サッカー素人haroの英国イングランド、プレミアリーグ観戦記

サッカー素人の地方在住のおっさんが、自分がただワールドカップを楽しむために始めたブログです。もっと理解できるようになりたいので、サッカーの詳しい方、そうでない方もコメントよろしくお願いします。

プレミアリーグ第13節 ワトフォード vs リヴァプール(11/25) 試合後感想

7位のワトフォードと、2位のリヴァプールの対決になります。

ワトフォードは、リーグ戦直近2試合は、残留争いをするチームに苦しめられました。

グレイとディーニ―の2トップに戻して、初期の頃の勢いを取り戻して欲しいです。

ターンオーバーも駆使しているのですが、中盤と前線の控え選手の計算が立たないことが、悩みの種です。

まだ、ELを目指すチームではないと思うので、残留できればいいはずです。

ならば、あまり焦る必要もないのかもしれませんね。

前節も、相手の腰が引けていたために、幸運にも引き分けに持ち込めました。

少し余裕が生まれたので、この試合は玉砕覚悟で撃ち合ってもいいかもしれません。

今節の相手はここまで、プレミアリーグで最も堅い守備組織を披露しています。

そこから得点できれば、大きな自信にもなるでしょう。

一方、リヴァプールは、良い時期にやっかいな中堅チームと当たれました。

曲者は結局曲者でしかないので、相手の調子が悪い時に、しかもアウェイを消化できるのは、幸運です。

勝ち方としては最少得点での勝利で構わないのですが、問題はむしろチームマネジメントの方です。

怪我人が多く帰ってきて、みな出場機会を求めています。

この試合は、来週以降の過密日程に備え、控え選手に機会を与えてあげた方がいいかもしれませんね。

スタメンが発表されました。

ワトフォードは、ほぼベストメンバーです。

キャプ―が帰ってきたのが、朗報ですね。

最前線には、ディーニーが入ります。

トップ下にデウロフェウが入り、縦関係になるようです。

チャロバー、サクセス、グレイは控えからになりました。

リヴァプールも、ヘンダーソンが帰ってきました。

ワイナルドゥムと、ボランチを組みます。

最終ラインにはロブレンが入り、ヴァン・ダイクと組みます。

前線の4人が強烈なので、中盤のミルナーファビーニョ、ケイタは揃って控えです。

前線の4人の内、一人は休ませてあげてもいいような気がしますが、調子がいいのでしょう。

疲れさせ過ぎないよう、気を付けてほしいです。

前半1分、オフサイドになりましたが、デウロフェウがヴァン・ダイクを抜き去って、ネットを揺らしました。

早速素晴らしいシュートでしたね。

デウロフェウは、ディーニーといい関係を築けているようです。

前半5分にも、ワトフォードのゴール前で、リヴァプールのダイレクトプレーがありました。

ロブレンの縦パスをフィルミーノがフリック、サラー、シャキリ、再びサラーとつないで、最後はフィルミーノの下へ送りましたが繋がりませんでした。

パスを受けた選手が足を止めずに動き続ける、素晴らしいコンビネーションでした。

サラー、マネ、フィルミーノのトリオの得点が減っていますが、現在はそこにシャキリを入れた、カルテットの連携を深めている最中です。

より破壊力のあるものを作り出している最中なので、少しだけ停滞しているのです。

3か月後には、すごいものが出来そうですね。

CL制覇に向け、視界良好です。

前半10分、リヴァプールにも危ないシーンがありました。

ロブレンのバックパスを受けたアリソンが、フィルミーノに縦パスを入れようとしたのですが、ドゥクレにカットされてしまいました。

ほんの10mの縦パスで、エリア内にいるデウロフェウにスルーパスを出されてしまいましたが、ヴァン・ダイクがなんとかクリアしました。

流れの中から、フィルミーノが大分深い位置まで下りてきていましたが、前線に戻ろうとしていたために、噛み合いませんでしたね。

危なかったです。

とにかくつなごうとするので、こういうシーンもあります。

ここまで、リヴァプールが、わずかにリードしているだけです。

ワトフォードも寄せの速さといい、パスの技術といい、オフザボールの動きといい、大変レベルが高く、密度の濃いゲームが展開されています。

今シーズン最初のころに見せた、積極性をいかんなくみせています。

前半21分にも、ドゥクレの前線でのカットから、デウロフェウのアタッキングサードでのショートクロスに繋がりました。

前半24分、ワイナルドゥムのクロスをフォスターが弾いたのですが、その際キコと空中で接触してしまいました。

飛び膝蹴りが、胸に入ってしまったようです。

脳震盪を起こしたかと心配されましたが、とりあえずは問題ないようです。

この後は、ワトフォードがほとんどキープできなくなってきました。

徐々にリヴァプールが押し込み、ワトフォードの2トップも自陣に下がって構えることを強要されています。

前半35分を過ぎて、ここまで、シュートがありません。

前半38分、フィルミーノがキャプ―からインターセプトし、ゴール前で初シュートです。

GKの目の前にいきましたが、ようやくこの試合初シュートが生まれました。

前半39分には、カウンターからぺレイラのシュート、試合が動いてきましたね。

アリソンの横っ跳びの素晴らしいセーブで、試合が締まります。

こちらも初シュートになりましたね。

前半40分、マネのシュートがありました。

これもフォスターに防がれましたが、マネでなければ、シャキリのスルーパスに反応できなかったでしょう。

足の速い選手は数多くいますが、その武器を最大限生かしきっています。

前半41分、今度はCKから、珍しいサラーのヘディングです。

