サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第4節 エヴァートン vs ハダースフィールド(9/1) 試合後感想

1勝2分けといまいち結果の出ないエヴァートンと、1分2敗と苦しい序盤戦を過ごしたハダースフィールドとの対決になります。

エヴァートンはいまだ、バルセロナから来た3選手に出番がありません。

エースのシグルドソンの調子が上がらないことも、苦戦の要因です。

ウォルコットはここまで活躍していますが、もうベテランなので、そろそろ守備に興味を示して欲しいです。

代わりにトップのトスンが、汚れ仕事を引き受けています。

リシャルリソンがいないので、武器はウォルコットのロングカウンターか、セットプレイのみです。

一方ハダースフィールドは、ヘイマーが前節怪我をしたのが気になりますが、ムーイが調子を上げて来たのが、好材料です。

ファン・ラパラやディアカビなどサイドを起点にするカウンターが機能すれば、可能性も広がります。

ソブヒの活躍にも期待されますね。

そもそもハダースフィールドは、最初の二試合はチェルシー戦、シティ戦と相手が強かったので、苦戦しました。

巻き返しはここからです。

エヴァートンはスタメンに変更がありました。

左SBにディーニュ、CBにクルト・ズマ、左SHにキャルバート・ルーウィンです。

ホルゲイトとトム・デイビスも、スタメンに名を連ねました。

一方ハダースフィールドは、レーベが左SBに戻ってきました

フラットな5バックのようです。

ヘイマーは帰ってこれず、今節もGKはレスルです。

前半3分、いきなりビリングがスライディングでイエローをもらってしまいました。

ズマの持ち上がりに反応したのですが、必要なかったと思います。

前半12分、ズマが絶妙な持ち上がりから、ミドルを放ちました。

先ほど必要ないと書きましたが、もしかしたらあるのかもしれません。

身体も強いので、当たりに行く程度では制限できないからです。

前半15分には、トム・デイビスからパスを受けたコールマンがゴール前で振り向いてシュートです。

角度はありましたが、ペナルティエリアだったので、枠には飛ばさなければいけないものでした。

とはいえ、デイビスはワンツーで戻ってくるものだと思っていたようなので、その方が良さそうではありました。

エヴァ―トンがポゼッションして、ハダースフィールドが1発のサイドチェンジでカウンターを成立させる流れです。

ハダースフィールドは、ディアカビとファン・ラパラの両サイドのスピードが生命線です。

しかし前半21分のカウンターは、ズマに防がれてしまいました。

これも込みで、ズマは起用されているのだと思います。

ディアカビとのマッチアップは、この試合の最重要注目ポイントになりそうです。

前半27分、今度はエヴァートンがロングカウンターで、トスンが左に流れながらゴールの左上隅を狙いました。

ここまでお互い、シュートが枠を捕らえません。

おそらく当初の想定よりハダースフィールド側がボールを持ててしまっているので、ポジショナルプレーが間に合わず、反応速度や瞬発力といった身体能力をウリにしていない選手が苦戦しています。

