サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第10節 フルハム vs ボーンマス(10/27) 試合後感想

フルハムが18位、ボーンマスが6位の一戦になります。

フルハムは前節、どん底にいるカーディフ相手にまさかの敗戦で、リーグ戦3連敗を喫してしまいました。

得点力はあるはずなので、なんとかそれで脆弱な守備を補える戦術バランスを見出したいところです。

一方ボーンマスは、前節はサウサンプトン相手に引き分けてしまいましたが、全体的には素晴らしい出来です。

ブルックスが覚醒してきましたね。

フレイザーの方がファーストオプションかと思っていましたが、入れ替わったようです。

この急成長は見逃せません。

いまのところ、今シーズン最大の発見かもしれません。

ゲンドゥジやマディソン、ワンビサカ、セセニョンよりも、サプライズ度は高いです。

この二人にルイス・クックを加えた若手三人を軸に、さらに上昇気流に乗ってもらいたいですね。

スタメンが発表されました。

フルハムはGKがセルヒオ・リコに代わりました。

ここまでベッティネッリはよくやっていたのですが、前節のミスが原因でしょう。

しかし実際は、リコの獲得にそれなりの移籍金が掛かっているので、ずっと起用してほしかったというフロントの事情があります。

しかし、ベッティネッリの予想外の活躍で、その機会がありませんでした。

よって彼も、まだまだチャンスはあると思います。

腐らずにその機会をうかがってほしいです。

最終ラインは、モーソンが外れましたね。

正直オドイ以外は、みなミスが目立ちます。

誰でもいいのでメンバーを固定して、組織守備の流れ、約束事を叩きこむのが手っ取り早いと思います。

右SHにカマラ、左SHにセセニョンが入り、守備力もある程度担保できる布陣になりました。

攻撃面はミトロビッチとシュールレの負担が増しますが、しょうがない気もします。

ボーンマスは、2トップの一角キングがいないので、少しだけ変更があります。

アダム・スミスが右SHに入り、フランシスと縦関係を築きます。

押し出される格好で、ブルックスセカンドトップになりました。

よりゴールに近い位置でプレイできるので、今日はより期待できますね。 

ベンチには信頼できるベテラン陣が控えるので、若手はエナジー全開で走り回れます。

前半12分、フォスメンサーがエリア内でウィルソンを倒してしまい、PKを与えてしまいました。

前半13分、ウィルソン自身がこれを決め、ボーンマスが先制です。

エリア内でのフォスメンサーの後ろからの守備は、不用意でしたね。

守備では、毎試合誰かが致命的なミスをします。

どうにかならないのでしょうか。

前半16分の、カマラのシミュレーションも味噌をつけました。

守備での貢献度は問題ないので、HT前に、自力で立て直してもらいたいです。

前半39分の、ベゴビッチがボールをキャッチした位置は、エリアのライン上のような気がします。

つまり、GKのハンドのような感じもしましたが、流されてしまいましたね。

前半は、失点直後20分過ぎくらいまで、フルハムは落ち着きが見られませんでした。

それ以降は安定してきたのですが、プレミア特有の、ダイナミックなゲームが展開されました。

お互いのゴール前までボールが行き来しましたが、クロスやトラップなど、ひとつひとつの精度は、はるかにボーンマスが優れていました。

いつ追加点が生まれてもおかしくない展開でした。

フルハムは引きこもっていても流れが良くはならないと見たようで、この状況を甘んじて受け入れましたが、後半は相手に付き合わずにカウンター勝負にしないと、実力差がスコアにダイレクトに反映されてしまいます。

後半開始直後は、フルハムの流れが来ています。

前線から激しくプレッシングを仕掛けることで無理やり引き寄せましたが、連動しないと効果が出ないので、難易度は低くありません。

案の定、10分もしないうちに引っ込めましたが、新しいチャレンジは悪くないと思います。

この試合で結果が得られるかは分かりませんが、チームを成長させるためにもがくのはいいことだと思います。

後半15分、ル・マルシャンに代えて、ケアニーの投入です。

久しぶりの登場ですね。

セセニョンが左SBに入るかと思いましたが、相変わらず高い位置に張り出しています。

それでも守備時には戻ってくるようで、左サイドは偏に彼の運動量にかかっています。

ケアニーはインサイドライトに入り、単純に中盤の厚みが増しました。

ゴール前になだれ込むタイミング、コンビネーションを高めれば、スタメン奪取とはいかないまでも、欠かせないオプションにはなります。

後半26分、ブルックスのゴールで、ボーンマスが追加点、2-0としました。

後半27分、ブルックスに対する危険なスライディングタックルで、マクドナルドが二枚目のイエローで退場です。

これで万事休すですね。

正直マクドナルドは運動量も落ちていたので、外すべきでした。

まだ交代枠も残っていたので、監督の失策といわざるを得ません。

後半からは、可能性のある面白い戦いができ始めていたので、台無しになってしまい、残念です。

退場は、次節も出場できないのが痛いのです。

マクドナルド無しはキツイ。

後半34分、セリに代えてザンボ・アンギサ、ルイス・クックに代えてゴズリングの投入です。

この試合のMVPは、ルイス・クックだと思います。

ボランチの仕事をしながら、左SBの上がったスペースをケアし、ウイングばりに駆け上がって、右からクロスを入れる場面もありました。

2点目もアシストはフレイザーでしたが、起点は彼です。

サーマンとゴズリングを、ベンチに座らせるだけの説得力のあるパフォーマンスでしたね。

後半39分、ウィルソンのゴールで、ボーンマスは3点目です。

2点目に続き、またもフレイザーのアシストでした。

結果3-0で、ボーンマスが勝利しました。

面白くなりそうなところで、突然切れてしまったので、両チームとも消化不良ではないでしょうか。

特にフルハムは、もっとできたと思います。

ボーンマスは、満足している選手がいそうですね。

結果は申し分ないので、中位に留まる気ならそれでもいいと思います。