、それ以上にユナイテッドの守備が崩壊しています。

ボングにヤング、クロスを上げたマーチにバイリーが付きに行くところまでは問題なかったです。

しかし、フレッジまでなぜかバイリーのカバーリングに来てしまい、ゴール前の最も危険なニアのスペースにアンドレアス・ぺレイラが間に合わずに、失点してしまいました。

フレッジとぺレイラが約束事を徹底できていなかったことが、失点の原因だと思います。

間に合うのであればバイリーが行かないでフレッジにマーチを見させることもできたのですが、そうはできなかったので、フレッジとぺレイラがペナルティ内のグラウンダーとハイクロスをそれぞれブロックできる位置、マーチとマレイをつなぐ直線上に立つべきでした。

前半26分、さらにブライトンに追加点です。

ペナルティエリア内の、ダフィの左足のシュートです。

CKからだったのですが、ダフィに付いたポグバがまず彼に弾き飛ばされ、完全にフリーになった彼に打たれました。

ブライトンがCKを獲得できたのは、バイリーがクリアの判断をミスしたためだったので、ディフェンス陣は彼も含めて精神状態が心配されます。

前述しましたが、新加入のフレッジとぺレイラとのコミュニケーション不足から生まれた失点なので、気にする必要ないです。

シーズンが進めば、時間が解決してくれると思います。

一方ブライトンは、プレッパーのプレスがとても早いです。

アトレティコのおかげですっかり浸透しましたが、サイドの守備は4バックではなくサイドハーフが担当する守備で、自陣をしっかり固めています。

前半33分、ルカクのヘディングで、ユナイテッドが1点返しました。

CKからだったのですが、そもそもはマタが中央でプレーすることによってDFを引き付け、ヤングがサイドを攻略することにより生まれました。 

そしてそのCKから、もつれあった末のルーズボールルカクが見逃さなかった感じです。

前半41分のプレッパーのポグバへのプレスも、申し分ないです。

前半42分、リンデロフの守備範囲の狭さと、バイリーの集中力の欠如から、PKを献上しました。

これをグロスが決め、前半44分、3-1でブライトンが優勢を維持します。

PKの場面は、まさに献上したという言い方が正しいと思えるほどひどいものでした。

二人のCBの間にスルーパスが入ったのですが、リンデロフは寄せが遅いし、バイリーは気が付いたのが遅いので、ボールではなく、完全にグロスの足にいってしまいました。

気が付くには彼の集中力だけでは不十分で、全てを視界に収めたリンデロフやデ・ヘアからのコーチングでも解決できます。

バイリーが悪いプレーをしたように言われていますが、組織守備の問題です。

誰かのせいにするのではなく、全体として解決を目指すべきです。

後半開始から、ラッシュフォードとリンガードが、マタとぺレイラに代わって、入りました。

後半5分、ダイナゴラルの動きで、早速ラッシュフォードがチャンスを作りました。

シュートには繋がりませんでしたが、良い動きです。

しかしブライトンは満点に近い動きです。

マーチがヤングを抑え、ノッカートがマルシャルを完全に抑え、プレッパーとスティーブンスは、ポグバとフレッジが前を向いてボールを持つことすら許しません。

2トップのグロスとマレイは、パスコースを切りながら2CBにプレッシャーをかけるので、ロングフィードすら苦労させています。

後半14分、マルシャルに代えてフェライニの投入です。

マルシャルは、全く良いところがありませんでした。

オファーがあるなら売ってしまった方がいいです。

決してレベルの低い選手ではないはずなので、彼の為にも、環境を変えるチャンスをあげるべきです。

後半49分、PKを得て、ポグバが決めました。

結果3-2で、ブライトンが勝利しました。

ユナイテッドがこの敗戦をどう処理したらいいのか、私には分かりません。

モウリーニョがCBの補強を要望し続けたことが、CBの現陣容のパフォーマンスに悪影響を与えた側面もあると思います。

しかし、現陣容に信頼が寄せられないのは事実です。

チームの内外の空気を変えなければ、このような悪夢はまた訪れてしまいます。

また、ポグバは楽しくのびのびフットボールをやるのが、お似合いなのでしょう。

バルセロナに移籍するうわさがあるようですが、パリの方がいいのではないでしょうか。

集中力や注意力、責任感などは持ち合わせていないので、それらが必要とされる仕事は、代表ではカンテに、クラブではマティッチに押し付けていました。

ネイマールとは気が合いそうですね。

プロ意識の高すぎる、モウリーニョとは合わなそうです。

このままではどちらかが、チームを去ることになる気がします。

それで空気が変わるなら、良いのかもしれませんね。

一方ブライトンには全く不満がありません。

前述しましたが、ユナイテッド対策は満点でした。

新加入のビスマとアンドーネ、ジャハンバクシュが見られなかったのは残念ですが、このメンバー、戦術でなければ勝てなかったかもしれません。

そして同じく新加入のモントーヤとバログンがいい感じに馴染んできたのは、うれしい材料です。

必要だった、ビッグ6からの一勝も早めに達成しました。

これは大きいですね。

前節はチームの完成度が低く見えましたが、この試合は素晴らしかったです。

今年は苦労せずに残留を決められるのではないでしょうか。