プレミアリーグ第11節 ニューカッスル vs ワトフォード(11/4) 試合後感想
ニューカッスルはいまだ勝ち星が無く、クラブ史上最悪の記録です。
もしこの試合に負けるとホーム6連敗ということになり、これもワースト記録になるそうです。
前節のサウサンプトン戦の0-0と、前々節のブライトン戦の0-1が痛かったですね。
終わったことを気にしていてもしょうがないので、これからどうするかを見つけられればと思います。
攻撃も守備も流れの中では組織的には、仕上がっていると思います。
セットプレイでの得点が無いことと、失点が多いのが問題ですね。
後は一人一人のクオリティ、これは補強するしかないと思います。
夏に補強した選手たちも充分に試せていませんが、冬に即戦力が欲しいところです。
一方ワトフォードは、波がありましたね。
苦しい時期を越え、また勝てるようになりました。
こちらは新戦力が馴染んできて、上手くやれています。
この試合も、不安はありません。
スタメンが発表されました。
前節とほぼ同じですが、ようやく武藤が、ロンドンと組むことが出来ました。
この機会を待っていました。
後は結果を出すだけです。
ワトフォードも、前節とほぼ変わりません。
最終ラインに、マリアッパ、ホレバスが入りましたね。
カバセレ、マジーナが控えに備えます。
前線はすっかり、サクセスとデウロフェウになりました。
グレイとディーニーは共に、中盤の良さを引き出す術に長けているのですが、控えにグレイが入るにとどまり、ディーニーはベンチ外になってしまいました。
試合が始まってみると、両チームともサイドを使ってゲームを落ち着かせようとしているのですが、上手くいかずに混沌としてしますね。
個人の反応速度がものをいう展開になってしまっています。
前半11分の武藤のカウンターも、彼自身のハンドでなくなってしまいましたが、成立すれば決定機でした。
前半26分にも、ニューカッスルはCKを得たのですが、逆にカウンターを受けてしまいました。
ロンドンと武藤のコンビですが、練習でもまだあまり組めていないのでしょう。
良いコンビネーションが生まれていません。
ここまで、可能性のあるシュートが少ないです。
前半37分、キャプ―が武藤を後ろから倒してしまい、イエローです。
ペナルティアークまで2mぐらいだったのと、武藤を加えて4対3だったので、キャプ―も無理しなくてはなりませんでした。
これをシェルビーが直接蹴りましたが、枠を大きく上に逸れるシュートでした。
このFKなど、セットプレイがことごとく得点に繋がりません。
シェルビーは流れの中でも、すぐにロングパスを放るのではなくて、もうすこしドリブルやワンツーで運ぶなりしてくれないと、たちまち相手ボールになってしまいます。
全体のゲームメイクにも、問題がある気がします。
一方ワトフォードは、少しづつですが、デウロフェウの動きに回りも合わせることが出来つつあります。
デウロフェウはどこに行っても、自己中心的なマイペースなプレイしか見せませんでしたが、技術はとても高い選手です。
前節も勝手なプレイしか見せませんでしたが、今節は結果は出ていませんが、コンビネーションはみせています。
結果が出ないのは、分かりやすすぎるからです。
意外性のあることをやろうとすると孤立しがちなので、難しいところですが、何とか落としどころを見つけてほしいです。
これは本来彼だけの問題ではなくて、監督の手腕の見せ所でもあるはずです。
本人の心がけだけに押し付けて、見捨てるのではなく、きちんと戦力にしてほしいですね。
前半45分、武藤に代えて、アジョセ・ぺレスの投入です。
この時間に交代させるのはほとんどないことです。
何が起こったのでしょうか。
軽傷の怪我であってほしいです。
用意してきた攻撃の形を作れなかったので、監督を逆鱗に触れたというのが最悪な気がします。
HT明けのチームの公式の情報によると、武藤は怪我のようです。
広報が対外的に伝えていることと、事実は必ずしも同じではないので、気になるところではありますが、変わったアジョセ・ぺレスも結果を出さなければ立場が危ういので、頑張ってもらいたいです。
HT後、ラッセルズに代えて、シェアの投入です。
こちらも怪我でしょうか。
守備の要のラッセルズが抜けるのは、厳しいです。
後半4分、ぺレイラのエリア内からのシュートがクロスバーに当たりましたね。
サクセスがイェドリンに競り合ったことが、チャンスに繋がりました。
後半5分、シェルビーに代えて、キ・ソンヨンの投入です。
3人ともけがのようです。
しかしここで選手交代を使いきってしまうとは、想定外でしょう。
好材料なのは、3人とも歩けてはいたということです。
何か月も離脱するような怪我では、ないでしょう。
一方ワトフォードは攻撃陣が特に、そして最終ラインも噛み合いません。
前線はやはり、グレイとディーニーにするべきなのでしょう。
こちらも、苦しい台所事情です。
アウェイではありますが、このまま引き分けならOKです。
後半15分も過ぎて、ニューカッスルにもチャンスが生まれ始めています。
特に、キ・ソンヨンがいいです。
中盤でためを作ってくれるので、攻撃陣が前線に上がれる時間が作れます。
クロスを上げようという段になって、中がへディングシュートの準備が出来ている状態なので、得点の可能性が生まれているのです。
これからは、キ・ソンヨンをスタメンに起用してほしいですね。
後半19分、ペナルティエリア内に侵入しようとしてきたキ・ソンヨンを倒してしまい、ヒューズにイエローです。
後半20分、これで得たFKから、アジョセ・ぺレスがニアで合わせて、ニューカッスルが得点です。
ついに先制しました。
キッカーは、キ・ソンヨンでしたね。
これで勝利出来たら、間違いなくこの試合のMVPです。
アジョセ・ぺレスも、素晴らしいヘディングシュートでした。
今シーズンは、セットプレイからの得点がありませんでしたが、これが初得点ということにもなります。
このあとも、ロンドンにヘディングシュートが生まれるなど、流れはニューカッスルにほんの少しですが、傾いたままです。
後半23分、デウロフェウに代えて、グレイの投入です。
ワトフォードが上手くいかない理由の一つに、キャプ―とドゥクレが無理して持ち上がろうとして、ショートカウンターをもらってしまっていることが挙げられます。
ダブルボランチが、共に機動力に溢れるタイプではないので、前線のサポートが必要です。
後半31分、ヒューズに代えて、オカカの投入です。
後半39分、サクセスに代えて、チャロバーの投入です。
チャロバーは、今シーズンリーグ戦初出場です。
4-2-1-3から、4-2-2-2に戻りましたね。
後半46分、異議を申し立てたか、ホレバスにイエローが出ました。
後半48分、グレイがポストプレイをする流れで、左肘でシェアにエルボーを見舞って、イエローです。
結果、1-0でニューカッスルが勝利です。
ようやく初勝利です。
長かったですね。
武藤としては複雑ですが、アジョセ・ぺレスのシュートは素晴らしかったです。
ワトフォードは、ベストメンバーが揃えば勝てるようになると思います。
とはいえ、新しいメンバーの連係構築はチーム力向上に必要不可欠です。
アウェイでもあったので、今日のことは忘れて、また成長すればいいと思います。