プレミアリーグ第11節 ボーンマス vs マンチェスター・U(11/3) 試合後感想
6位のボーンマスと、8位のユナイテッドの対戦になります。
ボーンマスは前々節サウサンプトンに引き分けましたが、それを除けば3連勝していることになります。
快勝する試合も多く、若手の勢いとベテランの経験がうまくミックスされた好チームです。
首位のシティとも勝ち点差6と、ここまでは望外の出来です。
多少の取りこぼしはあってもいいので、怪我人や出場停止が無いように進めて、まずは残留を確定させるのが先決です。
ELやそれ以上の目標は、まずは考えないようにしたほうが、混乱は起きないと思います。
一方ユナイテッドは、4位以内が目標だそうですね。
現状、4位と5位の間に境界線がある気がします。
この4チームに食い込むには、5位のトッテナムもかわさなくてはならないので、確実に補強が必要です。
冬にCBを少なくても一人、人員整理も含めてディフェンス陣は大幅な刷新がなされるでしょう。
サンチェスの扱いも、考えなくてはなりませんね。
売るのなら、それなりの選手を取らなくてはなりません。
スタメンが発表されました。
ボーンマスは、アダム・スミスが左SBにスライドして、右SHにはスタニスラスが入りました。
キングがまだ帰ってこれないのが、気がかりですね。
ユナイテッドは、前線にサンチェスが入った以外は、前回と同じです。
その前線は、右からマタ、サンチェス、マルシャルの並びになりました。
控えには、ジョーンズとマクトミネイが帰ってきました。
チャンスはあるでしょうか。
ルカクがベンチにもいないので、追いかける展開になったとしたら、不安は残ります。
前半3分には、早速ボーンマスに決定機が訪れました。
スタニスラスのクロスは正確だったように見えましたが、受けたフレイザーがトラップミスをし、シュートはデヘアに防がれました。
前半10分にも、アダム・スミスとブルックスの絶妙なパス交換から、決定機がありました。
いつでも得点できそうです。
前半11分、ウィルソンのゴールで、ボーンマスが先制です。
ユナイテッド守備陣がCKを跳ね返して、持ち上がろうとしたところで、マルシャルがあっさり取られてしまいました。
そこから簡単にクロスを上げられ、失点してしまいました。
クロスを上げたスタニスラスのすぐ近くにいたのはマタですが、左サイドは彼のポジションではありません。
担当すべきはマルシャルですが、守備に淡白なのは変わらないでしょう。
我慢するしかないと思います。
前半22分には、ウィルソン自身が右サイドを上がり、オーバーラップしてきたフランシスに渡すと、中盤にインナーラップしたスタニスラスに良いクロスが上がりました。
スタニスラスは良いミドルシュートを放ったのですが、またもデヘアのビッグセーブです。
前半25分には、クロスに合わせるようにエリアに侵入してきたブルックスを、ショーが後ろから両手で、のしかかるように押し倒したように見えましたが、不問でした。
PKに見えましたが、なぜでしょうか。
ここまでずっとボーンマスのペースなので追加点は取れると思いますが、不可解です。
前半32分には、マルシャルのクロスにフレッジがゴール前で合わせましたが、決まりませんでした。
少しづつですが、フレッジも攻撃参加するなど、チームに馴染んできました。
前半34分、マルシャルのゴールで、ユナイテッドが得点、同点に追いつきました。
サンチェスが効果的なインナーラップが、決め手になりました。
レルマが付いていくべきでしたが、やはり背後の守備には不安があるようです。
ユナイテッドの分析担当による戦術が、成果を出したのでしょう。
前半が終了して、1-1に見合う内容でしたね。
最初はボーンマスが押し続けましたが、ユナイテッドもダイナミックでボールスピードの速い、レベルの高い戦いが披露出来ました。
前線は特に噛み合いませんが、局所局所で高い技術を披露できています。
一方ボーンマスは、ルイス・クックとフレイザーがやや不調かもしれません。
後半は、ベテランの出番かもしれません。
後半も、最初はボーンマスペースでした。
後半5分のブルックスのシュートは、デヘアでなければ決められていたでしょう。
後半8分、ショーがハンドで、イエローです。
故意ではないようにみえましたが、主審の目の前でしたね。
後半10分、マタとフレッジに代えて、ラッシュフォードとエレーラの投入です。
ラッシュフォードは、センターに入りました。
フレッシュにしただけにも見えますが、どうでしょうか。
エレーラは何か、密命を受けていることでしょう。
後半12分、エレーラを突き飛ばしてしまい、レルマにイエローです。
後半14分、しっかり練習してきたCKの攻撃をベゴビッチに防がれました。
サンチェスのヘディングは右上隅を突きましたが、素晴らしいセーブでしたね。
両チームとも、GKが当たり前の様にビッグセーブを連発しています。
1-1ですが、5-5くらいでも、おかしくない試合です。
後半17分、オーバーラップしてきたヤングに後ろから足をかけてしまい、スタニスラスにイエローです。
ヤングから仕掛けてくることもあるのを、忘れてはいけませんね。
後半18分、ユナイテッドに猛攻がありました。
エリア内で3度シュートを放ちましたが、ことごとく防がれましたね。
アケとブルックスが体を張りました。
後半19分、ラッシュフォードとウィルソンに、イエローです。
接触は無かったので、異議でしょうか。
後半20分、エレーラの惜しいシュートがありました。
わずかに枠を逸れましたが、フリーで、しかもギリギリでした。
マタと同じように、フリーになるのが上手いです。
誰かをマンマークするのではなく、マティッチとかわるがわるアンカーを務めながら、ゴール前に侵入する機会をうかがっています。
マティッチの運動量を、ケアする狙いがあるようです。
気が利く人にしかできない仕事なので、ユナイテッドの中盤では彼にしかできません。
能力が高ければ必要とされるとは限らないのがつらいところですが、すっかり欠かせない存在になれましたね。
流れも、ユナイテッドにきています。
後半22分、ルイス・クックに代えて、ゴズリングの投入です。
後半28分、フレイザーに代えて、アイブの投入です。
後半32分、サンチェスに代えて、リンガードの投入です。
後半35分、ボーンマスが完全に崩して、最後ブルックスがシュートを放ちましたが、またもデヘアもビッグセーブです。
後半36分、アダム・スミスを後ろから倒したということで、ヤングにイエローが出ました。
後半45分、スタニスラスを下げて、サーマンの投入です。
後半46分、ラッシュフォードがゴール前で押し込んで、ユナイテッドが得点、勝ち越しました。
ポグバがフランシスをかわしてクロスを上げたところで、勝負ありでした。
ここまで、ビッグセーブを見せたベゴビッチですが、最後に迷ってしまいましたね。
超一流と一流の差が出た、といえるでしょう。
結果2-1で、ユナイテッドが勝利でした。
1-1が妥当だったと思います。
ユナイテッドはなんとか、ユベントス、シティと戦う準備が出来ました。
ボーンマスは、内容は大変良かったので、忘れましょう。
こんな日もあります。