サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ 第2節 クリスタルパレス vs リヴァプール(8/21) 試合後感想

前節共に勝利したイーグルスとレッズの対戦になります。

クリスタルパレスは、アユーとクヤテ、マックス・マイヤーの獲得に成功しました。

お金が無かったのですが、クヤテをたった900万ポンドで買えた上にフリー・トランスファーでいい選手を三人も獲れたのは、朗報です。

しかし、マイヤーを獲るのは如何なものでしょうか。

クラブのレベルを上げるいい選手ではありますが、カービーとかぶります。

カービーはプレシーズンで活躍しましたが、18歳で、現時点ではとてもマイヤーには歯が立ちません。

出場機会を与えるため、レンタルでいいので、どこかに出してあげて欲しいです。

一方リヴァプールは、新加入のアリソンとケイタがいきなり活躍しました。

今節も前節と同じスタメンのようです。

文句のつけようがない素晴らしい開幕戦だったので、ファビーニョシャキリには、時間を掛けて馴染む時間を与えられます。

クラインやマティプチェンバレンなど怪我人と共に、シーズン後半戦に活躍してもらうのもありだと思います。

始まってみると、前節とスタメンは同じだったのですが、中盤の役割が違います。

ワイナルドゥムがアンカーになりました。

多くの選手に複数のポジションを経験させる作戦だと思います。

今は何をやってもうまくいっているので、シーズン後半を見据えたいい作戦だと思います。

試合が始まってみると、インテンシティが高く、非常にレベルの高い戦いです。

試合には入れていない選手は見当たらない、好ゲームの予感です。

リヴァプールのCBゴメスも、ロブレンやマティプの不在を感じさせない、安定して研ぎ澄まされた守備を披露しています。

前半16分に、トップスピードに乗ったマネをワン・ビサカが並走して止めたシーンは、特にすごかったです。

これができる剛脚を持ったSBは、いったいどれだけいるだろうかと思えるほどでした。

前半22分、ケイタの素晴らしいパスから、サラーとサコの戦いがありました。

スピードだけではなくて、裏に抜ける技術をいくつも持つサラーを難なく止めたサコは、すっかりワールドクラスに成長したといえる気がします。

前半24分、タウンゼントのミドルシュートクロスバーを叩きました。

クリスタルパレスも少ないチャンスながら、充分に強力な一撃を繰り出してきます。

前半30分にも、シュラップのシュートもありました。

枠には飛びませんでしたが、こちらも威力のあるミドルでした。

前半は、リヴァプールがずっとボールをキープし続ける展開でした。

それだけでなく、何度となく危険なエリアにキーパスが送り込まれ、後ひとつ抜ければ危険な状態になるところまで持ち込んでいました。

ユルゲン・クロップのチームにはありがちですが、間違いなくここまでのプレミアリーグの試合で最もインテンシティの高い、濃密なゲームでした。

45分間があっという間です。

主審がマイケル・オリバーでよかったと思います。

ここまで忙しいと、冷静さや知性だけでは捌けません。

若さからくる溢れんばかり体力と熱い情熱が無ければ、全体をコントロールすることが出来ません。

前半42分、サラーのアタックから、サコが足をかけてしまいPKになりました。

これを前半44分、ミルナーが決めてリヴァプールが先制しました。

全ての場面でレベルの高い戦いが繰り広げられています。

後半も楽しみです。

後半3分、早速リヴァプールのカウンターが発動し、ロバートソンからサラーへこれ以上ないスルーパスが行きましたが、ヘネシーのビッグセーブで事なきを得ました。

前半に続いて、素晴らしいプレイには素晴らしいプレイで返しています。

後半7分、ミリヴォイエヴィッチのFKをアリソンがビッグセーブしました。

ここは掃き出せないだろうというところです。

今節も、エデルソンではなくアリソンがリーグのベストキーパーに相応しいと確信させるプレイでした。

後半10分CKから、ベンテケの信じられない打点からのヘッディングでしたが、こともなげにアリソンがはじき出しました。

またもやスーパープレイの応酬です。

後半29分、ワン・ビサカがサラーの単独のロングカウンターをファウルで止め、レッドカードをもらってしまいました。

しかしリヴァプールはこれで得たFKもそのあとのCKも得点できなかったので、ワン・ビサカの判断は正しかったことになりました。

後半36分のペナルティエリアでのヴァイナルドゥムのマッカーシーへのファウルはPKかと疑うシーンでした。

VARなし、スロー映像無しで正確な判断が出来た、オリバー主審には脱帽です。

これだけ体力と神経を要求される試合でありながら、誤審が全くありません。

同様に、後半44分にトムキンスがフィルミーノに見舞ったスライディングも、正当なものでした。

後半47分、CKからのロングカウンターで、マネの得点、リヴァプールが追加点を得ました。

結果2-0でリヴァプールが勝利しました。

最後まで引き分けになる可能性のあった、白熱のゲーム展開でした。

皆さんには、ユーチューブでもニコニコでもいいので、ハイライトでもいいので、この試合だけでも見てほしいです。

まるでシーズン後半の、ビッグ6同士の対決のような緊張感がありました。

これぞプレミアといえる、技術とスピードとインテンシティが、高いレベルで融合していました。

今後も一月に1,2試合くらいを厳選・紹介して、プレミアリーグの魅力を発信していければと思います。