プレミアリーグ第12節 ニューカッスル vs ボーンマス(11/11) 試合後感想
ニューカッスルは前節リーグ戦初勝利を挙げて、気分よく凱歌を奏していました。
武藤が怪我してしまったのが気がかりですが、この試合もホームなので、結果が欲しいですね。
一方ボーンマスは、前節はユナイテッド相手に腰の引けた戦いを見せてしまいました。
カウンターが強力なのはわかるのですが、受け身になりすぎてしまいましたね。
ブルックスとフレイザーを軸としたサイドアタックだけでなく、中央のパスワークも磨いてもらいたいです。
スタメンが発表されました。
ニューカッスルは、前節怪我した3人が、ベンチからも外れました。
ラッセルズのところにシェア、シェルビーのところにキ・ソンヨン、武藤のところにアジョセ・ぺレスが入ります。
繰り上がって、クラーク、ヘイデン、マーフィーがベンチに入れました。
ボーンマスは、スタニスラスのところにアイブが入りました。
珍しく、ベンチにピューがいます。
デフォーとともに、爆発力に期待です。
前半3分、いきなりボーンマスのシュートからスタートしました。
最後はアイブのミドルシュートだったのですが、起点はブルックスのポストプレイでした。
線の細い彼なんぞに、ポストプレイをさせてはいけません。
ブルックスは細身で、そんなことが出来るタイプではありませんし、ウィルソンに前を向かれるのも具合が悪いです。
ニューカッスルのCBコンビは、フォアチェックとカバーリングのタイミングを早急に調整しなければなりません。
シュート自体は、フェルナンデスがスライディングで跳ね返しました。
前半6分、ロンドンのゴールで、ニューカッスルが先制です。
右サイドを駆けあがったイェドリンのクロスに合わせたのですが、一度はスティーブ・クックに跳ね返されますが、また足元に来たので、直ちに振りぬきました。
アダム・スミスがイェドリンをフリーにしてしまったのが、決めてでした。
現状を把握して、マークもすぐにスイッチしなければなりません。
前半8分、フェルナンデスがエリア内で、ブルックスを倒してしまいましたね。
主審は流しましたが、ボールには行けてなかったので、PKでもおかしくありませんでした。
前半17分、立て続けに、ボーンマスはCKから2本撃ちました。
ルイス・クックのそれも、アイブのものの、決まりはしませんでしたが、枠には飛んでいました。
ミドルシュートの調子が良さそうなので、セットプレイに期待が持てます。
前半20分、フレイザーの直接FKを、ドゥブラフカがスーパーセーブです。
ゴール前やや左寄り20mくらいのところで、絶好の位置でしたが、難なく防がれてしまいました。
あっさり処理しましたが、クロスの可能性もあったので、GKからすれば難しい判断だったはずです。
前半30分、アダム・スミスに代えて、ダニエルズの交代です。
スミスがなんでもないところで突然倒れ込み、5分近く試合が止まっていました。
担架に乗せることもできないくらい酷い、少しも動かせない状態でした。
古傷を痛めてしまったのかもしれません。
スミスはレギュラーであるだけでなく、両SBと両SHが可能と、ポリバレントです。
さらに、ユナイテッド戦ではラッシュフォードを1発レッドで追い出した際に見せた、メンタルの強さも貴重です。
つまり、彼の不在はかなりの痛手です。
しかも、もしかしたら、すぐには帰ってこれないかもしれません。
シーズンが進むにつれて、その影響がじわじわ出てくるでしょう。
前半39分、ロンドンがヘディング、ニューカッスルが追加点です。
キ・ソンヨンの素晴らしいサイドチェンジのパスから、ケネディのクロスに繋がり、ロンドンは右からエリア中央に斜めにカットインしながらのダイビングヘッドでした。
アケもついていたのですが、先に入られてしまったうえ、パワーで抑え込まれてしまったので、何もできませんでした。
ロンドンに対しては、先に反応するしかないですね。
前半41分、キ・ソンヨンのCKからロンドンのヘディングがあり、ウィルソンが思いっきり右腕でブロックしましたが、審判は流しました。
2-0という状況を加味したか、見逃したかは分かりませんが、VARが導入されていれば、確実にPKでしょう。
しかし、ニューカッスルとしては、とどめを刺しておきたいところでした。
前半47分、キ・ソンヨンのFKから、アイブのヘディングシュートがありました。
あわやオウンゴールでしたが、ベゴビッチのビッグセーブで事なきを得ました。
