サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

キリンチャレンジカップ 日本vsキルギス(11/20) 試合後感想

11人全員控えの選手になったので、新しい力の登場が期待された一戦です。

相手が完全に受け身になったので、日本選手に関しては、攻撃力しかわからない試合ですね。

サイドバックの山中も、攻撃力があるのは分かりました。

1月から始まるアジアカップでは、大多数が格下のチームになるので、守備力より攻撃力が求められます。

ただ一発勝負にトーナメントでは、相手はカウンターを虎視眈々と狙ってきます。

なので、できればカウンターを未然に防げる危機察知能力ないし、完全に抜かれてからも後ろから追いつけるスピードが、ディフェンダーには必要です。

ところで、サッカーのチームには、日本代表やフランス代表といった、ナショナルチームと、鹿島アントラーズやレアル・マドリ―ドといった、クラブチームの2種類があります。

前者は、いつもメンバーが決まっているわけではなく、また、たまにしか一緒にいません。

一方後者は、同じメンバーで四六時中いっしょにいます。

なのでここ20年は、戦術的にも連携面でも、後者が常に時代をリードしてきました。

強い代表チームは、強いクラブチームをそのまま移植できる、スペイン代表、ドイツ代表、イタリア代表であり、彼らが世界の主役になりました。

寄せ集めだったブラジル代表やアルゼンチン代表が失敗し続けたことも、それを裏付けてしまいましたね。

しかし戦術の進化が行きつくところまできて、また何週もした結果、ついに今年のW杯で覆されたので、移植が不可能な日本にもチャンスが出てきたことを、みんなが認知できたと思います。

日本にクラブチームが移植が不可能なのは、海外組が多いためです。

有力選手の多くは、ヨーロッパのチームでプレーしているので、所属しているチームが違うどころか、リーグ(国)まで違います。

しかし一緒にいる時間が少なくても、いいチームを作れるのは、フランス代表とクロアチア代表が示してくれました。

この試合もアジアカップも、相手に対応するのではなく、日本代表というチームのアイデンティティをいち早く確立して、押し付けてしまっていいのではないかと思います。

ちなみにこの試合、キルギス代表はミドルプレスを仕掛けています。

その場合、相手が間延びしているので、1対1でドリブルで相手を抜くことは困難です。

最終ラインの裏と、ところどころにスペースがあるので、大外から裏に抜けるプレーとダイレクトパスワークが有効です。

日本の選手たちは、現状試みているようですが、両SHの選手は特に、決定的且つ気の利くプレーが求められます。

後半は、そこに注目です。

良いプレーが出来たのは、山中、伊藤といったところでしょうか。

正直今後必要とされるかはわからない槙野と権田は、難しい立場にも関わらず、ベテランとして、気持ちの入ったプレーを見せてくれました。

一方、三竿、北川は難しそうですね。

持っている能力を表現することも、要求された仕事もできていませんでした。

持っている能力が高くても、数少ないチャンスを活かせないようでは、期待するのは酷です。

海外組に何かない限り、アジアカップでは、出番はないかもしれません。

相変わらず、中島、南野、堂安のトリオが素晴らしいです。

攻撃の席はあと一つ、現状大迫が一歩リードしていますが、来年の1月では、どうなるでしょうか。