プレミアリーグ第14節 ニューカッスル vs ウェストハム(12/2) 試合後感想
ニューカッスルはここまでわずか3勝ですが、3連勝なので、勢いに乗っています。
武藤が怪我でいなくなってからチームに勢いが出てきたので、これから彼が合流するときに孤立感を感じるのではないかと思うと気が重いですが、チームとしては、のどから手が出るほど勝ち点が欲しいはずなので、応援しましょう。
この試合もホームで、順位の接した相手との対戦なので、是非引き分け以上が欲しいです。
一方ウェストハムは、ピリッとしない結果が続きます。
結果は伴いませんが、とりあえずシティ戦は置いておくとして、それ以外では、どんどん内容は良くなってきています。
監督の中で、選手たちの評価が固まりつつあるのでしょう。
どんなチーム作りをするか、それに合わせてどんな選手が必要なのかを、見極めつつあるようです。
輪郭が定まれば、おのずとチーム作りも加速します。
後半戦は、台風の目になるのではないでしょうか。
スタメンが発表されました。
他に変更は無いのですが、控えにシェルビーが戻ってきました。
武藤以上の気まずさを、一足早く味わいます。
同じく控えには、ロングスタッフというユース上がりの子が入ります。
出番があるのを、期待したいと思います。
トップのアルナウトビッチはトップ下もできるので、サラーとフィルミーノの様に、流動的に入れ替わることになると思います。
前節は出番のなかったキャロルにも、期待です。
ボランチはノーブルが戻ってきました。
オビアングは、控えになります。
ウィルシャーも帰ってきましたね。
この試合どの程度出られるかは分かりませんが、ボクシングデーには間に合ってよかったです。
前半10分も過ぎて、未だシュートのない、静かな立ち上がりです
しかし消極的なわけではありません。
ニューカッスルはサイドからスピードのある攻撃をし、ウェストハムもカットしてロングカウンターに持ち込もうとしていますが、上手くカットされています。
特にシェアのインターセプトが冴えていますね。
しかし前半11分、チチャリートの得点で、ウェストハムが先制です。
スノッドクロスがアタッキングサードまで持ち込んでから、左足に持ち替えてクロス、これに右足でダイレクトで合わせました。
両CBが共に、アルナウトビッチについてしまいましたね。
イェドリンがカバーに来ていましたが、間に合いませんでした。
この後はしばらく、中盤でのボールの奪い合いになりました。
アルナウトビッチとチチャリートが2トップを形成したり、縦関係になったりしていますが、チチャリートが中盤に参加した際に、その俊敏性にディアメが苦労しているようです。
前半21分、リッチーのクロスに、アジョセ・ぺレスがニアでヘディングシュートを放ちました。
これはファビアンスキの正面にいってしまいましたが、ニューカッスルのこの試合初シュートです。
前半23分、フェリペ・アンデルソンのロングスルーパスに、アルナウトビッチはなんとか間に合いましたが、シュートまでには至りませんでしたね。
前半25分には、イェドリンのクロスからチャンスになりそうでしたが、わずかにロンドンには合いませんでした。
CKに関しては、随分工夫してきたようです。
前半28分には、クレスウェルのアーリークロスに、アルナウトビッチが飛びながら足を延ばすも、わずかに届かないシーンもありました。
互いにゴール前のシーンが多い、忙しいゲームになってきました。
前半30分には、ケネディのスルーパスにぺレスが抜け出すも、枠を捕らえないシュートもありました。
互にシュート自体は多いのですが、決定的なものは少ないですね。
前半31分、ノーブルにイエローです。
自陣からのFKでの再開に、時間を掛け過ぎてしまいました。
ノーブルは、余計なカードをもらいがちですね。
若手じゃないんだから、落ち着いてください。
ライスの方が、大ベテランに見えますね。
前半36分、ウェストハムが初めてCKを獲得です。
ほとんどゲームが切れない、緊張感のある展開が続きます。
前半40分、リッチーにイエローです。
ワンツーで振り向きながらかわそうとしたフェリペ・アンデルソンの肩を掴んで、引き倒しました。
前半42分、サバレタにイエローです。
左サイドからカットインしてきたケネディの足を、踏もうとする形になってしまいました。