前半49分、ブルックスのカットインに対して、シェアがスライディングタックル、イエローです。
FKを獲得しました。
前半50分、フレイザーのFKに、スティーブ・クックが合わせましたが、ドゥブラフカがスーパーセーブです。
これは良く反応しましたね。
ゴール前30m付近、右のサイドライン付近の辺りだったのですが、キックも正確で、クックもディアメを振り切り、フリーで放ったにもかかわらず、決められませんでした。
前半50分、CKから、レルマのヘディングシュートで得点、ボーンマスが1点を返します。
フレイザーのキックも正確ながら、レルマが左に横っ飛びで飛びながら、シュートは右に飛びました。
右のゴールポストに触れるか触れないかくらいのところに吸い込まれていったので、GKにはどうしようもなかったですね。
前半51分、カウンターから、アジョセ・ぺレスが抜け出しましたが、シュートは逆サイドに抜け、得点とはなりませんでした。
ロスタイムに入って、打ち合いの様相がより鮮明になってきました。
前半35分過ぎくらいから、ダニエルズがWBとして振る舞い始め、フレイザーがブルックスと共に、2シャドーになっていました。
ボーンマスが前がかりになって、サイドの守備が手薄になり、ニューカッスルがそこを突いたために、そうなりました。
HT終了後、レルマに代えて、ゴズリングの投入です。
レルマのパフォーマンスが良かったために、タイミング的にも、この交代は謎です。
怪我でしょうか。
後半2分、セットプレイの守備から、シェアがロンドンと頭と頭で激突し、鼻にダメージです。
後半も相変わらず、ボーンマスが3バックなので、ニューカッスルがその脇を突いています。
ボーンマスは、両WBと2ボランチ、2シャドーのパスワークで対抗しています。
ボーンマスが高い位置でボールをコントロールしたいということと、ニューカッスルがロングカウンターで仕留めたいという思惑が一致して、ボールは大体の時間において、ニューカッスル陣内に、あります。
ただ、あまり危険な位置までは運ばせていません。
後半12分、フレイザーがロングカウンターから、力強いドリブルを繰り出しましたが、最後のシュートはドゥブラフカに、止められてしまいましたね。
ボーンマスも、何とか守ってカウンターを繰り出しています。
後半14分、アイブのショートクロスから、ウィルソンがヘディングシュートを放ちましたが、枠には飛びませんでした。
後半17分、リッチーがエリアに飛び込んで、マークしていたダニエルズより先にシュートできましたが、枠を逸れました。
お互いに、カウンターの方がチャンスになっています。
後半20分、フレイザーの20m超のロングカウンターも、フェルナンデスがブロックです。
この試合は、フェルナンデスが目立ちまくっています。
後半27分、ルイス・クックがゴール前で横パス、ゴズリングのキラーパスで、アイブがシュートしましたが、ゴール上方に飛びました。
GKとの1対1になったので、決定的でしたが、ドゥブラフカのプレッシャーが勝りました。
ニューカッスルは、もう寄せも遅く、プレスが掛けられなくなっています。
後半28分、リッチーに代えて、ヘイデンの投入です。
後半32分、ケネディに代えて、クラークの投入です。
後半33分、ディアメに代えて、アツの投入です。
この3枚の交代で、運動量を取り戻して欲しいです。
ぺレスがボランチに入ってしまいました。
これは、攻めあうしかない展開です。
後半35分、アツの伸びやかなドリブルからの急激なカットイン、最後に左足によるインフロントキックは、ベゴビッチの横っ飛びのスーパーセーブが無ければ、GKの届かない位置からネット吸い込まれていた可能性が高いですね。
後半36分、アイブに代えて、デフォーの交代です。
両チームとも、大分前がかりです。
後半39分、CKからのボールを、アケが押し込みましたが、オフサイドでした。
ゴズリングが、関与してしまったようです。
後半43分、ロンドンが35m超のロングカウンターを繰り出しましたが、ベゴビッチの足に掻き出され、惜しくも入りませんでした。
結果2-1で、ニューカッスルが勝利しました。
2勝目にして、初の連勝です。
初戦から戦い方は悪くなかったのですが、ようやく結果に繋がってきましたね。
できることは、このまま内容の良い戦いを続けていくことだけだと思います。
一方ボーンマスは、辛い敗戦ですね。
何とかやり繰りしたのですが、結果には結び付きませんでした。
結論が同じになってしまうのですが、気にせずに、続けるしかないと思います。