プレミアリーグ第3節 マンチェスター・U vs トッテナム(8/28) 試合後感想
前節は残留争いをするチームに敗戦するという悪夢にうなされた、ここまで1勝1敗のユナイテッドと、8月の呪いが解けたエース、ケイン擁する2連勝中のトッテナムの対決です。
守備陣の致命的なミスもあり、ユナイテッドはもうどうにもならない気がします。
優勝を目標に掲げるなら、今すぐウッドワードかモウリーニョ、どちらかをクビにする以外ないと思います。
というか、CBが直ちに二人欲しいです。
目の前にいる、アルデルヴァイレルドとヴェルトンゲンです。
出来ることなら試合後持ち帰って、冬に来るよう説得したいですね。
給料は少なくても倍になるそうです。
嘘か真か、スターリングはシティにいって4倍になったということでした。
ウォーカーやかつてのアシュリー・コールも跳ね上がったそうで、おそらく正しいのでしょう。
選手生命は短いので、英国人はともかく外国人には移籍する機会を積極的に与えてやってほしいと思います。
モドリッチの時のような嫌がらせは、もういらないです。
一方、トッテナムはケインやデレ・アリの得点もあってまあまあ順調です。
巨大な新スタジアムもできたので、来シーズンは大型補強もできるかもしれません。
まだまだ資金力があるクラブではないので、育てて売る方針でクラブを成長させていくべきです。
これまでのやり方を見ていると、売ったところで戦力が落ちることもないでしょう。
幸いスカウトが優秀なので、あまり補強に失敗が無いのも強みです。
しかしどんなに目利きや交渉力があっても、財布のひもが固すぎると発揮できないです。
今夏は一切補強が無いというのは、正気の沙汰ではない気もしましたが、2年目の選手が爆発するのに懸けましょう。
ジョレンテ、ヤンセン、ルーカス、オーリエ、サンチェス、ファン・フォイといずれもロンドンにプレミアに慣れさえすれば、能力は高いはずです。
どの選手も昨シーズンは試運転で使われたのみなので、真価を発揮するのは今年だと思えば、新加入選手に見えてこなくもないのです。
今シーズンは熟成のシーズンなので、上手くいくことを期待しましょう。
スタメンが発表されました。
ユナイテッドは、バイリーがベンチ外、リンデロフはベンチです。
アンドレス・ぺレイラ、マルシャルもベンチ外で、大きく様変わりしました。
最終ラインは結局4バックのままです。
ぺレイラの位置にはエレーラ、ポグバが一列上げ、リンガードとシャドーないしウイングを務めると予想されます。
スパーズは4バックに戻しました。
今日はローズがスタメンです。
あとはいつも通りですね。
ワニャマはまだベンチにも入っていません。
ユナイテッドの強襲から始まったのですが、フォーメーションは中盤がフラットな4-4-2ないし4-4-1-1のようです。
また、エレーラがSBでバレンシアがSHのようです。
どういうことなのでしょう。
前半8分、ルーカスが高く足を上げたため、イエローカードをもらいました。
よくよく見ると、エレーラはSBではなく右のストッパーのようです。
バレンシアはSBのようなので、5バックですね。
前半15分にローズのバックパスをインターセプトしたルカクのシュートは枠を捕らえませんでしたが、ここまではインテンシティの高いユナイテッドが押す展開です。
前半18分にも、ルカクのシュートがありました。
これはロリスにキャッチされましたが、ラストパスを出したリンガードが明らかにキレがあります。
現状トットナムに良いところがありませんが、このままペースを上げずに体力を温存したままスコアレスで進めることが出来れば、後々楽になってくると思います。
前半23分バレンシアに突っ込んだケインにイエローカードが出ました。
お互いに避けられないものだったと思いますし、両方ともけがに繋がりそうな当たりでした。
前半24分、マティッチの安易なミスでピンチを招きます。
ジョーンズのクリアで事なきを得ましたが、ディフェンス陣の集中力が心配です。
