プレミアリーグ第3節結果一覧、私的ベストイレブン、岡崎・吉田・武藤の活躍まとめ
8月25日開催
ウォルバーハンプトンvsマンチェスター・C 1-1
ボーンマスvsエヴァートン 2-2
アーセナルvsウェストハム 3-1
ハダースフィールドvsカーディフ 0-0
サウサンプトンvsレスター 1-2
8月26日開催
リヴァプールvsブライトン 1-0
ワトフォードvsクリスタルパレス 2-1
8月27日開催
フルハムvsバーンリー 4-2
ニューカッスルvsチェルシー 1-2
8月28日開催
マンチェスター・Uvsトッテナム 0-3
今回も勝手に、私的ベストイレブンを選ばせていただきました。
GK:アリソン(リヴァプール)です。
次点は、フォスター(ワトフォード)です。
その次がベゴビッチ(ボーンマス)です。
ピックフォ―ド(エヴァートン)と悩みましたが、こちらを選択しました。
DF:アスピリクエタ、リュディガー(共にチェルシー)、アルデルヴァイレルド(トッテナム)、ロバートソン(リヴァプール)です。
次点は、アーノルド、ゴメス(共にリヴァプール)、ヴェルトンゲン(トッテナム)、モンレアル(アーセナル)です。
MF:シュールレ、セリ(共にフルハム)、ミルナー(リヴァプール)、マルコス・アロンソ(チェルシー)、です。
マルコス・アロンソをこれ以上無視するのは難しくなってきました。
とはいえ、守備に穴があるのでSBとしては評価しにくいです。
そこで中盤の選手として検討したところ、充分に評価に値するとの結論を得ました。
そこでこれからは、勝手にSHないしWBとして彼をノミネートさせることにします。
次点は、ムヒタリャン(アーセナル)、カンテ(チェルシー)、ドゥクレ(ワトフォード)、フェリペ・アンデルソン(ウェストハム)です。
トッテナム勢が揃って惜しくも落選です。
エリクセン、デレ・アリ、デンべレも良かったです。
チェルシーも惜しい選手が多かったです。
アザールは今後FWとして選出するかもしれませんが、次第にパフォーマンスが上がってきて、常連になりそうです。
FW:アルナウトビッチ(ウェストハム)、サラー(リヴァプール)です。
次点は、ミトロビッチ(フルハム)、ルーカス(トッテナム)です。
今回もベストイレブンの選出方法についてです。
読んでいただいている方はわかると思いますが、ハイライトしか見ない方にとっては、あまり納得感のないものになっています。
得点している選手を評価していないからです。
このスポーツにおいてはありえないことです。
しかし私は90分を通して観させていただいているので、偶然の得点ではなく、与えられた役割を90分間遂行したかどうかを、より評価しています。
例を挙げると、レスターで勝ち越し点を記録したマグワイアではなく、ミスのなかったトッテナムのヴェルトンゲンを評価していることから窺い知れると思います。
レスターは勝ち越し点が欲しい局面で、セットプレイから彼がW杯の時と同じように得点してくれたので、チーム内ではヒーローだと思います。
そもそもヴァーディ―が出場停止で、得点力にも悩まされていました。
彼の得点は、勝ち点を持って帰る唯一解であった可能性すらあります。
一方トットナムは、得点力に悩むことはありませんでした。
リードしている状況があり、決定力のある攻撃陣を抱えていたからです。
こういったチームでは、ディフェンダーは完璧に守り切ることが全てです。
得点力は要りません。
ベストイレブンというものは常に最高のメンバーを揃えているので、どのチームよりも巨大なメガクラブみたいなものです。
当然ディフェンスには、完璧な守備力を求めます。
もしマグワイアとヴェルトンゲンが同じメガクラブにいて、一つの椅子を争っている場合、どちらが次の試合に出場するかは、明白です。
一切のミスをしない方です。
このことからもフィールドプレーヤーにおいては、ビッグクラブの選手に有利になってしまう点にはご理解いただきたいと思います。
しかし、GKは違います。
失点の多い選手を選ぶことも多いです。
これは決定機をいくつ防いだかを基準にしています。
これだけならセーブ率だけなのですが、枠に飛んだシュートの絶対数も加味しています。
また数値に表れないものなのですが、コーチング(声かけ)とディフェンス陣との信頼関係、精神面の充実も見ています。
これは要するに雰囲気で判断しているので、主観にもほどがあります。
全員に納得していただけるとは思えませんが、なるべく客観的に見ようと努力はしているので、ご了承ください。
以下は日本人選手の今節の活躍です。
岡崎:後半43分、出場。
吉田がベンチ入りしなかったこともあり、日本人対決は実現しませんでした。
それはそうと、岡崎の立場に関しては、雲行きが怪しくなってきました。
というのも、監督がマディソンと重用するからです。
マディソンはここまで印象に残る活躍はしていません。
にもかかわらずここまで寵愛を受けるのは、監督が志向する戦い方と合致するからです。
彼だけでなく、技術のある選手が序列をあげてきました。
徐々にですが、カウンターのチームではなく、ポゼッション型に移行しようとしていることが読み取れます。
しかし攻撃陣にスピードがあること、CBにスピードが無いことを考えると、やれないことはないかもしれませんが、持ち駒と相性がいいとは言えないと思います。
苦しいことに、前線と中盤との繋げることや、守備での貢献など岡崎が得意としていることが、評価されにくくなってきました。
監督交代が無ければ、得点を取るしか生き残る道は無さそうです。
吉田:ベンチ入りもせず、出場なし。
今回も出場はありませんでした。
これまで1秒も出場していません。
守備陣は相変わらず不安定で、吉田の早期復帰が待たれます。
CBは序列の変化がありました。
スティーブンスが下がり、フートが上がりました。
フートは左利きなので、左足からのロングフィードが期待されたのですが、全く見せませんでしたね。
ヒューズ監督はどう思っているのか、なぜこんなことになっているのか、測りかねます。
チームは混乱気味なので、それに引きずられないように、吉田には完璧なコンディションで戻ってきてもらった方がいいのかもしれません。
武藤:後半33分から出場。
今回は少し毛色が違いました。
なんとかしろ、という漠然とした指示のもとベンチから送り出されたからです。
日本人は言われたことはできるのですが、それ以上の仕事を期待されたとき、戸惑ってしまうことが多いと思います。
武藤もストライカーにしてはエゴイズムが足りないので、ほどほどに守備をサボって今激に専念する、ということが出来ませんでした。
そして今回も、得点やアシストといった結果は出せませんでした。
また、ケネディが出られなかったチャンスを活かせなかったのも痛いです。
現状早期にスタメンを奪取するのを期待するのが、難しくなってきました。
とはいえ、どこにチャンスが転がっているかわからないので、普段の練習を真面目にこなすしかありません。
ベニテス監督の人柄を考慮しても、練習をサボるけど試合では結果を出すロナウジーニョ型より、誰よりも練習に明け暮れる勤勉なジェラード型の方を好むはずです。
性格では、攻撃陣の誰よりも優ることはできるはずです。
コツコツ戦うしかないので、辛抱強く見守りましょう。