プレミアリーグ第10節 マンチェスター・U vs エヴァートン(10/29) 試合後感想
10位のユナイテッドと、8位のエヴァートンの対決になります。
前節のチェルシー戦は、ほとんど勝っていた引き分けに持ち込まれてしまい、CLではユベントス戦は実力の差を見せつけられ、最近はいいことが無いユナイテッドですが、今節は順位の上では、ほぼ同格の戦いになります。
ポルトガル人指揮官同士の戦いになりますが、モウリーニョは相手の長所を消すことに長けた指揮官です。
この試合では、エヴァートンの中心選手であるリシャルリソンとシグルドソンをどう攻略するのか、注目です。
一方エヴァートンは、ここまで3連勝と波に乗ります。
最近は複数得点もできているので、この試合もその攻撃力を発揮できれば勝ち目はあります。
あまり攻撃パターンが確立されていないのが不安ですが、アウェイということもあり、慎重に進めるしかないと思います。
スタメンが発表されました。
最終ラインは、右にヤングが入りました。
バレンシアはまだ、帰ってこれないようです。
CBコンビは、リンデロフとスモーリングですね。
控えがロホとダルミアンなのが、不安です。
共に構想外になっていると思うので、冬にでも人員整理は必要です。
中盤にはフレッジが帰ってきました。
1年目ではありますが、即役に立ってもらわないといけません。
前線は右から、マタ、ラッシュフォード、マルシャルです。
怪我でも出場停止でもないのに、ルカクは控えになりました。
公式戦8試合無得点では、それも止む無しでしょう。
これから攻撃陣は、マルシャル中心に作られていくと思います。
エヴァートンのスタメンは、前節と全く同じです。
前節からアンドレ・ゴメスをボランチで使っているのが、気になります。
バルサでは何もできなかったので、復活を期していると思います。
中盤の守備の負担を、ゲイエ一人に押し付けないことを期待したいです。
試合が始まってすぐ、ヤングがベルナールにマンマークで付いていますね。
前半25分、マルシャルがエリア内に仕掛け、ゲイエが倒してしまい、PKです。
元々広大な守備エリアを担当してるだけあって、戻りに遅れ、後ろから倒してしまうことになりました。
前半27分、これをポグバが蹴り、ユナイテッドが先制です。
一旦はピックフォードに止められましたが、跳ね返りを流し込めました。
ポグバはこれまでたらたらやっていましたが、去就がはっきりしたのか、前節辺りから素晴らしいパフォーマンスを披露しています。
クオリティはあるので、W杯の時のように、サボらずに走ればいいのです。
マタもスタメンに定着しそうなので、これでユナイテッドは、これから勝てるようになるでしょう。
前半が終わりましたが、ユナイテッドの素晴らしい守備が光りましたね。
リシャルリソンも、両CBに封殺されていました。
活路は、シグルドソンとゲイエの攻め上がりによって、攻撃の厚みを増すことに見いだせると思います。
攻守にユナイテッドが支配しきりましたが、まだまだ分からないと思います。
しかし後半3分、マルシャルのゴールで、ユナイテッドが追加点です。
アンリみたいなインフロントキックでしたね。
本格的にブレイクしそうです。
両チームとも、CFの動きが悪く、CBに脅威を与えられていません。
単純に動きの量も少ない印象だったので、まるで脅威になっていませんでした。
後半16分、ベルナールに代えて。ルックマンの投入です。
後半20分、ラッシュフォードに代えて、ルカクの投入です。
後半31分、リシャルリソンにスモーリングが後ろからスライディングタックルしてしまい、PKになりました。
これを後半32分、シグルドソンが決め、エヴァートンが1点を返します。
後半33分、ゲイエとウォルコットに代えて、トスンとキャルバート=ルーウィンの投入です。
後半39分、マタに代えて、エレーラの投入です。
エレーラは、ユナイテッドで一番戦術遂行能力の高い選手です。
守備固めをするなら、ディフェンダーを入れるよりはるかに安全策といえます。
後半49分、フレッジに代えて、リンガードの投入です。
結果2-1で、ユナイテッドが勝利しました。
危険な場面が全く無かったわけではありませんが、後半もユナイテッドが支配しきったといっていいゲームだったと思います。
エヴァートンは勢いだけでなく、攻撃にも連動性が必要ですね。
よくある基本のコンビネーションだけでは、今のユナイテッドの守備陣は崩せないようです。
そのユナイテッドの守備は、少しづつではありますが、大分硬くなってきました。
優勝争いは難しいと思いますが、EL出場は狙えるところまで、クオリティが上がってきたといえるでしょう。