先にボールを掻き出そうとしていたのですが、遅れたためです。
前半を終えて、1点は入りましたが、膠着状態の長く続いたゲームです。
いい勝負ですし、良い守備を披露できているニューカッスルですが、どこかで動かなくてはならないですね。
後半3分にも、CKでニューカッスルにチャンスが生まれかけましたが、直後にウェストハムにもロングカウンターが生まれそうでした。
ニューカッスルは失点してでも、チャレンジするしかないですね。
後半4分にも、ゴール正面でロンドンがハーフボレー、クレスウェルに直撃するシュートを撃つ場面がありました。
後半7分、いよいよCKでロンドンにボールがあってきましたが、枠には飛びませんでした。
後半8分、リッチーに代えて、アツの投入です。
セットプレイのキッカーは失いましたが、カウンターのスピードは増しました。
後半10分、クレスウェルに代えて、マスアクの投入です。
歩いてピッチを出たので、深刻な怪我ではなさそうです。
後半13分、またもチャンスの直後にピンチを迎えたニューカッスルは、ゴール前でチチャリートにシュートを撃たれました。
これは外からサイドネットに当たるシュートでしたが、追いつくというより追加点が入りそうです。
フェリペ・アンデルソンに最後スルーパスを出されたのですが、全く捕まえきれていません。
まず、ボランチのスピード不足が、深刻です。
後半16分、フェルナンデスがクロスを見せかけて、ニアの下を抜くシュートを狙いました。
ロンドンが届かないものでしたね。
なんとか押し込んでから、放り込みたいところです。
後半18分、チチャリートの得点で、ウェストハムが追加点です。
ライスのフライスルーパスから、アルナウトビッチがバックヘッド、これに誰より早く反応し、抜け出してシュートしました。
距離があれば追いつく感じでもなかったので、両CBも、トップスピードに難があるようです。
後半21分、今度はフェリペ・アンデルソンが、GKの股の下を狙うシュートを狙いました。
クロスも匂わせていた中で、よくドゥブラフカは反応して、跳ね返しました。
アルナウトビッチとの、大きなワンツーでしたね。
後半24分、ケネディに代えて、シェルビーの投入です。
キ・ソンヨンをアンカーにした、4-3-3になりました。
ぺレスが、トップ下から右のWGになりました。
後半25分、アルナウトビッチに代えて、オビアングの投入です。
こちらもライスをアンカーに置いた、4-3-3になりました。
後半31分、ゴール前ほぼ正面26m付近の絶好のポジションでロンドンがファウルをもらいましたが、シェルビーのシュートは大きく越えていきました。
後半32分、アジョセ・ぺレスに代えて、ホセルの投入です。
後半33分、キ・ソンヨンにイエローです。
トラップした瞬間の、チチャリートの右足を蹴ってしまいました。
後半34分、シェアにもイエローです。
遅延行為でしょうか、カードの詳細は、分かりませんでした。
後半35分、ホセルにクロス性のシュートがありましたが、高すぎました。
後半39分、ノーブルに代えて、ウィルシャーの投入です。
後半43分、イェドリンにイエローです。
左サイドを駆けあがってきたフェリペ・アンデルソンに、深いスライディングタックルをしてしまいました。
後半47分、フェリペ・アンデルソンの得点で、ウェストハムが追加点、0-3になりました。
ウィルシャーのスルーパスを受けて、シェアを突き飛ばし、最後はGKの股下を抜く、巧みなシュートでした。
結果0-2で、ウェストハムが勝利しました。
膠着状態の長く続く、緊張感のあるゲームでしたが、大差がついてしまいました。
中身も、おそらく選手の実感的にも、かなり差があったのではないでしょうか。
特にボランチの運動量、ボランチと両CBの俊敏性にはかなり不安を感じました。
キ・ソンヨンやシェルビー、リッチーは特に正確なキックを蹴ります。
これがチームカラーとも言えますが、ほとんどシュートが撃てなかったことも考えると、上手くいっているとは言い難いです。
違うタイプの選手が中盤に必要ではないかと思います。
オススメは、運動量と俊敏性に優れたタイプです。
小さくてもいいと思います。
デュエルに強いと、いいですね。
ウェストハムは、問題ありません。
結果・内容共に最高でしたね。