サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第10節 サウサンプトン vs ニューカッスル(10/27) 試合後感想

16位のサウサンプトンと20位のニューカッスルの対戦です。

最下位争いともいえる戦いなので、皆さんもあまり期待していないかもしれませんが、何といっても日本人対決です。

吉田は前々節のチェルシー戦でフル出場し、いよいよスタメン奪取かと思われましたが、前節のボーンマス戦ではまさかのベンチ生活に逆戻りでした。

ここまで一試合を通じて一度もまともなパフォーマンスを見せていないフートが、全試合フル出場できている理由を、誰か教えてください。

シティのラポルトといい、左利きのCBはそんなに特別なのでしょうか。

日替わりの相方には、今節はスティーブンスが選ばれました。

またボランチには、ロメウが戻ってきましたね。

オーソドックスな4-4-2になり、2トップはイングスとオースティンのペアです。

一方ニューカッスルは、相変わらずチーム状態は最悪です。

前節はホームに下位チームである、ブライトンを迎えられたので、勝ちたかったですね。

武藤は前節、前々節に続き、スタメンです。

持ち味は違いますが、ぺレスよりも優れていることを充分アピールできているので、いずれはセカンドトップとして、ロンドンと組むのを期待して待ちます。

スタメン、フォーメーションは前節と全く同じですが、キ・ソンヨンとシェアがベンチに入ってきたので、新戦力も揃ってきました。

試合が始まってみると、最下位争いするだけあって、これまで同様、両チームとも寄せが遅く、試合のテンポが緩慢です。

上位のチームは、ほんの少しですが、より早いスピードの中で、ずっと正確にプレイします。

またこの試合に限らず、ニューカッスルは、効果的な運動量も足りない感じがします。

緩急も体感できないので、思い切って若手を起用して、スピード感を足してほしいです。

特に両SBとボランチは、量が必要とされるポジションです。

大事なのは全体のバランスなので、若手を2,3人入れることで多少質が落ちても、全体としては問題ないと思います。

足の速い体力バカを、両SBとボランチに計3人入れると、ちょうどいいのではないでしょうか。

下部の若手なりに、チャンスを与えてもいいと思います。

そもそも現在のシェルビーのような選手は、ボトムハーフのチームには贅沢品です。

チェルシーでもセスクが出場機会を中々得れていないように、現代サッカーでは運動量の少ない選手が生き残るのは、よほど計画的にデザインされたチームでないと、難しいです。

また、ディアメも運動量が少なく、前を向いてボールを出すことも少ないので、ここに小回りの利いて走り回れるカンテやセリ、もしくはトレイラに似た選手を配置できるといいですね。

不満ばかりを述べましたが、現状の数少ない好材料を上げるなら、最終ラインからのゲームメイクは上手くいっていることです。

高精度のキックを持っている、シェルビーに蹴らせることには成功しているのですが、クロスを上げるまでに至らず、上げることが出来ても、ロンドンがいないのでフィニッシュに繋げられない始末です。

サウサンプトンは攻撃にも守備にも、未だ工夫が見られません。

個の力は高そうなのですが、この順位も納得の、つまらないゲームを毎試合展開しています。

戦術家を加えれば、改善するでしょう。

良い選手はいるので、スタッフに加えるか、戦術家タイプの監督への交代で、浮上できると思います。

後半17分、オースティンに代えて、ガッビアディーニの投入です。

彼は背は大きいですが、典型的なCFではないんです。

前を向いて仕掛ける、セカンドトップの動きを得意としているのですが、ナポリ時代も誤解されていました。

現在も本人が嫌がらずにCFをやるようなので、一向に誤解が解けません。

一度メッシみたいに、サイドから仕掛けさせるタスクを与えてみてほしいです。

おそらくその形は得意なはずなので、気づいてもらえるはずです。

後半20分、ぺレスに代えて、ロンドンの投入です。

武藤と組めるこの形が、もっとも高い攻撃力を発揮できるはずです。

なんとか、得点してほしいですね。

後半33分、エルユヌッシとロメウに代えて、ロングとウォード=プラウズの投入です。

後半35分、武藤に代えて、アツの投入です。

武藤とロンドンのコンビをもう少し見たかったのですが、仕方ありませんね。

結果は0-0の引き分けでした。

試合自体は、両チームとも勝利への道筋が見えない、刹那的なゲームでした。

ニューカッスルの組織守備がそれなりに組織されていて、サウサンプトンの攻撃陣に圧倒的な個の力が無かったので、ゴール前での迫力はあまり感じられませんでした。

一方サウサンプトンの攻撃といえば、個人の決定力の無さよりも、チームとしての工夫の無さが目立ったといえると思います。

ニューカッスルの攻めも、シェルビーのロングパスと武藤の裏への抜けだしぐらいしかなく、それが連動することもなかったので、あまり脅威にはなりませんでした。

このスポーツは得点しなければ、勝利することはできません。

攻撃は自由にさせるチームも多いのですが、この2チームは得点するための具体的なデザインをしてあげた方がいいと思います。

また、以前にも触れた気がしますが、ドゥブラフカは本当に安定していて素晴らしいGKですね。