前半26分、ショーのクロスから、ルカクの高い打点のヘディングシュートがあったのですが、惜しくも枠内にいきませんでした。
前半29分、今度はフレッジのシュートです。
右にカットインして持ち替えて左足での巻いて蹴るシュートでしたが、これも枠にはいきません。
ここまで比較的オープンな展開で、ユナイテッドは攻撃の回数を増やすことで質の低さをカバーしている感があります。
前半33分に立て続けてユナイテッドにあったチャンスも、性急で緻密さを感じません。
前半39分、ようやくトッテナムにチャンスです。
エリクセンがシュートが撃てるようになってきました。
次第にユナイテッドの選手の足が止まってきたので、後半はチャンスがありそうです。
後半開始直後はポグバのシュートから始まりました。
まだまだユナイテッドの流れだったのですが、デレ・アリのシュートがスモーリングに当たって得たCKから、ケインがヘディングシュートを決めました。
後半5分、トッテナムが先制です。
後半7分、ルーカスの得点で、トッテナムが追加点、2-0としました。
トリッピアーのスルーパスをショーがいるべきスペースで受けたエリクセンがクロス、ルーカスが中央で流し込みました。
ユナイテッドが今一つクオリティを見せられていないのに対して、トッテナムは効率よくシュート、得点ができています。
後半9分、エレーラに代えてのサンチェスの投入です。
シンプルな4-3-3に戻しました。
後半12分、ジョーンズに代えてリンデロフの投入です。
ジョーンズは怪我のようです。
ここで守備に交代枠を使うのは痛いですね。
後半15分、マティッチに代えてフェライニの投入です。
最終的にはパワープレーしかないのが、ユナイテッドの限界です。
後半20分にも、トッテナムにチャンスです。
リンデロフがデ・ヘアのポジションを確認せずにバックパス、これをデレ・アリがカットしてあわや、というシーンでした。
後半21分には、CKから再びケインがフリーでヘディングシュートです。
これも入りませんでしたが、1失点目の再現のようなシーンでした。
後半30分トリッピアーに代えてオーリエの投入です。
後半31分、ポグバに対するファウルでローズにイエローカードです。
フェライニが入ってきたことでルカクが左サイドに流れてきてマッチアップすることが増えたために、体格差のあるフィジカルバトルに持ちこまれていました。
イライラしているので、代えてあげた方がいいかもしれません。
後半32分、リンガードの巧みなループシュートも枠を捕らえませんでした。
後半34分、サンチェスもダイレクトボレーを打ちますが、枠に飛びませんでした。
後半36分、ローズに代えてベン・デイビスの投入です。
後半39分、ルーカスの得点でトッテナムが追加点、3-0になりました。
空中戦でフレッジとの競り合いに勝ったケインがキーパスを中央にいるルーカスに送り、彼とマッチアップしたスモーリングが不用意なスライディングをしてくれたために、簡単に躱してGKと1対1を作れました。
結局守備陣の軽さが失点に直接つながってしまった格好です。
引き締まったゲームだったのですが、失点に関しては前節と同じ結末でした。
後半43分、ケインに代えてウィンクスの投入です。
ご苦労様でした。
結果3-0でトッテナムの勝利です。
トッテナムからすれば、スコアほどの完勝ではないですが、最高です。
時期的には内容が良くないことも、全員のコンディションが良くないことも、これでいいのです。
8月にエースが得点したことを喜びたい気持ちもありますが、勝たなければいけない時期に勝てなくなるのを避けたいので、徐々に調子を上げればいいのです。
どちらかといえば調子が良すぎるくらいですが、全く問題ありません。
一方、ユナイテッドは中盤より前とGKは責めるべきところはありません。
無いということにしましょう。
前半の出来は素晴らしかったです。
問題は守備陣です。
もはや補強しかありません。