プレミアリーグ第10節 クリスタルパレス vs アーセナル(10/28) 試合後感想
クリスタルパレスは、直近のリーグ戦は3連敗、その前も最下位のニューカッスルに引き分けるなど、結果・内容共に振るいません。
出場するかは分かりませんが、一人だけリズムの違っていいスパイスになる、マイヤーの活躍に期待したいです。
アーセナルは、公式戦11連勝中です。
強豪がそこに含まれていないのが気になりますが、上昇気流なのは間違いないです。
個人的には、エジルとムヒタリャンが絶妙なハーモニーを奏でないと、潜在力は発揮していないとみているので、まだまだ伸び代はあると思います。
シーズンが進むにつれて、もっと強いガナーズが見られることを期待します。
スタメンが発表されました。
クリスタルパレスは、4-4-2で、最終ラインとGKは変更なし、中盤の右サイドにマッカーサー、左にアユー、前線にはタウンゼントとザハという現地の予想です。
ボランチが、クヤテとミリヴォイェビッチなので、4-3-3になるかもしれないですね。
トランジッション時の、守備の負担も含め、みていきたいと思います。
アーセナルは、左SBにジャカが入りました。
フラミニほど走り回れないのですが、プレミアのインテンシティの中でやれるのでしょうか。
左サイドには、イウォビが入りました。
ムヒタリャンは控えですね。
ソクラティスもベンチからではありますが、戻ってこれました。
ずっとムスタフィとホールディングのペアで結果を得ることに成功してきましたが、これでホッとします。
前半15分も過ぎると、クリスタルパレスにも大いに可能性があることが伝わってきました。
ザハが左サイドから、タウンゼントが右サイドから対面のSBをきりきり舞にできています。
フォーメーションは4-3-3でした。
アユーが中央でプレイすることが多く、ボランチ特にトレイラのマークに苦労していますね。
それを除けばほぼ互角の勝負です。
エジルの存在感が感じられない分、アーセナルは不利かもしれません。
前半44分、エリア内でムスタフィがクヤテを倒してしまい、PKを献上です。
前半45分、これをミリヴォイェビッチが決め、クリスタルパレスが先制です。
前半はクリスタルパレスが攻め続けることが出来ていたので、妥当なスコアになりました。
HT終了後、ベジェリンに代えて、リヒトシュタイナーの投入です。
よくわからなかったのですが、ベジェリンは怪我かもしれません。
アーセナルがボールの奪い所を設計できていないのに対して、クリスタルパレスはどこで奪うか、どうやって奪うかが明確です。
具体的には、両ボランチと両CBの間、バイタルエリアといわれるポジションに入ってきたボールに、最も近い人間がインターセプト狙いでファーストプレッシャーをかけ、その次に近い選手がタックルを辞さないという、よくあるやり方です。
寄せも早く、コンディションの良さも際立ちますね。
しかし後半6分、ジャカの直接FKで、アーセナルが得点、同点に追いつきました。
さらに後半10分、CKからこぼれ球にオーバメヤンが詰めてアーセナルが得点、勝ち越しました。
またもセットプレイでしたね。
CKにラカゼットが合わせたように見えましたが、アユーの頭に当たったようです。
それが逆サイドに流れ、オーバメヤンの元にいきました。
ここまでパレスが良くやっていたので残念ですが、アーセナルが地力を見せたとも言えます。
後半15分、マッカーサーに代えて、マイヤーの投入です。
後半18分、アユーに代えて、セルロートの投入です。
攻撃の駒が増え、複雑になりましたね。
地上戦で戦うようですが、セルロートの高さを活かすために、ハイクロスが多めでもいいように感じます。
マイヤーは、セカンドボールを拾う役割もやれると思います。
後半は特に、エジルは存在感が無かったですね。
運動量は多いのですが、激しいタックルもないですし、どうしても鮮烈な活躍をする時とそうでない時の差が激しく見えてしまいます。
後半34分、ザハの仕掛けで、またもPK獲得です。
これを後半35分、ミリヴォイェビッチが再び決めて、クリスタルパレスが2点目、ついに追いつきました。
後半42分、クヤテに代えて、パンチョンの投入です。
パンチョンは、サウサンプトンにいた頃は良く出場していましたが、最近はほとんど出場できていません。
ボランチをしながらゴール前に雪崩れ込む、タイミングの感覚が必要な、難しい仕事を課されましたが、印象的な活躍を見せたいところです。
結果2-2の引き分けでした。
パレスは、これまでにない良いパフォーマンスでしたね。
結局はザハの個人技がものをいうことになりましたが、チーム全体がいい動きをしていたのは事実だと思います。
一方アーセナルは、怪我人も多い中、何とかやり繰りして得た結果です。
後半30分まで勝利が見えていましたが、両SBがずっとやられていたので、負けずに済んだといえるかもしれません。
両チームとも納得はいかないでしょうが、共によく戦ったといえると思います。
引き分けにしては、ファンの満足感は高いゲームだったでしょう。