プレミアリーグ第10節 リヴァプール vs カーディフ(10/27) 試合後感想
リヴァプールはチェルシーとシティに引き分けた以外は、ここまでリーグ戦は全勝、無類の強さを誇っています。
リーグ優勝はもちろん、CLとの二冠も視野に入れられる強さですね。
一方、カーディフは前節初勝利を挙げて、リーグ戦はじまって以来の盛り上がりを見せています。
チェルシーに1-4、シティに0-5で負けている通り、この試合も敗戦濃厚ですが、まずは余計なカードをもらわないこと、そして次につながる良いゲームをすることを目指して戦ってもらいたいです。
できることなら前半は0-0で折り返したいですね。
スタメンが発表されました。
リヴァプールは今シーズン初めて、モレーノとララーナが入りましたね。
ロバートソン、ミルナー、シャキリはベンチからになるようです。
ケイタとヘンダーソンはまだ帰ってこれないようですね。
ベンチにも入りませんでした。
カーディフは右SHにホイレットが入りました。
代わりに左にはマーフィが入り、前節に続いてグンナールソンがボランチに入りました。
トップにはペイターソンが入り、メイダイン、ゾホレは控えです。
ペイターソンと前線を構成するのはリードで、献身的に守備をしてくれるので、守備重視の起用になりました。
純正のCFを起用できないのが、つらいところです。
前半9分、早速サラーの得点で、リヴァプールが先制です。
ゴール前に良いクロスが上がり、こぼれたところで、マネ、ファビーニョが立て続けにシュートを放ち、最後サラーがぺナルティエリアにアタックしてくるのを防げるディフェンダーはいませんでしたね。
前半25分を過ぎて、ポゼッション率が9対1くらいになっています。
一方的な展開ですね。
カーディフとしては、まず相手陣内で、ペイターソンは追い掛け回さなくていいと思います。
あとグンナールソンをはじめ、中盤の選手の役割分担がはっきりしてないと思います。
ペナルティエリアに人数はいるのですが、相手に効果的なプレッシャーはかけられていません。
フィルミーノに自由にプレイさせないように、いっそマンマークをつけてしまうのと、サラーとマネに好きに侵入させないようにSBとSHが連携するだけでも大分違うと思います。
ファビーニョとワイナルドゥムの攻撃参加はいまのところ無いので、人数で困ることはないはずです。
リードのスピードを活かしたロングカウンターに望みをかけて、前半はもちろん後半も勝負所まで我慢するしかないように思えます。
体力をかなり消耗してしまいましたが、失点を1に抑えたのは、よくやったと思います。
後半10分も過ぎると、ポゼッションも7対3ぐらいになり、カーディフも戦えるようになってきました。
開幕時点では、そもそもプレミアリーグで戦ったことのある選手がほとんどいなかったので、強豪との対決では面喰ってしまうのだと思います。
HT終了後にはある程度修正できるのだから、ウォーノック監督にも選手にも希望は持てると思います。
後半15分、ララーナに代えて、シャキリの投入です。
後半20分、マネのゴールで、リヴァプールが追加点です。
エリア内ではありますが、もう少しプレッシャーをかけるべきでした。
ここまでのところ、モレーノは、課題の守備面の不安は顕在化しませんでしたね。
チーム全体が右からのクロスを選択したために、モレーノ自身は再三攻撃参加しているのですが、あまりボールは回ってきませんでした。
アピールは失敗です。
チャンスはもらえそうなので、次節以降に期待です。
後半25分、フィルミーノに代えて、ミルナーの投入です。
何度か試されていますが、サラーがトップに入り、右ウイングにシャキリがスライド、インサイドレフトにミルナーが入りました。
後半28分、マーフィーに代えてハリスが入りました。
ハリスはそのまま、左のSHに入りましたが、全く印象にないので、もしかしたら今シーズン初出場かもしれません。
後半31分、ペイターソンのゴールで、カーディフが1点を返しました。
ホイレットのクロスがファンダイクにあたり、事故のような得点でしたが、これで息を吹き返せます。
実は逆サイドにハリスが走りこんでいたのも、少しだけアリソンの注意力に影響を与えたかもしれません。
その意味では、ハリスもよくやりました。
持ち味がまだ全く分からないのですが、スピードがあることは判明しました。
後半38分、リードに代えて、ゾホレの投入です。
追いかけまわせるチェイシングが無くなりましたが、高さは増しました。
後半39分、シャキリのゴールで、リヴァプールは3点目になりました。
ここまで十分に存在感を示しているので意外ですが、リーグ戦初ゴールですね。
アシストはサラーだったのですが、それよりも、シャキリの個人技が光る得点でした。
後半41分、今度はマネのゴールで、リヴァプールは4点目になりました。
またもサラーのアシストでしたが、こちらもマネの圧巻のスピードが目立った得点でした。
サラーは1G2Aの活躍でしたが、5割くらいの力で流すようにプレーしていましたね。
結果4-1で、リヴァプールが勝利しました。
妥当だったと思います。
カーディフは、最後の10分で失点を重ねてしまいましたが、前半から後半開始直後の戦いが出来ていれば、もう少しやれたと思います。
ただ結果は変わらなかったかもしれないので、残留するには戦略、戦術が必要ですね。
リヴァプールは楽勝過ぎて、特にいうことのない試合でした。