Group H ポーランド共和国 vs セネガル共和国 試合後感想
コロンビアと日本の戦いを受けて、どう戦うのか、日本にとっても注目の一戦です。
このグループでは最も運動量のあるポーランドのナバウカ監督は、あまり気策を用いないタイプです。
セネガルは、デュエルの強さをセットプレイで活かしたいです。
単純ではありますが、お互いに強みを生かした、サイドを起点にしたカウンターを発動したいところです。
サポートしすぎて、ポジションが崩れることも少なく、全体像としては、実はよく似たチームです。
~前半開始~
両チームとも、たぶん誰も前のゲームを見ていませんね。邪念が感じられませんでした。
結果くらいは聞いているかもしれませんが、初戦は準備してきたものがあるのでしょうし、それでいいと思います。
なかなかいい緊張感、集中力で入ってきました。
互いに攻撃的なスタメンになりました。
ここまで、なかなか流れの中から得点が決まらない、今大会です。
攻撃的な選手を入れることで、固さが生まれないようにすることと、受け身にならないようにする狙いがあるように感じます。
共にダイナミックですね。
プランBを用意していない両チームらしく、お互いに磨き上げてきた、効果的なカウンターが発動できています。
セネガルは、4+4の守備ブロックで奪うことはできているのですが、しばしばサイドを破られていること、中盤で奪い切れていないことが気になります。
攻撃においては、ハーフスペースへのアタックに成功しています。
ポーランドは4バックの外も隙間も使われているのですが、気にしている様子が見受けられないのが、不思議です。
攻撃においては、レバンドフスキのおかげで、遅攻でも得点できそうです。
点の取り合いになるかもしれません。
セネガルが先制しました。
ポーランドは、マークの受け渡しをもう一度確認したほうがいいです。
~後半開始~
ポーランドは3バックにしました。
緊急避難的に守備を整備するなら、マンマークは分かりやすいので、アリだと思います。
サイドの争いは、セネガルに軍配が上がりました。
いかにして、レバンドフスキにボールを渡すか、難しいミッションになったといえます。
守備は、マンマークではないようですね。ただ一人余っているだけのようです。
完成度は日本と変わらず、いやそれ以上に低いです。
最終ラインからのロングボールの精度が、悲惨なことになっています。
また、前半に続いて、バイタルエリアも使われてしまっています。
こんなものを使わざるを得ない点で、ポーランドは苦しいです。
2失点目を喫してしまいましたね。
ニアングはミランで、シュチェスニーはアーセナルでかつて見せたことがあるプレーでした。
日本のライバルになる両チームなので、事前に多くの情報を得ていたこともありますが、珍しく、一目見た感じでは新しい発見の無い試合になりました。
いや、クリホビアクのヘディングは驚きでしたね。強い気持ちを感じました。