そしてそれはエヴァートンに多いのです。

前半34分、ハダースフィールドが先制です。

CKからビリングのヘディングシュートでした。

キッカーのレーベのキックも正確だったのですが、クリアしようとしたキャルバート・ルーウィンのヘディングがアシストになってしまいました。

この得点に至るまで、この5分間何度もFKとCKを繰り返していたので、得点しそうな気はしていました。

エヴァートンのセットプレイの守備は、流行りのマンマークとゾーンの併用なのですが、なんでもそうなのですが、いいとこどりというものはありません。

的が絞りにくくなるという、最大のメリットはありますが、よく見ればメリットもデメリットも半々になるだけです。

今節のエヴァートンのように、チームの完成度がまだ高くないうちは、シンプルでもいいかもしれません。

しかし間髪入れずに前半35分、キャルバート・ルーウィンの得点で、エヴァートンが追い付きます。

ディーニュからのクロスをピンポイントで合わせました。

先ほどの失態をすぐに取り返せましたね。

これで引きずらずに済みます。

前半40分も過ぎると、当初の予定通り、エヴァートンが相手陣内でボール回しする流れです。

中盤のラインは越えるのですが、最終ラインは越えられずに、CKを獲得することも、フィニッシュすることもできていません。

このまま前半は終わりそうです。

後半が始まり、今度はハダースフィールドが攻勢です。

後半3分、ムニエのミドルシュートから始まりました。

これはピックフォードに難なく抑えられています。

ピックフォードは、反射神経やキャッチングの技術など、個人の守備戦術においては非常にレベルが高いです。

1対1の勝率なら、シュマイケルを上回りそうです。

英国人だからビッグクラブにいられるのだと、揶揄するのは間違いです。

後半9分、いつまでもムニエの裾を引っ張っていたホルゲイトにイエローです。

守備のプレーが、正直すぎます。

掴んだり放したり、掴む振りだけしたり、さりげなくひじ打ちしたり、ノールック踏みつけしたりなど、もっと学ばなければならない技が多そうですね。

悪口も言わなそうです。

罵詈雑言はSNSで撒き散らせば、クラブから罰金を科せられますが、芝生の上で撒き散らせば、ストレス解消になります。

後半10分、ウォルコットに代えてルックマンの投入です。

ウォルコットは、前半途中に痛みを訴えていたことも交代の理由の内にありますが、そもそも自分たちがカウンターを狙う形にならないので、彼を機能させることができませんでした。

守備で穴になっているだけだったので、早めの交代になります。

後半15分、ディアカビに代えて、カチュンガの投入です。

後半16分、コールマンがファン・ラパラにプレゼントパスをしてしまったので、彼自ら戻り、無理に止めました。

イエローは覚悟していたと思いましたが、お咎めなしでした。

後半17分、デイビスコンゴロに対するスライディングでイエローが出ました。

お互い最終ラインの選手が少し持ち上がっただけで突き刺しに行くのは、過剰反応だと思います。

この後はまたエヴァートンが攻める展開だったのですが、後半28分ハダースフィールドに訪れたカウンターのチャンスにハデルジョナイが持ち上がってディーニュと競り合った際、ファウルをしたとジャッジされ、エヴァートンボールになりました。

これに不服を申し立ててしまい、ハデルジョナイにイエローカードが出てしまいました。

後半30分、シグルドソンとディーニュに代えてニアスとべインズ、ハデルジョナイに代えてドゥルムの投入です。

ドルトムントでおなじみのドゥルムが、ついにプレミアリーグ初出場です。

後半40分、ムニエに腕をかけてしまってシュナイデルランがイエローをもらいました。

カウンター防止のチームファウルでしたが、敵陣深い位置で相手ストライカーに持たれても、全く怖くありません。

イエローを出すことに不満は無いのですが、両チームとも残念な反則行為が多い気がします。

後半43分、ザンカことマティアス・ヨルゲンセンにイエローが出ました。

ニアスの足に後ろからひっかけてしまいました。

これも、ニアスがボールをキープしてターンしても前に出せないので、危険な場面になりようがありません。

不必要な反則です。

後半45分、ムニエに代えてデポワトルの投入です。

結果1-1の引き分けでした。

エヴァートンはいまだ完成度の低さが目につきました。

新監督1年目なので、アーセナルなどと同じように長い目で見てあげるべきなのだと思います。

一方ハダースフィールドは強豪との戦いが続きました。

いまだ勝ち星に見放され、この試合もグダグダ感がありましたが、狙いであれば悪くあり̠ません。

勝ちを狙うこともできたと思いますが、無理するより引き分ける方が勝ち点は積み上がります。

残留争いをすることに繋がります。

間違っていないと思います。

辛抱しましょう。