キリンチャレンジカップ 日本vsべネズエラ(11/16) 試合後感想
これまでの経緯など、詳しいことはよくわからないんですが、遠藤と佐々木の個人レベルの守備戦術、優先順位のつけ方に疑問を感じました。
上手く試合に入れなかっただけかもしれません。
ただ、守備はミスをしないのが基準になるので、減点法で観てしまうのが、難点です。
また、2列目の3人、南野、中島、堂安もボールを持っているときは素晴らしいですが、オフザボールの動きに改善の余地ありです。
最終ラインでボール回しをしているときは、その時ボールを触っていない選手は全員、最小限の動きで最速のポジショナルプレーをしなくてはなりません。
フットボールIQを、もっと高められるはずです。
ただ、ポストプレイから振り向いて仕掛けるまでの速さは、すでに世界最速クラスだと思います。
つまり、縦パスは入るということなので、ポジショナルプレーはできていないわけではありません。
これは別に当たり前のことではなく、世界のトップレベルの選手でも、サイドの選手を中心に、できていない選手は多いです。
日本はフィジカルでごまかせないので、無駄なく精確に、行わなければなりません。
この3人はいずれ間違いなく、ヨーロッパのビッグクラブでプレイできます。
怪我に見舞われたり、代理人に振り回されたりしない限り、大丈夫だと思います。
少しでも早く、トップリーグでプレイしてほしいですね。
カウンターのチームでは厳しいかもしれないので、ポゼッションのチーム、ポルトガルやスペインのチームが良いと思います。
一方大迫は、ポジショナルプレーという、世界基準の新しいプレーモデルの中ではお荷物になりかねません。
ポストプレイの強さは、日本代表でいまだ最強だと思います。
しかし、前を向いて仕掛けた時のドリブルとパスの速さ、正確さは2列目の3人とは雲泥の差があります。
もっと言うと、仕掛ける前の状況の確認に因る、判断の速さに最も差がある気がします。
カウンターの場面では、参加しない方がいいかもしれません。
カウンターに参加せずに大活躍する状況、役割はあるので、今のところ、彼の重要性はこれまで同様、高いままです。
大迫は日本のベンゼマだと思いますが、もし日本のアグエロか、日本のスアレスが出てくると、彼の立場は苦しくなるでしょう。
しかしチームとしては、2列目の3人をもっと活かせるようになるので、W杯ベスト8も現実的な目標になってくるでしょう。
ちなみに後半入ってきた4選手、北川、原口、杉本、伊藤は、もちろん素晴らしい選手だと思いますし、日本代表のユニフォームを着ている限り、全力で応援します。
しかし、現状は必然的に日本代表をW杯でベスト8に導くほどの選手ではない、にはならないと感じます。
何か光るものを見せて、この評価を是非覆して欲しいと思います。
キルギス戦での出場も、楽しみにしています。