キッカーのシャキリが、かがみこんで飛行機ポーズのようなサインを出していました。

結果大外から、サラーがフリーで走り込んでいましたね。

たたきつけるお手本のようなヘディングシュートでしたが、フォスターの素晴らしいキャッチに遭いました。

前半は、シュートがワトフォードにわずかに1本、リヴァプールに3本しかなかったにもかかわらず、緊張感のある激しい戦いになっていました。

戦術的にも、ボールコントロールの上でも、高い技術の応酬が繰り広げられていました。

体力を燃やし尽くす戦いではないので、この続きが後半もやろうと思えば、できます。

しかしこのままでは得点することがお互いに難しいことが分かってきたので、どちらかが動きを変えてくるはずです。

1点がどんどん重くなってきたので、点の取り合いが得意なリヴァプールも苦しいですね。

後半5分、マネのシュートがゴールポストを叩きましたが、オフサイドでした。

ロバートソンからの、同サイドでの縦のフライパスでマネが抜け出す、得意のプレーでした。

これでは、ワトフォードの最終ラインは上がれません。

後半7分、完全に押し込んだ中で、アーノルドがクロス、フィルミーノはオーバーヘッドを狙いましたが、ヒットしませんでした。

ずっと、ワトフォード陣内でのプレイが続いています。

後半9分、ワトフォードに、チャンスが訪れました。

エリア内の飛び込んだヒューズの右足の膝を、ロバートソンが蹴ってしまいました。

スパイクの裏でいってしまったので、PKが妥当な気がします。

なぜか流されてしまいましたね。

今年はVARが無いので、仕方ありません。

前半12分、デウロフェウに代えて、サクセスの投入です。

後半14分、ヘンダーソンにイエローです。

サクセスがロングカウンターに抜け出そうとしたので、振り回して投げ飛ばしました。

ただ、サクセスが先に服を引っ張ってますね。

かなり乱暴に見えましたが、引っ張られた反動でより大きな挙動になっただけのようです。

後半21分、サラーの得点で、リヴァプールが先制です。

フィルミーノのスルーパスに抜けだした、マネのグラウンダーのクロスに合わせただけですが、スピード感に溢れた、サラー&マネ&フィルミーノのトリオらしい、得点でした。

ワトフォードの選手たちが疲れてきて、少しづつ間延びしてきたので、リヴァプールのアタッカー陣の仕事ができる余地が、生まれてきていました。

後半28分、シャキリに代えて、ミルナーの投入です。

もっと早く、得点した直後くらいには、休ませてあげても良かったかもしれませんね。

後半29分、ヒューズに代えて、グレイの投入です。

後半30分、アーノルドの得点で、リヴァプールが追加点です。

ゴール正面ほんの少し右寄り、26mの位置からの直接FKでした。

イングランド代表は、右はトリッピアーが担当していますが、名乗り上げるに十分な正確なキックでした。

ベッカム系の、個性的なキックですね。

そもそもは、フィルミーノをマリアッパが引っ張ってしまったのが、FK献上の原因でした。

引っ張合いでお互いさまでしたが、もう少しばれないようにやるべきでしたね。

後半35分、ヘンダーソンが副審に暴言を吐いていましたが、主審は見逃しましたね。

直に話して、ヘンダーソンを落ち着かせていましたが、彼は一歩も引いていませんでした。

後半37分、ヘンダーソンがカウンターに抜けだすキャプ―を引き倒し、レッドカードをもらいました。

一発レッドでしたが、これまでの蓄積もあるのでしょう。

巧みなインターセプトを何度も繰り出すなど、プレイ自体は素晴らしかっただけに残念です。

感情をコントロールできずに、審判を敵に回すなど愚の骨頂です。

大前提として、アウェイなので、公正・公平なジャッジは、観客が許しません。

加えて、主審が歩み寄ってくれていただけに、なおさらです。

残り時間も少ないので、この試合は乗り切れるかもしれませんが、キャプテンにあるまじき、愚かな行為でした。

これまでレギュラーの座は安泰でしたが、今シーズンはライバルが増えたこともあり、焦りを生んでいたのでしょう。

それでもチームを優先するのが、キャプテンの務めです。

これまで、素晴らしいキャプテンシーを発揮していたことを、思い出して欲しいですね。

CLのパリ戦は出られると思うので、落ち着いて、ただちに自分を取り戻して欲しいです。

ダービーは、忘れましょう。

後半40分、サラーに代えて、ファビーニョの交代です。

後半41分、ぺレイラのゴール前からの、惜しいシュートがありました。

巻いて蹴るイメージだったのでしょうが、大きく枠の外に飛んで行ってしまいましたね。

後半44分、フィルミーノのゴールで、3点目、リヴァプールがとどめを刺しました。

ロバートソンのクロスに正面でマネが合わせましたが、フォスターがセーブ、弾いたところに詰めるだけでしたね。

後半46分、フィルミーノに代えて、マティプの投入です。

結果3-0で、リバプールが勝ちましたが、そこまでの差はありませんでした。

2点目が入るまで、かなりの緊張感の中で進んでいたからです。

しかしワトフォードは勝てそうにないな、と感じたのも事実です。

がっぷり四つで組み合った結果、実力差を思い知らされた格好です。

ただ決して絶望的な差では、ありません。

それにリヴァプールは、CLで優勝を狙うチームなので、そこと真っ向勝負できたことはいい経験になったと思います。

今後も上位陣と戦うときには、逃げずに正面から向き合うことで、さらなる成長を迎えられると思います。

リヴァプールは、ヘンダーソンの精神面だけが不安要素ですね。

プレイは素晴らしかっただけに、変な心配事が増えました。

CLを乗り切って、最大の山場である、来週のダービーを迎えましょう。