プレミアリーグ第10節 レスター vs ウェストハム(10/28) 試合後感想
12位のレスターと14位のウェストハムです。
共に2連敗中で、停滞中です。
レスターは、前々節のエヴァートン戦はホームだったということもあり、残念でした。
スタイルを絶賛模索中ということもあり、歯車がかみ合わない感じでしたね。
ウェストハムも、前々節のブライトン戦は良いところがありませんでした。
生みの苦しみを味わう同士の対戦ですが、タレントは多いので、派手な戦いも期待してしまいます。
また、そろそろ岡崎をスタメンで使ってほしいですね。
日本代表はずっとポゼッションスタイルでしたが、居場所は見つけてきました。
ヴァーディ―も本来は、スタイル的には合わないはずです。
それでも岡崎ならきっと結果を出せるはずなので、監督にはそろそろ考え直してほしいです。
スタメンが発表されました。
ソユンジュがスタメン入りです。
これには驚きですね。
リーグ戦初出場にして初スタメンなので、どんなパフォーマンスが出来るのか、とても楽しみです。
ボランチにはイボーラが入り、メンディが控えに降格です。
左SHにはリーグ優勝戦士でもある、オルブライトンが久しぶりにスタメン入りです。
右SHはゲザルで、左にトップはイヘアナチョです。
エヴァンス、リカルド・ぺレイラ、ヴァーディ―、岡崎は控えからになりました。
出場するのも大変なほどの、ベンチの充実ぶりです。
一方ウェストハムは、後ろから中盤まではいつもの顔ぶれですが、前線右ウイングにはディアンガナという選手が入りました。
控えにもパウエル、コベントリーというおそらく若手の選手が入る、苦しい台所事情です。
チームとしては苦しいですが、新しい選手の登場はいつもワクワクします。
ディアンガナについても全く知識が無いので、色々と確かめていこうと思います。
アルナウトビッチもいないのですが、そこはチチャリートことハビエル・エルナンデスが埋めます。
彼はワンタッチ・ストライカーなので、攻撃は工夫しないといけませんね。
エースであるフェリペ・アンデルソンが攻撃を牽引することになりますが、対面のアマーティが本職のSBではないので、左サイドからの攻めが有効です。
20分も過ぎると、互いに攻撃は左サイドからになっていますね。
ボールが画面の上下どちらにあるのかで、どちらが攻めているのかが分かりやすいです。
ディアンガナのポストプレイがセットプレイに繋がり、混戦からの得点に繋がりました。
そのディアンガナは、レノンやウォルコットに似た、トップスピードの速そうなタイプです。
初速はそうでもなさそうですが、半身で受けるのが上手いので、ファウルをもらうのも上手でした。
捕らえているのに、チルウェルが手を焼いているように見えたのが、印象的でした。
トラッシュトークが多いのは、玉に瑕ですね。
前半37分、ノーブルがンディディの足首に突き刺すようなスライディングタックルを見舞い、1発レッドで退場です。
マイケル・オリヴァーさんはすぐ正面で視認していて、確信があるジャッジぶりだったので、混乱はありませんでした。
前半はレスターが猛攻を仕掛けましたが、結局得点には繋がりませんでした。
HT終了後、ゲザルに代えて、ヴァーディ―が入ってきました。
後半11分に、マディソンがエリア内でバルブエナに倒されたシーンも、その直後にエリア内でイヘアナチョのシュートがサバレタの左腕に当たったシーンも流されましたね。
これは両方とも、PKが妥当なような気もします。
後半15分、チチャリートに代えてアントニオ、イヘアナチョに代えてグレイの投入です。
後半はレスターの猛攻でしたね。
可能性のないクロスが多く、前線とクロサー(特にオルブライトン)との呼吸が合わなかったのが、上手くいかない理由です。
しかしもう少しCKなどセットプレイが獲得できていれば、決まりそうです。
後半30分、ディアンガナに代えて、クレスウェルの投入です。
守備固めでもありますが、意外とカウンターも機能するので、ロングパス要員でもあります。
後半34分、ソユンジュに代えて岡崎、フェリペ・アンデルソンに代えてオグボンナの投入です。
この直後、若いチルウェルが百戦錬磨のサバレタとやりあっていました。
サバレタは、気の強さで戦ってきた人です。
論理で迫っても勝てないことを、悟りましょう。
かつてリチャーズやマイコンから、サッカーの実力ではない何かでレギュラーを奪った人です。
自分の不利になることは、正義であっても全く通用しません。
これが、大人の世界です。
スポーツの世界でも、実力だけではやっていけないことを理解する、いい機会でしたね。
後半44分、ンディディの放ったミドルシュートがバルビュエナに当たって入りました。
レスターが追い付きました。同点です。
バルビュエナは岡崎にぴったりついていたので、ある意味アシストできたともいえると思います。
結果1-1の引き分けでした。
レスターは良く追いつきましたね。
猛攻が中々報われずに、大変でしたが、これで勢いを取り戻せそうです。
岡崎もまたしても無得点に終わりましたが、彼が入ってから、明らかに流れが良くなりました。
またソユンジュのデビューも、最高の形でした。
イボーラも、今期はリーグ戦初出場でしたが、問題はありませんでした。
一方ウェストハムは、逃げ切れませんでしたが、しょうがなかったと思います。
10人になったのが早かったですし、いなくなったのも激しくプレスに行けて、運動量のあるノーブルでした。
後半は猛攻を仕掛けられて失点するのは時間の問題だったので、負けなかっただけ良かったと思うべきです。
アウェイですし、今後に繋がる良い戦いでした。